豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

散って大樹の幹となれ…函館~北斗市

2009-11-09 18:23:44 | ファース本部
NHK大河ドラマ「天地人」は、米沢地域の場面が多くなり今月いっぱいで完結するようです。直江兼続は、幼年時代に上杉藩に仕える家来として「上杉と幹の葉っぱになりなさい」(劇中では紅葉の葉となれ)と母親から悟らせられます。
樹の葉っぱは、やがて散って土に戻り大樹の幹の栄養素となります。

兼続は「幹」となる上杉謙信の志を貫くための「葉っぱ」に成り切って行くのです。
兼続は、自分の息子も同じ志を思っている事に感銘します。
大樹は、根を張った大地の土から水分と栄養分を吸収し、幹を太くし、枝を張り、広げた葉っぱから太陽の恵みを摂り、実をつけて何十年、何百年も生き続けます。

今日の三分間スピーチは私の順番だったのでこの兼続の「葉っぱ論」をテーマにしました。会社が「幹」だとするならが、私達のような経営者も経営幹部、社員もいずれは散って行く宿命にあります。人の身体には寿命があるからです。

企業などの組織は未来永劫でなければなりません。葉っぱの役割とは、死んで土に還る事ばかりではなく、広げた葉っぱから受ける情報やノウハウも幹への肥やしとなっています。

企業は人が為し、企業が地域社会を為し、地域社会が国家を為しているのでしょう。人独りの存在は、小さいのですがその人の存在を強く感じさせるのが「葉っぱ論」です。

今日は家庭裁判所で、家庭内紛争の調停業務を行って参りました。
写真はその家庭裁判所の駐車場から撮ったものです。
北海道はこの時期、殆どの樹木の葉っぱが散っていますが、散った葉っぱが大地に土に還り、大樹の肥やしとなって幹に栄養を供給するのでしょう。

たった一枚の葉っぱが重なって栄養素となり、たった一人の人が集まって企業となり、地域となり、国家となります。このように自然の営みと人々の営みを意識する事で紛争は抑制できると思うのですが…

今日の午前は突然、夜のように真っ暗となり、物凄い稲妻と土砂降りの雨でした。
今はそれは嘘のように穏やかです。誰もが勝てない自然の仕業なのでしょう。

直江兼続も人を愛しながらも国取合戦に明け暮れ、統治した領地が豪雨などの自然の猛威とも闘い続けます。そして兼続も自然に還って行くのでしょうか…

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