昨年からベトナムでの鶏卵価格上昇のニュースが続いています。今月になってスーパーBigCで売られたCP社の鶏卵は10個入りが34,000ドン(1.63USドル)になったそうです。
飼料の主原料となるトウモロコシの国際価格は昨年8月以降年末までは下落が続いたわけですから不信の目が養鶏企業大手に向けられ行政の調査が行われることになったとか。
これに対してタイ資本のCP社は「市場占有率は16%で30%に満たないため独占禁止法に違反していない・・・」とか主張しているようです。
http://vnexpress.net/gl/kinh-doanh/2013/01/thanh-tra-cp-emivest-vi-thoi-gia-trung/
プノンペンのスーパーでの鶏卵価格もこの間値上がったようにも感じますが、それでも10個入り1.3ドルなので、相対的にカンボジアより物価の安いベトナムでの鶏卵価格が異常であることは明白。
スーパーでの鶏卵販売が一人2パックまでと制限されたりもしたようです。台湾企業VEDANが環境汚染問題を引き起こした際にも商品販売を中止したCOOPMARTは、今回のCPの「反社会的行為」に対しても「CP社の対処を待って取扱を続けるかどうかを決める」としています。
CP hạ giá trứng, Saigon Co.op vẫn không mua
との記事があるので、値下げに至ったにもかかわらず、現在は取扱を中止しているようです。旧正月を前に、今年はテト賞与も多くの企業が減少する経済状況であるため、またインフレの再燃を警戒する当局にとっても見過ごせない問題となっているようです。
カンボジアの畑でしばしば見かける鶏です。別の場所で写した同じような画像が何枚もありました。しばらく気付かなかったのですが、野鳥図鑑を見ると「ヤケイ」のオスとメスによく似てます。鶏も放し飼いだと結構夫婦仲は良さそうで一緒にいることが多いようです。一度はこの鶏の卵を食べてみたいものです。