バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

胃がんと胃潰瘍

2009年01月27日 | 胃X線を受診される方へ

胃がんと胃潰瘍。
普段、胃透視をしていて出会うのは、胃がんではありません。
良性である胃潰瘍のほうが多いです。
そして、以前に胃潰瘍をわずらっていたいわゆる胃潰瘍瘢痕と出会うことが多いです。

胃透視では生検ができないため、内視鏡検査と違って確定診断には至りません。
しかし、胃透視を詳細に行い、病変に対して的確に撮影を行えば、胃透視の写真でも胃がんなのかそれとも胃潰瘍なのか、はたまた胃潰瘍の瘢痕なのかを判断することは可能です。

胃透視でも質的診断は可能なのです。