常識について思うこと

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それぞれの危機感

2010年04月11日 | 人生

-君たちが持っていない危機感を我々年寄りは持っている-

とある新党の結成記者会見で述べられた言葉です。きっと、そうなのでしょう。まったく否定するつもりはありません。

ただし、こうも言えると思います。

-あなたたちが持っていない危機感を若い人たちは持っている-

若さというのは、生きるべき未来を多く抱えているということでもあります。当然、若者は、未来に対して真剣にならざるを得ず、ある意味で年配の方々よりも、そうした問題に真正面から向き合っているとも言えるでしょう。それをうわべだけで判断し、「若者たちには危機感がない」などと決め付けるようなことは、けっしてあってはならないと思います(「若者だからこそ真剣」参照)。

この「若い人」というなかに、(年齢的に)自分を入れて良いのかは分かりませんが、もちろん私にも私なりの危機感があります(「子供たちへのバトンタッチ」参照)。

結局、危機感というのは、人それぞれであり、またそれを解消するための生き方も、人それぞれということなのでしょう。

「年寄りなりの危機感」、これはこれで大いに結構なことだと思います。そう考える方々は、ご自分たちが信じられる道を、それぞれ進んで行かれたら良いのだろうと考えます。

一方で私、あるいは私たちは、そうした年配の方々とは別の危機感に基づいて、異なる視点から、必要とされる行動を取っていけば良いはずです。

コメント (2)
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