豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家は完成してこそ家なのです…北斗市

2009-06-08 20:32:09 | ファース本部
静岡県の地域スーパービルダーの倒産や群馬県ではビルダー経営者の雲隠れなどで、工事途中で放置され、途方に暮れている建主さんが多くおります。
建設会社が経営末期の状態になると、何よりも先に現金を欲しがります。

工務店やハウスメーカーが「前金の額が多いほど価格を割引きます」と言い出したら、財務的に厳しい状況にあると判断すべきでしょう。建主さんも工事代金は、工事の進み具合を見ながら出来支払いを行うとリスクを抱える事などありません。

昨日のテレビ報道では、「完成保証の落とし穴」と言う内容の番組がありました。
住宅業界には、家の完成を保証する「住宅完成引渡保険」と言う制度もあります。しかし、この制度にも多くの抜け道があると言う内容の放送です。

例えば、保証書に記載されている細かい文字の中には、その会社が破産や廃業など、法的に工事が継続出来ない状況でしか保証されないとされます。つまり、工務店経営者が夜逃げをして居なくなった場合は、対象にならないと言う事になります。

また工事契約書には、引渡までの期間において施工業者の責任を保持させるため、竣工引渡までその業者の持ち物になっています。つまり、工事中に施工を中断されても、第三者が現場に入って工事続行を出来と言う事になります。

この「完成保険」なる保険に加盟するには多額の保証金やファンドを積むなどの負担を負荷させられる場合もあります。その負荷もまた建主さんの負担になる場合もあります。言うに及ばず家とは、完成してそこに住めるようになってこそ家なのです。

地域密着の工務店は経営規模も小さく経営基盤に不安を感じますが、過去の実績では、小さな工務店ほど経営破綻する事例が極端に少ないのです。地道にコツコツと欲張りをせず、地域の方々から育てられる工務店こそが、安心できる家づくりを行っているようです。

ファース本部は、この経営者の顔の見える地元密着の工務店に対し、あまり負荷をかけずに「住宅完成引渡し」を担保できる制度や仕組みづくりも提供しています。

写真は姫路城ですが、驚いた事にこの城が出来た時代でも完成保証のような制度があったと言います。

今日は週明けの月曜日、終日社内業務に勤めました、明日は東京に移動します。
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