バンコク・ポスト紙によれば、タイ政府は公式にカンボジアのキャッサバ輸入停止を発表しました。2011年、カンボジアのキャッサバ輸出の大半はタイ向けでしたので、タイ政府による農民所得向上政策によってカンボジア農民の所得は(少なくとも5月までは)減少しそうです。
http://www.bangkokpost.com/business/economics/278251/smuggling-of-cassava-in-the-spotlight
タイは国境を通過するキャッサバ輸入を5月まで停止し、同時にモーゲージスキーム(担保融資制度)に輸入キャッサバの迂回使用を防止するためチャンタブリ県とサカエオ県のキャッサバ輸送を統制する、とBoonsong Teriyapirom商業相は述べた。
商業相はタイピオカ政策委員会によって通告された生キャッサバの輸送禁止に署名した。
同省はまた、政府の担保融資制度の利用を図る密輸を厳密に監視するため、軍や税関と調整をおこなった。
500以上のタピオカチップとタピオカ澱粉工場が参加し、担保融資制度を実行するための在庫確認が来週行われる。
プログラムは水曜日から開始されたが、わずか500トンのキャッサバが抵当されただけだった。4か月以上の間に1,000万トンが抵当されると考えられている。
農民は、政府にキャッサバを抵当するとキロ当り2.75バーツを得ることができる。市場価格は最近の1.90バーツから2.20~2.50バーツへと上昇することになる。
商業相はまた、国内交易部門と公共倉庫組織に抵当場所の設置を急ぐこと-特にナコン・ラチャシマ、カムハエン・ペット、ナコン・サワンの3県は合わせて7百万トンに達すると見込まれる-を指示した。
Boonsong商業相は、政府が各農民100トンから250トンへと抵当制度枠を引き上げたため、来週にはより多くのキャッサバが抵当されるだろうと予測している。
「我々は、キャッサバは米と異なり、目標を達成したいと思っている。キャッサバは数ヶ月間、地下に保つことができるためすぐに収穫する必要はない」と彼は指摘した。