ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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時間の使い方

2009-07-20 | 育児
 気が張っているとき、次から次へとすることが浮かんでくる。これだけのことをしないと次に進めない。何とか時間までにしなければ。そんな気持ちでいるとき、時間はあっという間に過ぎていく。夏休みになると急にそんな時間は少なくなる。焦ることもなく、ゆったりとした時間が過ぎていく。時間は、とらえ方次第でどのようにでもなる。これをうまく利用することで、メリハリのある自分の生活を作り出すことができる。子どもたちは、時間を使うというよりも、時間に使われていることが多い。計画的に時間を使うのではなく、まずは、活動あり。子どもたちは、その活動をし続ける力をもっている。飽きるまでやり続ける。していること以上にしたくなることがあれば、途中で止めることはできるが、そうでなければ、途中で止めることは苦手である。
 しかし、しなければならないことがある。したいことだけをし続けることは、楽である。しなければならないことをするにはしたいことを後に回すことや一端止めることをしなければならない。我慢することが必要だ。このことは、我慢強い子にすることではなく、我慢できる子にすることだ。これも繰り返しが必要となる。我慢した時に、「よく我慢したね。」と褒め続けることで、我慢できる子になる。我慢することは、自分の意志を強くすることにもなり、誰にもでも必要な力だ。
 時間の使い方には、この我慢する力が大きく影響する。計画通り進めることができれば、振り返りをしたときにどこで我慢をしたのかを見つめてみる。必ず我慢をしたことがあるはずだ。ほんのちょっとの我慢が大きな成果を生み出したと感じることができれば、我慢をすることはそれほど苦痛ではない。大きな成果を作り出すことの喜びを生み出すための我慢だと考えれば、ちょっと我慢をすることも平気でできるようになる。このことから考えると、時間の使い方をうまくできるようになることは、自分の感情をコントロールする力を身につけることになる。
 我慢できたときには、大いに褒め、よく頑張ったと伝え、その我慢のお陰でできたことの成果を大いに紹介したい。我慢のさせ放しでは、よくない。「我慢しよう。」という言葉を大事に使い、うまく生かしたい。