平成31年4月16日(火)
富士商工会議所青年部が主催し、行政や政治家などを招いた情報交換会が開催され、出席してきました。この団体とは別ですが、私はかつて富士青年会議所に籍を置いていたことがあり、久し振りに青年実業家の皆さんとの交流で刺激を受けました。
この団体の活躍は、近年、地域資源を活用した観光施策提言である、「工場夜景」などが代表例として挙げられます。高度成長期の街の元気さを象徴する煙突群は、一時、マイナスイメージのように捉えられていた時期がありました。また、24時間働き続ける工場群は、その照明の輝きが独特の雰囲気を醸し出しています。
これらをこの街の売りにしようと考えついたのが工場夜景であり、この景色を見たさに内外の観光客が訪れるきっかけを作ったのがこの団体でした。全国各地にも工場夜景を売りとする地域が現れ、工場夜景サミットなどと称した大会も、各地を会場に開催されており、かつて本市でも開催されました。
今では、市内を走る岳南電車の中から見た工場夜景も全国に知れ渡り、昭和の高度成長期を彷彿させる景色は、何か私たちを元気にしてくれるような気もします。
青年実業家として家業の発展に励むことはもちろんのこと、地域発展を彼らの目線で情報を集め、提言としてまとめて行政に要望し、また、自ら実現していこうとする姿には頭が下がる思いです。
地方創生による地域間競争が激しくなる中、それぞれの地域には素晴らしい資源があり、その活用は地域のアイデンティティを発信するのに重要な要素です。先ほどの工場夜景も、工業都市として歩んできた本市にとっては、新たな産業として観光分野にも進出する大きな後押しとなりました。
彼らの柔軟な発想こそが、これからの地域を発展させる原動力になることは間違いありません。
さて、情報交換会の会場では、あちらこちらで様々な話題で花が咲いているようにも思えましたが、現役の席にはあまり移動がないような方も見受けられました。市長をはじめ、現役の国会議員や県議会議員、市の幹部職員、商工会議所役員など、そうそうたるメンバーが揃っていましたが、もっと積極的にアプローチしても良かったようにも感じました。むしろ、来賓やOB/OGの皆さんどうしの交流が活発で、席の配置も現役を来賓席に同席させても良かったようにも思います。
うるさい親父と思われるかもしれませんが、せっかくの良い機会をもっと有効に活用したいという思いから、一言添えておきます。
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