バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

病変の範囲

2009年04月07日 | 早期胃がん発見 Point
先日の勉強会では、がんの範囲が問題となりました。

病変部位の同定は大切です。
そして場所を認識したあとは、その病変の範囲を知る必要があります。
特に悪性腫瘍の場合は、正常と異常の範囲をしっかり見ていかなければなりません。

病変を詳しく分析していくためには、基準撮影のみではなく、病変への追加撮影が有効となります。

病変全体の模様を描出可能な二重造影法の第1法。

病変の凹凸を描出できる二重造影法の第2法。

そして病変の深さ、あるいは立ち上がりを見ることのできる、病変に対しての側面像。
そして最後には、病変の固さをみることのできる圧迫撮影法。

以上4点の撮影。追加撮影の観点から、おさらいをしてみました。