ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

11.12.27 カルメン・マキさん

2011-12-31 09:06:18 | ライブレポ ROCK
◇ 2011.12.27 新宿全労済ホール/スペース・ゼロ
<カルメン・マキ リサイタル ~どこにも属さず、何も縛られず、荒野に独り立つしなやかな獣~>(九条今日子プロデュース)
 <カルメン・マキさん>、10代の頃にアイドル歌手としてデビューし、「時には母のない子のように」が大ヒットでその年の紅白にも出演。しかし70年代にはそのアイドルの地位を捨て、ハードロックシンガーに転進し、いまも伝説として語り継がれているスーパーバンド<カルメン・マキ&OZ>を結成して大活躍。80年代にはメタルバンド<5X>で、その後はソロで活躍し、現在ではJAZZや詩の朗読など様々な分野でも活躍中のカルメン・マキさん。今年2011年でデビュー42周年を迎え、これまでの集大成ともいえるリサイタルを12/27に開催するとの情報が。しかもOZは無理としても、7年ぶりにロックバンド<SALAMANDRE>を再結成するとのことで、これはもうなにがなんでも観に行かねば!と楽しみにしてました。

 さて当日。仕事を早めに終えて新宿へ。開演予定時間の18時半より10分前に会場に着いたんですけど、ロビーが人いっぱいでビックリ!人なみをかき分けてホール内へ。チケット手配が遅かったせいか、かなり後ろのほうです。客層は50-60代中心ですごく年齢層高いです。ロックとは程遠い感じ。ステージ後方には大きな蝶のようなモニュメントが。枯葉のようにも見えますけど。ステージ前の左右端には大きな道しるべのようなモニュメントが。よく見るといっぱい曲名が書いてあります。ひょっとして今日の演奏曲かな?なんて。でもそのなかに「私は風」ってあるけど・・・まさかね。“OZもやりたかったけど願いかなわず”ってHPに書いてあったし。入り口でもらった今日のフライヤーには“演出:J・A・シーザー”“主催:テラヤマ・ワールド”って書いてあります。音楽だけでなく、演劇もあるような感じ。ステージ上は向かって左にグランドピアノ、中央にコントラバス、左に1タム1バスのドラムセットが。第1部の演奏者は、ピアノ<新澤健一郎さん>、コントラバス<西嶋徹さん>、パーカッション<芳垣安洋さん>、アコーディオン<佐藤芳明さん>、そしてヴァイオリン<太田恵資さん>です。ステージの左右端には白いテーブルが。SEではずっと波の音が静かにながれています。

 18時半を過ぎたころ、客席が暗くなってまずはピアノの新澤さんとアコーディオンの佐藤さん、コントラバスの西嶋さんが登場。そしてピアノとアコーディオンのしっとりとしたフレーズを。1曲目は「時には母のない子のように」。マキさんがステージに登場して大拍手!マキさんがしっとりと切なく寂しげに歌って、そして力強く歌い上げて。マキさんはトップスもロングスカートも黒のヒラヒラのお衣装で、髪には白と赤のコサージュが。

 「どうもこんばんは、カルメン・マキです」って挨拶を。「今日は年末のお忙しい時期にようこそいらっしゃいました。本当にありがとうございます」って大拍手です。「42年ですよ、自分でもビックリ」「こんなに長く歌っていられるとは予想していませんでした」「歌手になったきっかけも偶然のようなもので」って。「当時、同じ歳のみんなは、海へ山へ、ボーイフレンドと遊んで」って、デビュー当時は忙しくて全く遊べなかったようで。「アルバイトすらしたことがない」「歌うことしか出来ないんですね」って。「42年間、紆余曲折あって」「4年間全く歌わない時期もあったけど、気がついたらまた歌ってる」って。でも「スポットライトを浴びたいとか夢よもう一度とか野心は全くない」って。「天から“まだ歌わなきゃダメ”って言ってるのかも」「これからも歌い続けるでしょう」って。でも「50年というのは実感湧かない」「体力があるかどうか、ちゃんと歌えるかどうか」「長くなると現実から遠くなる」って。本当は区切りのいい40周年でやりたかったそうですが、機会がなかったとか。でもこの辺で「過去を振り返る、集大成をやることができて嬉しい」って。「最初で最後かも、そう思って今日は歌いたいと思います」って。で、膨大なレパートリーなので今回の選曲は大変だったそうで。「自分なりに厳選してコンパクトに、できる限りのことをやってみたい」って。「1部は自分が歌うきっかけとなった寺山さんの曲を中心にやっていきたいと思います」って。

