狂気の沙汰か・・・

最近よく見かける顔である。
東京都医師会の会長である尾崎治夫さん。
もちろん会ったことはないが
信念も気骨もかなりの人物とお見受けする。
私はひそかな応援団である。

尾崎さんの訴えも今や悲壮感を帯びて来た。
ＧｏＴｏはじめとした人の動きぜひ止めていただきたい。
以前から訴えは終始一貫している。
医療の現場を預かる立場としては当然だし
最近、その訴えには静かな怒りさえ漂うようになってきた。
もはや医療崩壊の瀬戸際だし
現実にはすでに崩壊が始まった現場も数多くある。
にも拘わらず国も都も聴く耳持たず
政府はこともあろうに来年６月までのＧｏＴｏの延長を決めた。
暴挙と言うかまさしく「狂気の沙汰」である。

尾崎さんは医師会独自の試算も発表していたが
昨日の東京都の新規感染者はその６００人をあっさり突破した。
もはや手がつけられない状態になっている。
政府は「勝負の三週間」などと危機感をあおりながら
以前として無策のままでエビデンス（根拠）がないなどと言っている。
どうして止められないのか、意地なのかメンツなのか
ひたすらオリパラをやりたい一心なのか？
怒りと失望に打ちひしがれるのは尾崎会長だけではない。