バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

最近、胃がん症例が少ない!!

2009年04月08日 | すきくぴの独り言
こんばんは。
本日は胃がん症例に出くわさないという話しでいきたいと思います。
年間2万例以上、胃検診を行っていますが、最近胃がんに出くわすことが少なくなりました。
理由として
受診者全体が毎年受けられる人ばかりであること。⇒発見されても小さな早期胃がんばかり。
が言えます。
特に早期胃がん診断能が向上してきているため、発見されても早期胃がんばかりになってきています。
近頃、特にその傾向が強く感じます。逐年受診されているのにも関わらず、進行がんで発見されてしまった症例はまれになってきました。
これも早期胃がん診断能が向上したためでしょう。

しかしながら最近では、胃がんに出くわすこと自体が少なくなりました。
早期胃がん診断能が衰えているのか。それとも本当に臨床上では認識できないほど、シビアな、小さな胃がんの診断となってきているのか。

基準通り撮影を行う。透視観察の徹底。
スタンダードな考えは変わりませんが、新たな胃がん発見の糸口をつかむ必要があるのかなとも考えたりします。