ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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子どもを信じて

2009-07-02 | 育児
 指導したことが子どもの行動として現れたとき、ほっとする。逆になかなか子どもの行動に現れないと焦ったり、苦しんだりする。こんな時、「どうして、分かってくれないの?」「何故できないの?」などと子どもに問題があるとする教師と「どこが悪かったのだろう。」「指導の仕方の何が足りなかったのだろう?」と自分の指導力に目を向ける教師に分かれる。子どもに問題があるとしているうちは、自分の指導力を伸ばすことはできない。
 子どもは、本来教師の言動を受け入れようとしている。しかし、うまく受け入れられない原因がいろいろある。それに気づけば、指導の仕方を変えて取り組むことができる。
・信頼関係ができていないので、受け入れるだけの気持ちになれない。
・教師の指導が十分理解できない。(難しい、不明確だ)
・教師の指導に一貫性がなく、矛盾があり、迷ってしまう。
・指導の内容に取り組む意欲がもてない。
・指導の内容をすべて行動に移すためには時間がかかる。
・一度にうまく取り入れることができない。
・行動したにも関わらず、評価されない。
・行動したにも関わらず、見過ごされてしまう。
 子どもの問題としているうちは、これらのことに気づかず、一方的に子どもを責める。つまり、自分の指導の問題点に気づいていない教師なのだ。
・子どもとの信頼関係を築くことが苦手な教師かもしれない。
・指導に一貫性を欠き、場当たり的に指導している教師かもしれない。
・丁寧な指導ができず、指導の荒い教師かもしれない。
・指導しただけで見届けをしていない教師かもしれない。
 自分の指導をふり返り、どこに問題があるのかをじっくり探ってみる。子どもを信じて、繰り返し、繰り返し指導をする。繰り返すことで自分の願いもより明確になる。そして、子どもが教師の本気を感じ、動き出す。ちょっとした変化も見落とさず、子どもの変化を喜び、指導を受け入れてくれたことへの感謝を示す。
 「ありがとうね。必ずできるあなただと信じていたよ。とっても嬉しいな。」と素直に自分の気持ちを伝えたとき、子どもは変わる。そして、「あなたのお陰で、こんなことが分かったよ。ありがとう。」と思えば、教師自身が変わる。