まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

ツバキが咲いて・・・

2018年01月28日 | 日記

ピリピリするような寒気の中で
ふと気がつけばツバキの花が咲き始めていました。
今年はちょっと早いのではないでしょうか。
はい、サザンカではありません。

古来、日本人がこよなく愛した花です。
どれだけ古くからと言うと
古事記や万葉集にも記述があるほどですから凄いです。
確か京都の竜安寺には
室町時代のツバキの古木があると聞いたことがあります。
見たような覚えはありますが覚えていません。
そうそう、東京に「椿山荘」というホテルがありますね。
あれはもともとツバキ山だったところで
この時期、みごとな庭園でツバキ鑑賞も一興かも知れません。
文学作品にもよく登場しますねえ。
やはり山本周五郎の「五辨の椿」が一押しですが
去年読んだ小川糸さんの「ツバキ文具店」もなかなか傑作でした。
小林幸子の「雪椿」はカラオケの十八番です。〈笑〉

これは有名な「侘助」です。
千利休などの茶人に愛されて来た代表的な品種です。
まさに侘び寂びの世界を象徴する
凛とした風情を感じさせる花ですねえ。
私、短い期間でしたが「茶花」を習っていたことがあります。
茶花とは茶席に飾る花のことです。
万事に飽きっぽい私が、結構ハマってせっせと通ったものですが
実は妙齢の「美人先生」が目当てでした。〈笑〉
その先生の面影が何となく
この侘助のたたずまいに似ていて・・・

   わびすけは 一輪挿しに 似合いたり  〈杉作〉