迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

死ぬ死ぬ詐欺疑惑について

2006年10月16日 | 社会
2ちゃんねらーと 救う会が初の「対話」 (J-CAST)
重い心臓病のため、米国での移植手術を希望している東京都三鷹市の上田さくらちゃん(4)を支援する「さくらちゃんを救う会」に対するネット上の批判が止まらない。「救う会」広報担当者のmixi(ミクシィ)日記にも、説明を求める声が殺到、そのせいもあって2ちゃんねらーと「救う会」幹部との直接面談が行われた。
今回、「救う会」への面談を申し込んだのは、2ちゃんねるの前身である匿名掲示板「あめぞう(98年開設)」時代から掲示板への書き込みを行ってきた、「がんだるふ」さんだ。がんだるふさんは、臓器移植や、それにともなう募金活動の問題点を指摘し続けてきた。今回の「さくらちゃん」の件でも、mixi上で増殖する募金要請の書き込みに対して、「救う会」の活動のあり方に疑問を投げかける書き込みを大量に行う「絨毯爆撃」をしたり、「救う会」の広報担当者のmixi日記に同様のコメントを書き込むなどした。
双方の受け止めに大きな「温度差」
広報担当者の質問に対する返答が遅れ気味だったことに、がんだるふさんが「これではラチがあかない」と、直接の対話を申し込んだ。
「対話」は、2006年10月15日、吉祥寺の2階建てアパートの1室にある「救う会」の事務所で行われた。参加者は、がんだるふさん、「救う会」代表の永田浩三さん、事務局広報担当の筧誠一郎さんの3人。ちゃぶ台を囲んで2時間半に渡って対話が行われ、J-CASTニュース記者も取材させてもらった。
対話の多くの部分が、がんだるふさんによる、「ネット上で何が『救う会』の問題点として指摘、非難されているのか」の説明に費やされた。また、がんだるふさんと「救う会」の間の、ネットに、特に匿名掲示板に対する大きな「温度差」も浮き彫りになった。例えば、がんだるふさんは
「ネットでは様々な意見がでるが、間違った書き込みには『それは違う』という別の書き込みが行われ、『自浄作用』のようなものが働く。多少荒れても、実害はない」
と主張するが、救う会の側は、そうは思っていないようだ。例えば筧さんは、
「『早く死ねばいいじゃん』と書かれたメールが届いた時は、どーんとへこみました。相当心が痛みます。ネット社会に耐性がない人間にとっては、仕事する気がなくなるくらいダメージを受けるものです」
「携帯の番号がネット上にさらされて、電話がくると、怖くて取れません」
などと語る。
また、ネット上で指摘されている事に対する「救う会」の対応が後手後手に回っていることが、騒動が沈静化しない一因といえそうだ。例えば、さくらちゃんの両親がNHKの職員であることや、父親が職場では旧姓を使用していたことが「隠蔽」として批判が加速したことについて、永田さんは
「(さくらちゃんの両親が)NHK職員だということを隠したことはありませんし、地域では戸籍名で通っていたので、会見でも使ったのです。でも、会見では、NHKでは(戸籍名ではなく)旧姓を名乗っています、と言えば良かったです」
と話すが、これに対しても、がんだるふさんは
「この件についての説明がウェブサイトに掲載されるまで、(ネット上で批判の声が上がってから)1週間近くかかりました。このタイムラグが、ネットの社会では非常に痛いんです」
と、救う会のネット社会への不慣れさを指摘する。
剰余金はトリオジャパンに引き渡されることはない
その他の、ネット上で指摘されている「疑惑」についてはどうなのだろうか。
「救う会」に「不測の事態に備えて、剰余金は基金がそのまま管理する」ようにアドバイスしている、国際移植組織「トリオジャパン」に対して、ネット上では「剰余金がトリオジャパンに渡り、不透明な管理がなされるのではないか」という指摘が相次いでいる。特に同団体は、週刊女性(10月24日号)の取材に対し、
「難病の子供を抱えた親を温かい目で見て、お金の面でシビアに追求しないでほしい。受託した資金の使途は患者さんの支援や啓発活動に使っていますが、明細は公開できません。このままの状態で、活動を続けることを望んでいます」
と「不透明な管理」を続ける趣旨の発言を行い、火に油を注ぐ形になっている。このような状況の中、永田さんは
「7月以降トリオに色々なアドバイスをいただいていますが、情報の提供をしていただいている、ということです。こちらから何かを支払ったことは一度もありませんし、今後もありません。これは、お約束します。さくらちゃんのためにいただいているお金ですので、それ以外には使えないお金です」
と、剰余金はトリオジャパンに引き渡されることはないことを言明した。
ただ、ネット上では注目されていた、さくらちゃんの両親の家の資産価値については、「公開したところで、『それを売れよ』という動きが加速するのではないか」として、「対話」の中では明らかにされなかった。
「救う会」への募金は、10月16日集計分で1億1,496万9,110円に達している。 [ 2006年10月16日20時17分 ]
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先月の問題発覚当初からウオッチを続けてきましたが、疑惑の世論は拡大するばかりです。
募金を求めるという行為は、「全財産を処分しても足りない費用を世間の皆さんに寄付してもらう」ことが暗黙のルールであったはずです。
だから、各個人ができる範囲で寄付をする、それは強制するのではなく、自発的に行われるというものだと思っていました。
しかし、このさくらちゃんの両親は二人ともNHKに勤務しており、1千万円以上の世帯収入があります。
そして、ローンを支払い続けているというものの、東京都三鷹市に自宅を持ったままで、売却することもしていません(NHKの共済から退職金を担保に3千万円を借り、それを寄付金の一部に充当していますが)。

募金活動というのは自己資金では到底まかなうことのできない費用を、捻出するために善意にすがるものだと思っていたのですが、そうでないやからもいるようです。

こんな人がいると、今後募金をしてお金を集めなければならない立場の人が、寄付を得られにくくなってしまうのです。
本当に困った人たちです。