ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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拍手の効果

2008-04-18 | 育児
 子どものよい所を見つけたら,子どもたちに「すごいね。」と話す。その時,よく子どもに拍手を求めることがある。これは,教師だけでなく,仲間からの「すごいね。」の合図になる。この仲間からもらう拍手はとても嬉しいものだ。だから,拍手をもらった子どもは必ず笑顔になる。
 初めは教師から拍手を求めることが多いが,「先生は,本気だな。」と思うと,子どもも本気で拍手をするようになる。そして,慣れると自然に拍手が起きるようになる。本気にさせるためには,子どもの拍手の中にある嘘の拍手やいい加減な拍手を見抜く,厳しさが求められる。
<本気かな?>
 「みんなの拍手につられて拍手をしていない?」
 「本当にすごいと思っているの?」
 「その拍手で友達にあなたの気持ちが伝わると思う?」
<みんな同じではない>
 先生が「すごい。」と思っても,「それほどすごいとは思わない,」と思うことはない?そう思った時の拍手と「本気ですごい。」と思った時の拍手は違うよ。だから,自分でどんな拍手がよいか考えて拍手をしよう。
 「精一杯の拍手」・・・すごいよ。見習いたい。真似したい。
 「普通の拍手」・・・そうだね。私もそう思う。
 「もう少しの拍手」・・それなら,私も。
<どうして?>
 「○さんは,どうして精一杯の拍手にしたの?」
 「△さんは,どうして普通の拍手にしたの?」
 「×さんは,どうしてもう少しの拍手にしたの?」
 拍手が形骸化するようならば,それは,教師が本気になっていないからだ。子どもは教師の本気を見抜いている。本気にさせる手だてを打つかどうか,教師の努力に左右される。
※考慮すること
・全体が静かになり,聞く姿勢ができている状況で褒める。
・褒めた後の拍手をする子どもたちの様子を見届ける。
・笑顔で自分がもっている精一杯の言葉で褒める。
・場当たり的に褒めない。褒める内容に一貫性をもたせる。
・自然に拍手が起こる状況を作り出す。(話した後に間を作り,反応を要求し続ける。)
 今日も子どもたちの素敵な笑顔が見られるだろうか。楽しみだ。 


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