ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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喧嘩を収める

2008-11-05 | 育児
 子どもたちは、言葉の獲得が少なく自分の思ったことをうまく言葉で表現できないことが多い。そのため、手を出したり、少ない言葉を何度も繰り返したりしながら相手に伝えようとする。そして、喧嘩になることもある。その時は、自分の意が十分に相手に伝わらず、不満が一杯になり、爆発した時だと解釈したい。
 手を出したから謝りなさいとか、喧嘩両成敗だと言って両方に謝らせるなど喧嘩したという現象だけを扱っても子どもの不満の解消にはならない。
 相手が自分の事を分かってくれない嫌な人だと決めたら、自分に近づけたくないから、その後も平気で悪口を言ったり、陰口を叩いたりと陰に回って相手との関わりを悪くし、遠ざけようとする。ミスを一つでも見つけると言いふらして相手のマイナス面を広げようとする。これでは、到底仲良くできるはずがない。
 だから、喧嘩をした時には、十分時間をかけ互いの言い分を聞くことがとても大事になる。謝ったからよいというものではない。喧嘩の原因は何か、日頃の関わりで何か思っていることはあるのか、相手に伝えたかったことは何か、仲良くするには何が必要なのか。様々な互いの思いを出させ、相手を十分理解し、仲良くなるきっかけを作る場にする。
 十分話せないときには、質問したり、例を挙げたりしながら本意を探り相手に伝えることが必要となる。まずは、教師が子どもを理解することから始まる。子ども理解なしに喧嘩は収まることはない。理解が不十分だと繰り返し喧嘩が起こる。