豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

無の心境から得るものとは…知内町~函館市~北斗市

2013-08-14 16:58:06 | ファース本部
観心大菩薩から始まる般若心教一部の色不異空(しきふいくう)空不異色(くうふいしき)色即是空(しきそくぜくう)空即是色(くうそくぜしき)…
この経は、この世において存在するもの全てに実体が無いのだと説かれています。

我々は、この世に生じたのでない。然るに「滅することもない」この意味がポイントかも。
物質的現象がなく、感覚もなく、意思もなく、知識もなく、眼もなく、耳もなく、鼻もなく、声も、香りも、味もなく、感触もなく、心の対象もない。

さとりもなければ、迷いもなく、老いもなく、死もなく、苦しみもない。
それ故に、得ることがないから、求めるところの智慧の完成に安堵できるのだと。
人は何もない故に心を覆われることもなく恐れもなく、永遠、平安に過ごせるのであると。

この般若心教は、解説者によって微妙に異なるのですが、「色不異空・空不異色・色即是空・空即是色」(色)とは安堵のすること。
(空)とはなにも無いこと。
人の途は(無)を是とすることで(色)もまたも善し、と言うことか…

福地家は曹洞宗なのですが私は仏教の中の禅宗や門徒宗の違いすら解っていません。
50年前に亡くした父親の仏があり、生前の母親が毎朝、仏前で般若心教を唱えていました。
我家の子供達は、いつしか訳も解らず般若心教を唱えることが出来るようになっています。
普段は東京に住む長男は、般若心教を経本なくして唱えられ坊主いらずと言われます。

この世には元々何もないのだから、恐れることも、失うものもない。
故に私達は与えられたこの人生を、ポジティブに楽しく、面白く、有意義に過ごすべき。

さて、今日は急遽、家内が穣太郎の高熱が下がらないため手伝いで東京に飛びました。
まさに東京は猛暑です。
般若心教は、何も無いと説いていますが、この灼熱の暑さを、「無い」と説くには、いささか説得力に欠けるような。
写真は家内の実家で墓参の後に知内町の国道で撮ったのですが、周辺に何も無い…
まさに無碍の境地になりそう。

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