 次はまず寺山氏の「お月さましか話し相手がいなかったら」という詩の朗読です。ピアノのリズミカルなリフをバックに皿洗いの女の子のお話を。続いてアコーディオンのしっとりとしたメロディをバックに1枚の鳴らないけど、真っ暗ななかで一面明るくなるレコードのお話を。その後、新澤さんのカウントから2曲目「のこされた人形の唱」がはじまり、アコーディオンのゆったりと郷愁を感じるフレーズから、しっとりとしたヴォーカルがはいって、そして力強く歌い上げて。

 マキさんは今年はチョイ役でしたけど、映画に出演され、挿入歌のヴォーカルも担当されたそうで。3曲目はその曲で「時計をとめて」。ピアノのリズミカルなリフにのってアコーディオンとベースが跳ねるようなリフを。そして明るいイエローライトのなか、力強いヴォーカルがはいって、歌い上げて。間奏ではアコーディオンのテクニカルなソロが。ピアノが合いの手のようにフィルをいれて。そしてサビでは歌い上げて盛り上がって。

 マキさんはステージ左のテーブルのところへいって給水タイムです。そしてステージ中央に戻って、シーンとしている客席に「“波を打ったように静か”ってこういうことをいうのね」って笑いが。次の曲はデビュー当時に何度か歌ったきりで、その後全く歌っていない曲だそうで「よっぽど“マキ好き”じゃないと知らない」って笑いが。「皆さんがあまりご存知ない名曲がある」って。

 4曲目は「子供-家族の肖像」。ピアノとアコーディオンがしっとりと奏で、ヴォーカルがはいって力強くもしっとりと。そしてハイハットのリズムがはいってミドルテンポのリズミカルな感じに。終盤ではアコーディオンのエモーショナルなソロが。その後再び力強くしっとりとしたヴォーカルが。
 続いて5曲目は「種子-はだしで駆けて行くと」。まずはアコーディオンのリズミカルなリフをバックに朗読が。綺麗なピアノリフもはいって。そしてボサノヴァ風のリズムがはいって明るく爽やかな曲調になってサビでは歌い上げて。その後アコーディオンのテクニカルなソロが。マキさんは綺麗なスキャットを。その後ピアノとアコーディオンが掛け合いのソロを。

 ここで、芳垣さんがステージを降りて、太田さんが登場します。マキさんはステージ左のイスに座って。まずは太田さんがホーミィを響かせ、そして太田語の民族音楽を歌って、それが徐々に低く唸るように。その後ヴァイオリンの不気味な音色が響くなか、客席左中央付近の扉にスポットライトが照らされ、顔を白く塗って白い布を纏った、まるで幽霊のような女性が。ヴァイオリンの音色に合わせてスローモーにゆっくりと踊りながら客席の通路を歩き、そしてステージに上がり、ヴァイオリンが激しく弾くと動きも早くなって狂ったように踊って、そしてステージ中央に座って。マキさんは時折効果音を発して。こういうアングラ演劇のような世界はなんて表現していいかわからないっす。ちょっと怖いっす。マキさんは、娼婦が海を買いたいとさまよう「海の詩学」の朗読を。ここでアコーディオンとピアノがはいってミステリアスなフレーズを。白塗女性はステージ右の高いテーブルにのって、演奏がアヴァンギャルドな感じになるとテーブルの上に立って震えて。そして持っていたバックを道標に掛けて。そしてヴァイオリンが悲劇的な哀しいソロを。
 白塗女性が走ってステージ袖に消えると、ヴァイオリン・ピアノ・アコーディオンがしっとりとしたフレーズを奏でて。7曲目は「ペルソナ」。レッドライトのなか、ヴァイオリンをバックにヴォーカルが力強く歌い上げて、ドラマティックに盛り上がって。そして切なくしっとりと

 続いて8曲目は「A bird & A flower」。ピアノのゆったりとしたリフからはじまって、ヴァイオリンがカモメの鳴き声のような音色を響かせ、アコーディオンが風のような効果音を発して。そして薄暗いブルーライトのなか、マキさんが朗読を。“真夜中の花のよう”“青ざめてにおいたつ”って。その後しっとりとした歌がはいってロマンティックな雰囲気に。そしてヴァイオリンのエモーショナルかつテクニカルなソロが。中盤ではイエロースポットを浴びてヴォーカルが艶っぽく歌い上げて、そして明るく盛り上がって。その後ピアノの力強いリフとぶっといベースラインをバックに力強くドラマティックに歌い上げて。終盤ではアコーディオンのテクニカルなソロから劇的に盛り上がって、ラストはピアノのパワフルなソロが。「どうもありがとう」ってマキさん。

