ガースー

いつもの弁当＆新聞タイム。
首相がつい「にＧ０Ｔｏ」の一時中断を発表した。
大新聞はさも英断のような論調だが
辛口の東京新聞は「世論に押されて」と相変わらず手厳しい。
ここに来て内閣支持率が急落したのか原因らしい。

ズルズルと「小出し」や「後出し」を続けて来たくせに
今度は世論調査に押されて方針転換かよ？
この内閣のやることはどこまでも優柔不断で呆れ果てる。
この決定に驚いた二階派の幹部からは
思わず「ふざけたマネをしやがって！」と批判の声。
まあ、全国旅行業界を束ねる二階幹事長サイドは
たっぷり献金ももらってているだけに怒り心頭のようだが
私としては「中途半端なマネしやがって」と
逆に怒鳴り返したい気分である。
決めたらすぐにでも実行したらいいのに
１２月２８日からとはいったいどういう了見なのか？
まだ十日以上もあるというのに
その間に死者や重傷者が増えたらどうするつもりなのか！
とにかくやるなら即刻やれと叫びたい。

紙面の裏面は「ガースー」の話題である。
インターネットの生放送に演した首相が自己紹介で
ニヤニヤ笑いながら「ガースーです」とあいさつしたらしい。
支持率急落でウケねらいを意識した発言なのか
同行の秘書官たちも驚いたというからおそらく即興なのだろう。
いつものようにおとなしく原稿を読んていればいいのに
余計なサービス精神を発揮したばっかりにまたまた大批判である。
自分が揶揄されたあだ名なのも知らないのか？
このご仁には皮肉も庶民感覚もまったく通じないのだと
ほとんど絶望的な気分になるのは私だけだろうか。
国のトップに危機感が全くないのは国民の不幸である。