まろの陽だまりブログ

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陽だまりのような人間でありたいと思います。

まろ散歩~江戸城を歩く~

2018年01月10日 | 日記

国立近代美術館で熊谷守一を堪能した後
目の前の皇居東御苑をブラリ。
平川門から入って大手門へと抜ける定番コースです。
入場無料というのが嬉しいですねえ。

皇居は言わずと知れたかつての江戸城です。
石垣の風情がいいですねえ。
私は石垣を見ると興奮するタチで
友人んに「前世は石垣だったんじゃないの?」などと
冷やかされる始末です。

悠久の歴史をたたえて物言わぬ石垣。
江戸時代ですから悠久というほどではありませんが
それにしてもデカイですねえ。
いま、朝のテレビで「暴れん坊将軍」をやっています。
徳川吉宗もこの城の住民だったんですねえ。
松平健がカッコいいです。

あいにく花のない季節で
城内は色彩に乏しくちょっと殺伐としていますねえ。
意外なほど見学客が多くて驚きましたが
そのほとんどが外国人でした。



へえ、こんなところがあるんですねえ。
かつての鉄砲櫓の跡だそうです。
堅朗強固な江戸城の守りの最前線でしょうか。
天下の徳川家に弓を弾くような敵はすでにいませんでしたが
戦場ロマンを感じてしまいました。

おお、ここが松の廊下ですか!
まさしく「忠臣蔵」の舞台となった場所ですねえ。
ここも知りませんでした。
時は元禄14年(1701)3月14日!〈ベンベン〉
赤穂藩主・浅野匠頭長矩が憎き吉良上野介義央に斬りかかった
あの有名な
刃傷事件!〈ベンベン〉
殿中での刃傷沙汰はご法度だっただけに
内匠頭はその日のうちに切腹を命じられ赤穂藩は取りつぶしに・・・
日本人が大好きなストーリーですねえ。
ただ、上野介は地元の愛知県では領民の信頼が厚い
なかなかの名君だったそうですよ。

百人番所の向こうに
丸の内のビル群が見えてきました。
ふと気がつけばここは東京のど真ん中なんですねえ。
あ、天守台を見るのを忘れた!
残念でしたが今から引き返す元気はありませんでした。



帰り道に枝先で蕾がふくらんでいました。
何の花なのか・・・よく見ると「マンサク」の花でした。
早春に真っ先に咲く黄色いゲジゲジの花。
東北弁の「まんず咲く」が訛った名前だそうですが
もう春が始まっているんですねえ。
久しぶりの散歩ですっかりリフレッシュしました。