 続いて9曲目は「戦争は知らない」。ヴァイオリンの伸びやかな音色が響いたあと、ヴォーカルがアカペラでしっとりと歌って。そしてベースの幻想的なサウンドがながれ、ヴォーカルがスキャットをいれて。その後ピアノとアコーディオンがミステリアスでアヴァンギャルドに弾きまくり、そんななか、ヴォーカルが力強く歌い上げて。太田さんはハンドマイクで歌ったり、サイレンを鳴らしたりして、太田語の民族音楽風の歌を響かせて。終盤ではマキさんが不気味な声でゆったりと歌い、そしてダーティ気味にパワフルにアヴァンギャルドな不協和音をバックに歌って。ラストはヴァイオリンが歌メロを美しく奏でて。

 芳垣さんがステージに戻り「1部最後の曲をやります」ってマキさん。「レトロな歌詞が出てくる」って、その曲にはリクエストも多かったそうで「42年ぶりに同じキーで歌います」って。はじまった1部最後となる10曲目は「マキの子守唄」。ドラムがミドルテンポのリズムを刻み、ピアノとアコーディオンがゆったりとリフを奏で、ヴォーカルがはいってリズミカルに歌い、スキャットも。間奏ではヴァイオリンのエモーショナルなソロ、アコーディオンのテクニカルなソロが。そしてドラムをバックにマキさんがリズミカルなスキャットを。終盤ではマキさんがメンバー紹介を。「ピアノ、新澤健一郎さん!」って新澤さんがパワフルにリフを弾いて拍手!「アコーディオン、佐藤芳明さん!」拍手です。「コントラバス、西嶋徹さん!」拍手です。そして「一番付き合いの長い、ヴァイオリン、太田恵資さん!」拍手です。「パーカッション、芳垣安洋さん!」拍手です。そしてマキさん、踊って力強く歌ってそのままステージ袖へ。
ラストは演奏メンバーのみでFin。大拍手です。メンバーの皆さんはお辞儀をして第1部終了。時計を見ると19時55分。1時間20分強の第1部でした。

 休憩中、ステージ上はあわただしくセットチェンジが。第2部はロックバンド<SALAMANDRE>がバックです。メンバーは、ギター<鬼怒無月さん>、ヴァイオリン<勝井祐二さん>、ベース<松永孝義さん>、そしてドラムは第1部に引き続き<芳垣安洋さん>です。ステージ向かって左がギターで、ガットギターとフォークギターと水色のストラトが準備されてます。後方中央左がベースで、サンバーストのJAZZベースのようです。そしてその隣に同じくドラムセット。そしてステージ右がヴァイオリンです。

 20時10分頃にブザーが鳴ってアナウンスがながれて。20時15分ころ客席が暗くなって、ステージ後方のモニュメントの台に顔を白く塗って赤い布を纏った男性が。そして勝井さんが登場してディレイをかけた幻想的なヴァイオリンサウンドを響かせて。白塗男性はゆったりとスローモーションで踊りながらステージ前へ。そしてヴァイオリンの緩急にあわせてのけぞったり跳ねたり。ヴァイリンが明るく爽やかなメロディを奏で、マキさんがステージ左袖でペットボトルを上下して効果音を発して、そして詩の朗読を。「人魚」です。すると芳垣さん・鬼怒さん・松永さんがステージに登場。白塗男性はステージを降りて客席をゆったりと踊りながら通路を歩いて、そして客席左の出入り口へ。マキさんは踊りながらステージ中央へ。ゆったりとしたアコギのアルペリフがながれ、ヴォーカルがはいって力強くもしっとりと、そして切なく美しく。マキさんは2部では髪にグレーっぽいコサージュを。その後ギターのリズミカルなリフからドラムがはいってアップテンポでヴァイオリンのエモーショナルなソロへ。中盤ではヴォーカルが明るく爽やかにリズミカルに。そしてヴァイオリンがゆらゆらとした音色を響かせ、バックではドラムが叩きまくって。マキさんはしゃがんでます。終盤ではアコギのアルペリフがしっとりとながれ、ヴォーカルがはいって哀愁たっぷりに歌って、そしてヴァイオリンがゆったりと神秘的なサウンドを響かせて。

