豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

創業して生き残る企業は10社に1社だけ…北斗市

2009-03-25 18:42:23 | ファース本部
長年の修行の末に念願かなって自分の会社を立ち上げる人もおります。
自分の城を作りたいと脱サラをして、会社を立ち上げる人もいるのでしょう。
創業者の全てが自分の企業の隆盛と成功を夢見て起業するのです。

しかし、現実はとても厳しく、創業して10年後に存在する企業は10%あまりになってしまうと言う事です。企業を興すには、右手に夢とビジョンと志(こころざし)を掲げ、左手に収支勘定のできる算盤を持って臨みます。

創業時は誰もが、自分の企業で働く社員や関わる人々の幸せを念じ、社会的な役割を果たそうとする理念や志(こころざし)を持っています。ところが、しだいに左手に持った算盤勘定だけが、先行してしまう場合が多くあるようです。

更に儲けようとして偽装表示や改ざんなどを行い、長年に渡って培った信用を一夜にして失墜させる場合もあります。
このような、嘘やごまかしは、利益至上主義から生まれるのでしょう。
企業が大きくなると社員も出先も増え、権限の委譲も必要になります。

社業とは、事業計画の通りには中々進まないものです。
努力をしつつも内的要因や外的要因など、様々な阻害要因が次々に襲ってきます。そのような厳しい環境下でも権限委譲をしなければ、企業の組織化を図る事が困難です。

権限委譲された社員は、与えられたノルマ達成のため、切羽詰って嘘やごまかし、一夜にして信頼が瓦解してしまいます。ある会社の社員に仕事を頑張る理由はとの問いに「ノルマ達成するため」と答えるスタッフも少なくありません。
ノルマを達成し、会社に評価されたいと思うのは誰でも一緒なのです。

このような社会状況の中でも何代にも渡り、住宅産業で生き残っている地域工務店や販売代理店は、その殆どが地道にコツコツと地域密着で家づくりを行っているところばかりです。

写真は、先週訪問した長崎県佐世保市、溝上産業株式会社さんの本社で社長の溝上純一郎さんと撮りました。溝上社長は、創業63年目で4代目の社長さんです。
溝上社長は、サッシ販売、瓦製造と販売、太陽光発電などを扱う地元の優良企業を経営しています。溝上社長は、社員に徹底したコンプライアンス教育を行っているようです。

また、溝上社長さんのお客様である工務店さんも、その殆どが地域に密着した小さな工務店で、相互が一緒になって情報交換を行いながら支え合っていると言う事です。溝上産業さんと協力し合い、佐世保一帯の工務店経営者をサポートして行きたいものです。

今日の北斗市はこの時間、猛吹雪なって窓の外がホワイトアウトです。
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