まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

神戸ルミナリエ

2018年12月11日 | 日記

この季節が来ると
決って神戸の街を歩きたくなります。
三宮の路地や生田筋のアーケードや旧居留地を
そぞろ歩きしたくなって来ます。
数えてみればもう20年近く訪れていません。

神戸はルミナリエの季節を迎えています。
昨日、テレビのニュース映像でチラリと見ただけですが
それだけでもう胸が熱くなって来ました。
あの大震災の年に始まった鎮魂と復興のイルミネーション。
その光のページェントは限りなく美しいけれど
6000人を超える犠牲者に
哀悼を捧げる日であることを忘れてはなりません。
廃墟と化した三宮や長田の街の惨状を記憶にとどめつつ
この悲劇を二度と繰り返してはならないと
心に誓う日であることを忘れてはなりません。

そんな神戸の街も表向きはすっかり復興し
ルミナリエも今や年末恒例の集客行事となってしまいました。
震災を知らない世代も確実に増えています。
どんなに痛ましく忌まわしい体験があったとしても
人間は前に進まなければ生きていけませんから
記憶が風化するのは仕方がありません。
でも、同時に人間には・・・
忘れていいことと悪いことがあると思います。
美しくきらびやかなイルミネーションに込められた人々の
鎮魂の思いをずっと忘れずにおこうと思います。
せめてこの日だけは記憶を新たにしたいと思います。
神戸を離れてもう20年以上になります。