持続性こそ経営力が…北斗市・本社

持続性こそ経営力が…北斗市・本社
私のような創業者は、その創業時の苦労話を美談のよう話す人もいます。
創業時には、大きな志（こころざし）を持って創業する人など皆無です。
喰うため、少しでも多くの稼ぎの多い行動が、いつの間にか企業の創設になったのです。

その行動は、苦難や試練などだと思う余裕もないのが現実です。
自分の起こした企業が、どのような社会貢献を成すかなどの思考などまったくありません。
社会貢献などと云う崇高な次元に辿り着くのは、本当の経営を知った時でしょう。

自らが興した会社を維持しながら発展させるには、大勢の人々の協力が伴います。
組織的に連携、方向性を見出すためには、確たる企業理念が必須となります。
「経営理念」の持たない企業も在りますが、かなりの無駄を抱えていそうです。

「経営理念」は、社員や取引関係者にしっかりと明示する事で、統一性が出てきます。
地域密着する工務店には、「経営理念」などを持たない所が多く存在します。
この厳しい時代に工務店として存続しているのは、経営者の神通力、求心力の作用なのでしょう。

創業者には、この神通力と求心力がありました。
ところがこのような神通力は、時代の潮流とともに色褪せてゆくものです。
持続性こそ経営力には、「経営理念」の確立が必須であると思われます。

私達のファースグループの経営理念は「住む人と幸せを分かち合う家づくり」（写真）です。
迷ったとき、困ったときには、経営理念に立ち返れば答えを見出せます。
まさに持続性こそ経営力は、経営理念に込められているのです。

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