ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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視点を変えるチャンス

2008-12-02 | 育児
 夢中になっているとその夢中になっていることから抜け出せないことはいくらでもある。ある程度満足すれば、抜け出して次に向かうことができるが、そうでないとなかなか抜け出せない。
 抜け出すのにかかる時間は人によって異なるが、抜け出そうという気持ちをもった瞬間に抜け出せる。夢中になっているということは、他を考えていないまさに夢の中なのだ。どっぷりとつかっていると夢中になっていることさえ分からない。今取り組んでいることでもそうだが、日常生活もまさにそのものだ。今の生活にある程度満足しているか、不満が出てきたときにしか抜け出そうとは思わない。夢中で生きている自分が今ここにいる。
 人が、「やめよ。」「これはどうするの?」などと抜け出す機会を作ってくれたときが抜け出すチャンスになる。このチャンスを生かすか殺すかも自分次第だ。
 人と一緒にいるということは、この抜け出す機会をたくさんもらうことになる。友達から得るものはないと思っても、実は無意識のうちに影響を受けている。「あんな生活がいいなあ。」「私もああなりたいなあ。」「ひょっとすると自分にもできるかもしれない。」などと自分と比べて人を羨んだり、自分を見つめなおしたりできるのも人と一緒にいるからだ。私たちが前向きに生きられるのも、そうした刺激を受けているからだ。新しいものは自分の中にはない。いつも外からの刺激によるものだ。まだまだ知らないことが一杯ある。そして、知らないことさえ知らないことはもっと一杯ある。
 子どもたちの姿を見ていると、もっと気づくと楽しくなるだろうなとかこんな刺激を与えてみたら変わるかもしれないなと思うことがある。 子どもたちよりも長く生きている私たちには、子どもたちよりも多くの経験がある。そして、子どものそばにいる大人一人一人の経験は全く異なっている。言い換えれば、子どもたちに与えられる刺激は豊富にあるということだ。それを子どもたちのためにうまく使えたら、どんなに幸せな子どもたちになるだろう。それぞれの思いではなく、育てたい姿を共有し、同じ思いで子育てにあたりたい。
 保護者や地域が一緒になって子どもたちを守ろうとする姿はまさに、これだ。安心して生活したいと誰もが思っている。その思いから動き出している大人は増えてきたと思う。しかし、子どもたちのためにできることは、まだまだたくさんある。


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