ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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「道すがら」で意識を高める

2007-12-22 | 育児
 校外学習の引率をした。引率をして毎回思うことであるが、多くの子どもたちをいかにうまく引率できるかは、教師の構え一つで決まる。
 見学場所について一生懸命に考えることは当然であるが、学校と見学場所の往復に道すがら話す内容によっては、仲間意識や相手意識を高めることができる。
<大事にしたいこと>
○前の子との間隔を空けないで歩くこと
 横断歩道一つ渡るにしても短時間で行動できる。
 指示が通りやすい。(危険を早く知らせることになる。)
 子どもの動きを掌握しやすい。(問題行動の発見が早くできる。)
○回りに気を配って行動すること
 いろいろな人が利用していることに気づかせることができる。
 対応の仕方(マナー)を学ばせることができる。
 気を配る行動を身につけることができる。

<道すがら>
 歩いてるうちに段々事前指導したことへの意識は薄れていく。よく先頭に立って教師が歩いている姿をよく見かけるが、これだけでは不十分。歩く場合なら、危険箇所は交差点。ここへの注意を十分すれば、先頭を歩く必要はない。子どもの力で十分歩くことはできる。
<子どもたちへの働きかけ>
・前との間隔を空けないこと
・自転車や車が来たら注意を促すこと
・通行人への配慮をすること(近所なら挨拶)
・路側帯等を利用して端を歩くこと
 これらの指導と共に、できている姿にはできていると評価したり、合図を送ったりしながら意識を持続させる。
 公共交通機関を利用するときには、これに次の内容を加えたい。
・私語を慎むことや小声で話すこと
・通行人の邪魔にならない姿勢でいること
・車内放送がいつでも聞けるようにしていること

 道路で静かに教師が歩いている姿を目にすることが多いが、全員に聞こえる声で指導したり、身近な数名の子どもに指導したりと声を出し続けている教師は少ない。(ただ、公共交通機関では、話はできるだけ少なくし、ジェスチャーなどを交えて静かに指導援助をしなければならない。)
 教室にいるときと同様に子ども一人一人に合わせて指導し続ける姿勢をもちたい。 恥ずかしがっている場合ではない。子どもの仲間意識を育てる大事な機会を逃してはもったいない。