冬は花の少ない季節です。
いつもの公園もすっかり冬枯れの景色になって
目ぼしい花が見当たりません。
そんな中でひとり気を吐いているのがサザンカです。
見るからに生気にあふれています。
元気一杯の風情です。
散っても散っても次から次へと咲いて来ます。
我が世の春ならぬ「我が世の冬」を謳歌しているようです。
さざんか さざんか さいたみち
たきびだ たきびだ おちばたき
子供の頃はよく歌いながら幼稚園に通いました。
最近は焚火の風景など見たことありません。
落ち葉焚きなんて言葉もいつの間にか死語になりました。
公園は火気厳禁です。
ツバキは花ごとポトリと散るのに
サザンカはパラパラと花びらが散り落ちます。
それがツバキとサザンカの違いだと聞いたことがあります。
散っても散ってもしぶとく咲いて来て
底知れぬパワーを感じさせてくれる花です。
うーん、植物は偉い！
公園の片隅でツワブキを見つけました。
うすら寒い日陰であざやかな黄色の花を咲かせています。
この花も偉いですねえ。
キク科の常緑多年草だそうですから
冬でも葉っぱが緑のままでツヤツヤとしています。
この黄色い花も年がら年中咲いているのではないでしょうか。
まことにあっぱれな不老長寿の花です。
私も年の割には髪が黒くてフサフサしていると言われ
ちょっと自慢だったのですが
最近は髪のボリュームもめっきり減退して
もみあげに白いものもチラホラ目立ち始めました。
それに比べてこのツワブキの花は・・・
うーん、植物は偉い！