GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

プノンペンでデジカメ・プリント

2013-01-07 14:38:46 | 生活

きのう、きょうと一日中曇天が続いています。台風一号の影響でしょうか?台風は、メコンデルタのカマウ岬近くに来る手前で南下しマレー半島南端、シンガポール方向に進んでいるようです。

   

先週、初めてデジカメ画像をプリントしました。2000年にフェスティバル・フエの混雑の中でコニカ・ビッグミニをスられたのを機にフィルムカメラを持つことがなくなりデジカメを利用するようになりました。当時はデジカメ画像をプリントしても粒子が粗くて綺麗ではなかったようだし、ベトナムではまだフィルムカメラが多く使われていた時代でした。そもそもデジカメ・プリントの原理が分からないということもあるし。

これまで画像をプリントする必要性を感じることもなかったわけですが、畑で写した子供に画像を見せるようにせがまれて、ふと自分の子供の頃を思いだいました。1950年代前半の正月のカラー写真が一枚だけあり、通り掛かったアメリカ人が撮ってくれたそうです。鮮やかな発色で、60年代後半の国産カラープリントが10年も経つと色褪せてしまったのに、その一枚だけは退色せずにアルバムに残っていました。

そんな訳で子供たちの写真をプリントして手渡そうと思い付きました。しかし、何処でプリントを頼めるのかも知らないのでカメラ店で聞いみようと出掛けると、モニボン通りのカメラ店の手前にフォトスタジオが2軒並んでおり、そこでメモリーカードを渡してプリンを頼むことができました。

たぶんこの店は見たこともあったのでしょうが、記憶に残りませんでした。自分の知りたいものとか必要なものしか記憶には残らないようで、フォトスタジオに飾られた写真はどれも見たくない写真の類です。

     

ベトナムと同じように写真屋さんにとってのビックマーケットは結婚式のようです。ベトナムではフォトスタジオの貸衣装で着飾って不自然な化粧とポーズで撮られた写真を「どう、これ、私よ」などと見せられ返答に困ったことが何度かありましたが、そのナルシズムとケバケバ好きはカンボジア女性も負けず劣らずのようです。

フジの店の方がコダックの店より客が多いようでした。「お正月を写そうフジカラー♪」のコマーシャルは今も日本では流れているのでしょうか?「コニカ百年プリント」はどうなったのでしょう?などと思い出しつつ。プリント料金は、キャビネ版が1枚1,000リエル(約20円)でした。