まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

開高健ありせば・・・

2020年12月07日 | 日記
日曜日の私と言えば・・・
昼ビールのついでに調子に乗って
到来ものの吟醸酒にもつい手を出してしまいました。
飲むほどに酔うほどに意識朦朧として
ほとんど酩酊状態でした。



敬愛するわが人生の師
作家の開高健氏の在りし日の姿です。
Facebookのアーカイブに出て来た懐かしの写真です。
もう十年近く前のことでしょうか。
茅ケ崎にある「開高健記念館」を訪ねたときのスナップです。
その酔眼酩酊ぶりは昨日の私とそっくりでしょうか。
それほど多くの作品を読んでいる訳ではありませんが
いつの頃から彼の大ファンになりました。
その深く豊穣たる言葉の世界、独特のアイロニー精神
そして群を抜く行動力・・・どれをとっても私にはないものでした。
もし、このコロナ禍に彼が存命であったら
日々をどう生きるのか、どんな言葉の閉塞を時代を表現するのか
そんなことを時々考えながら酔っぱらいます。
曰く「文章は形容詞から腐る」や
曰く「悠々として急げ」など名言の一つ一つが
あらためて新鮮に思い出されます。
開高健もし生きてありせにば・・・と痛切に思います。