まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

あっぱれ栃ノ心!

2018年01月29日 | 日記
大相撲で栃ノ心が優勝しました。
平幕優勝が何年ぶりかは知りませんが
久しぶりの快挙ですねえ。
まさに「下剋上」という言葉がピッタリです。
 

栃ノ心がどういうお相撲さんなのか
角界にうとい私はつい最近まで
いや、数日前までほとんど知りませんでした。
場内アナウンスで「ジョージア出身」と紹介されていたので
てっきりアメリカのジョージア州かと思ったら
旧グルジアの出身だそうです。
と言われてもわかりませんが昔のロシアですねえ。
確かカスピ海の近所の小さな国だったかと・・・
どちらにしてもモンゴル勢ばかりが幅をきかす相撲界で
久しぶりのスター誕生です。
 
 
胸板が厚くて立派な体をしています。
いわゆる「あんこ型」のお相撲さんと違って筋骨隆々。
解説者が「がっぷり四つに組んだら負ける相手はいません」などと
とってつけたような自慢をしていましたが
確かに重戦車のようです。
一度、幕下に落ちて再び這い上がって来たそうです。
それなりの努力をしたのでしょう。
努力というものは少しずつ実るものではなく
ある日、突然、飛躍的に伸びて周囲を驚かすもので
今回の初優勝もそれかも知れません。
 


平幕ですから殊勲賞と技能賞も併せて受賞でした。
見ていてふと思ったのですが
俳優のニコラス・ケイジにちょっと似ていませんかねえ。
なかなかの色男かも知れません。
日本語がまだ上手ではないところも気に入りました。
いずれにしてもこれだけ有望な外国人力士が増えて来ると
今さら「国技、国技」と大騒ぎしても
仕方がないのではないでしょうか。
一連の不祥事もその「国粋主義」の歪みが根底にあるわけですし
協会も外国人力士の活躍でこれだけ儲けている訳ですし
ちょっと考え直した方がいいかも知れません。
私たち素人は「面白いスポーツを楽しみたい」だけですから。