豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

スプレー発泡断熱材厚さ特定ゲージ・スプレート…北斗市・ファース本部

2021-08-29 15:23:44 | Weblog
スプレー発泡断熱材厚さ特定ゲージ・スプレート…北斗市・ファース本部
ファース工法のウレタンスプレー発泡断熱材は、20㎜くらいの厚さにスプレーし、スキン層を何枚も重ね合わせて断熱層を構成させます。
20㎜層の重ね合わせが重要であり、そのことで断熱性能とフォーラム強度が担保されます。

発泡添加物を入れると発泡倍率は、いかようにも高くすることが可能です。
ひと発泡で一気に100㎜厚さくらいまでの断熱材を行うこともできます。
高額な樹脂原液を極限まで少なくし、厚さを膨らますのです。

あっという間にスプレー発泡断熱の仕事は終わり、使用する原液も僅かで済みます。
当然ながら、フカフカで柔らかく密着強度もありません。
それでも見た目だけは、スキン層があり、さほど変わらないのです。

当然、写真のような厚さ特定ゲージなどは必要としません。
この特定ゲージは、ファース工法が断熱気密認定の公的認定を申請した際に開発して特許化しました。
従来までは、針を刺して厚さを特定し、気密層に穴をあける行為だと認定交付を拒否されました。

それまでの日本の断熱材はグラスウールで行うことで基準が出来ており、こんなスプレー発泡断熱などは想定外だったのです。
とにかく不許可にすることは、認定機関の使命であったように思われます。

日本初の断熱手法は、審査官(大学教授など)の指摘を一つひとつ、丁寧にクリアーしてゆくことしか方法はありません。
平成元年にファース工法が出来て、5年後の平成5年の年度明け4月に認定交付になりました。
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