ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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人との関わりを作る言葉かけ

2007-12-11 | 育児
 最近「人との関わり」について考えることがある。社会では、人となかなかうまく関われない子どもが増えていると言われる。関わる機会が減ったり、関わる人数が減ったりしているという物理的な原因によるところが大きい。そればかりでなく関わりを作るための働きかけも少なくなっているのではないだろうか。直接関わりの場を作ることのできる地域行事やクラブ活動などへの参加人数の減少などはその典型である。そんな中で子どもを育てる側として、人との関わりを作る言葉かけが重要ではないかと考えている。
 子ども一人一人にかける言葉を振り返ってみると、個を育てるための言葉かけになっていることが多い。そして、仲間との関わりを作るためにそれとは別に指導していることが多い。例えば、仲間と関わりを作るための指導する挨拶の場合を考えてみる。
 初めに「進んで(心を込めて、大きな声)挨拶をしよう。」と話す。次に、実践後に挨拶をされてどんな気持ちになった?相手はどんな反応だった?などと尋ねるそして、「互いに気持ちよくなるね。」「挨拶は大切だね。これからも挨拶を続けよう。」などと相手や自分の気持ちを確かめ、仲間との関わりを明らかにして継続するように促す。これでも挨拶を通して仲間との関わりを作ることになる。
 それよりも相手を意識する言葉かけに変えてみてはどうだろう。
例 個を育てる言葉かけ→相手を意識する言葉かけ
・進んで挨拶しよう→挨拶を返したくなる挨拶をしよう。
・友だちを遊びに誘おう→友だちが遊びたくなるように誘おう。
・人の話を聞こう→何を話したのか言えるように聞こう
・廊下を走らない→歩いている友だちに気を付けて歩こう
・トイレのスリッパを揃えよう→使う人が使いやすいようにしよう
・困っている子を助けよう→ありがとうと言われる手助けをしよう。
・静かにしなさい。→話す子が話しやすいようにしよう。
 余程意識しないと出てこない言葉かけではあるが、何となく人に優しくできそうな感じがする。挑戦してみる価値はありそうだ。