まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

そば屋でうどん

2018年12月21日 | 日記

昼飯を食いに蕎麦屋へ出かけた。
普段は弁当なのだが毎日だとさすがに飽きる。
たまには違ったものが食べたいし
この時期はあたたかい麺類などが食べたくなる。

名店の蕎麦屋などではない。
職場の真ん前にある立ち食いそばのチェーン店である。
界隈に飲食店はそれこそ星の数ほどあるが
昼飯時はどこも行列ですぐには入れないのが困る。
行列に並ぶのは死ぬほど嫌である。
たかが昼飯ぐらいで行列に並ぶようになったら
人間もおしまいだなあと思う。

すっきりとした造りで気に入っている。
俳句が篆刻された壁の陶板もなかなか風情があっていい。

  蕎麦きりの ゆで湯ねだりて 窓の月

  陽炎や そば屋の前の 箸の山

  馬の背の 高きに登り 蕎麦の花

芭蕉や一茶の名句ばかりで
蕎麦好きの食欲は嫌が上にも高まってしまう。

で、なぜか蕎麦屋でうどんである。
私は無類の蕎麦好きを自認しているがうどんも大好きである。
言わば「両刀使い」である。
蕎麦もいいがこの店のうどんもなかなかである。
ちょっと細めの麺ではあるが
硬からず柔らかすぎずツルリとした食感がいい。
何よりも出汁の塩梅が絶品で
はしたないと思いつつ一滴残らず飲み干してしまう。
うーん、よくないなあ。
ましてや天丼などもつけてしまってよくないなあ。
塩分過多、コレステロール・・・
なんて呟きながか10分足らずで昼食完了。
外はどこもかしこも行列だった。