ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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揺れ幅が小さくなる

2008-06-15 | 育児
 「あの人の言うことを信じてみよう。」・・・信じる人の一言は、かなり影響が大きい。自分に自信がなければ、人に頼るしかない。でも、経験を重ねるに従って、次第に頼ることが少なくなる。これは、経験を積み上げていく中で、経験から学んだことが体に染みつき、迷うことが少なくなるからだろう。これは、年齢が高いとか低いとかではなく経験の量による。
 経験が少ないうちは、確信がもてないために試行錯誤する。それが揺れ巾となる。何度も経験すると確信がもてるようになり、揺れ巾が小さくなる。そして、この努力がその道を極めることにもつながる。
 力を入れすぎたり、抜きすぎたりして失敗するのも同じこと。これだと思い込んで一気に走り出すと失敗をすることもある。熟考したにも関わらず、落とし穴に気づかず失敗することもある。100%求めて徹底させようと子どもに求めると反発にあったり、逆に意欲を削いだりすることもある。中庸とはよく言ったものだ。
 体験から生まれた言葉には重みがある。逆に口先だけの言葉は軽い。若いうちの失敗は道を極めるための糧となる。経験を増やし、自分の言葉に重みが加わるように努力したい。
 子育ても同じ。毎年繰り返し対象を変えて子育てをする教師と違って保護者は我が子に関わる数回しかない。力を入れすぎているかもしれないし、力を抜きすぎているかもしれない。
 「先生どうしたらいいのでしょう。」と悩む保護者に揺れ巾が少なく重みのある言葉を返せるようになることが、子育てのプロとしての教師だろう。信頼できる重みのある言葉を作り上げるには,日々の経験の積み上げしかない。だって,保護者は評論家ではなく、目の前の子どもと向き合っている実践家としての教師に回答を求めているのだから。


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