GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

労働争議に警官発砲

2012-02-21 08:45:11 | 社会

20日朝、カンボジアでPUMAブランドの靴を製造する工場の外で抗議活動を行っていた労働者が発砲され、少なくても4名が負傷し、2名は危険な状態にある。

ベトナム国境近くのスバイリエン州バベットにあるKaoway Sports社の工場労働者たちは、警察官が発砲したと主張している。

6,000名以上の労働者が不当な労働条件に抗議して工場の外で投石していたと警察は言い、しかし発砲については否定した。

PUMA社は、事件は調査中であり、まもなく正式な声明を行うと言っている。

政府当局は声明を控えているようで、まだ得られていない。

Kaoway Sports社のコメントも入手できていない。

http://www.phnompenhpost.com/index.php/2012022054620/National-news/four-shot-in-svay-rieng.html



Kaoway Sports社は、マンハッタン工業団地内の台湾資本工場で、台湾のメディアも事件を伝えています。人数などはやや異なっています。

      「Gunfire hits at least 3 striking Cambodian workers」
Associated Press 2012-02-20 05:59 PM

At least three striking garment workers have been wounded by gunshots while protesting outside their factory in southeastern Cambodia.
Police chief Keo Kong said three women were hurt, one seriously, by an unknown gunman who fired on them Monday when the protest by more than 1,000 workers turned rowdy.

The workers at the Kaoway Sports Ltd. factory have been striking since Friday to demand better working conditions and benefits. The Phnom Penh Post's website said the factory is Taiwanese-owned and makes footwear for Germany's Puma brand.

Keo Kong is chief in Bavet town in Svay Rieng province.

http://www.taiwannews.com.tw/etn/news_content.php?id=1847104

ベトナムの銀行貸出金利引下げ

2012-02-21 06:46:10 | 経済

インフレ抑制のために金融引き締め政策を行っていた中国が緩和政策に転じつつあるようですが、ベトナムでは各商業銀行の貸出金利が引き下げられたとのこと。

        「Lãi suất Vietcombank vừa giảm, vừa… tăng」

http://vneconomy.vn/20120218055144971P0C6/lai-suat-vietcombank-vua-giam-vua-tang.htm

2月16日からベトコムバンクは、輸出企業とHCM市の一部企業に対しては優遇税率年14.5%を適用する、というもので、HCM市の裾野産業、中小企業の運転資金、生産、輸出、農村農業(家族経営農家を含む)の顧客に対しては年14.5%を適用するとのこと。HCM市以外のこれら業種については15%となるようです。

一方、預金利率については14%のままですが、ベトコムバンクの場合年利率14%は期間1~12ヶ月に適用されて来たものの、24、36、48、60ヶ月は12%だったものが今回からは1~60ヶ月すべてに14%が適用されるそうです。



政府によって規制された預金金利の上限は表向きは14%でしたが、実際のところは大口顧客などは20%近くの金利を受け取っていたのが実情のようです。

それだけに14.5%の貸出金利は借りる側には大きな負担減となることは間違いありません。

かつての日本でも郵便局定額預金が10年後に2倍などということもありましたが、年利14%だと5年で1.92倍になる数値。

これまでは銀行預金は1年未満が殆どと言われて来たベトナムですがインフレの収束を見越して5年の定期預金にする人が果たしてどれだけいるのかは疑問です。増えれば銀行はリスクを抱えることにもなりかねないと思うのですが。

この間のアメリカ、日本、中国と続く緩和政策の影響なのでしょうか、低迷を続けていたベトナムの株式市場も今年に入り上昇に転じつつあるようです。