 ステージ後方のスクリーンがブルーに。鬼怒さんが水色ストラトに持ち替えて。ヴァイオリンがゆったりと幻想的な音色を響かせ、そしてギターのヘヴィサウンドでの伸びやかなソロが。その後ゆったりとギターリフがはいって、パンチの効いたパワフルなヴォーカルが。13曲目は「Lilly was gone with Windowpane」。レッドライトのなか、パワフルなドラムがはいってノリノリモードでパワフルなヴォーカルと伸びやかなヴァイオリンサウンドがながれ、そしてギターのワウを効かせたエモーショナルなギターソロ、続いてヴァイオリンソロが。その後一旦とまってヴァイオリンのゆったりと伸びやかな音色が響き、それがアグレッシブなヴァイオリンソロへ。終盤ではバックの演奏がとまって、ヴォーカルがアカペラでパワフルに歌って。

 14曲目、まずは「友人」の詩の朗読を。♪ワニワニワニって。バックではジャングルのような効果音を奏で、アヴァンギャルドなフリーインプロへ。"恋なんてたいしたことない。寝るときは別々に限るさ!“って。そして明るいイエローライトのもと、ヴァイオリンのノリノリのリフからギターのヘヴィリフにのってパワフルなヴォーカルがはいって。間奏ではヴァイオリンのアグレッシブなソロ、ギターのエネルギッシュなソロが。その後パンチの効いたパワフルなヴォーカルがはいって、終盤では再びアグレッシブなヴァイオリンソロが。ラストは鬼怒さんも跳ねて盛り上がって。

 「とってもノドが乾くわ」ってマキさん、ステージ左のテーブルのところへ行って水やワインを飲んで。「ワイン飲むとノドが滑らかになるの」って。「飲みながらライブやってると酒好きのアル中みたいに思われるけど、普段は全く飲まないの」って。差し入れやプレゼントなどでワインを頂くことが多いそうで「家にワインがいっぱい」「今度はワインじゃないものを持ってきて」って爆笑!

 次の曲は今回のリサイタルのサブタイトルにもなっている“どこにも属さず、何も縛られず、荒野に独り立つしなやかな獣”という歌詞の曲で、70年代のシド&ナンシーのような、はちゃめちゃなカップルのことを歌ったそうで。若くして亡くなったそうですが「2人はとても幸せだった」って。
 15曲目は「NORD-北へ」。まずはアコギソロ。時折衝撃的は音が響いて。そしてゆったりとアルペリフを奏で、ベースラインが低く響き、しっとりとしたヴォーカルがはいって、ヴァイオリンが伸びやかに奏でて。ミドルテンポでゆったりと雄大な感じになったあと、ズンズン響くベースリフ、ギターのアルペリフをバックにパワフルなヴォーカルがはいって。間奏まずはアヴァンギャルドなヴァイオリンソロが。マキさん踊ってます。そしてパワフルなヴォーカルが伸びやかにながれ、力強く歌い上げて。その後アグレッシブなヴァイオリンソロが。ヴォーカルのスキャットもはいって盛り上がって、ドラムも叩きまくって。終盤では一旦とまってヴォーカルがアカペラでしっとりと歌い、ギターのアルペリフがはいってベースラインが響き、そしてズンズン響くベースリフにのってヴォーカルが力強く歌い上げて、ラストは大きなアクションでダイナミックにFin。

 続いてパワフルなドラムとギターのヘヴィリフからアップテンポのダイナミックなリフが。それと同時に客席から「おぉ~!」ってどよめきと大拍手大歓声!16曲目はまさままさかの「私は風」。これ本当にやってくれるなんて夢にも思ってなかったので超ビックリ!ギターとヴァイオリンのテクニカルなユニゾンリフから一旦止まってギターのアルペリフがしっとりとながれるも、パワフルなベースリフからギターのヘヴィリフが。マキさんは手を挙げて。そしてギターのアルペリフがゆったりとながれ、哀愁ただようヴォーカルがはいって、ヴァイオリンは合間にフィルをいれて。そこからミドルテンポでパワフルなドラムとヘヴィギターリフがはいってヴォーカルが力強く歌い上げてシャウトをキメて。最初の間奏ではアップテンポのシャッフルでノリノリモードでワウを効かせたアグレッシブなギターソロが。ソロが終わると拍手です。続いてアグレッシブなヴァイオリンソロ。めっちゃ弾きまくりで、ソロが終わると拍手です。その後サビに戻ってヘヴィギターリフをバックにパワフルなヴォーカルが。そしてヴァイオリンソロのあと、ヘヴィなギターリフがはいって♪ジャーン!って。ここでお客さんは大拍手大歓声!そのあと、ギターのアルペリフがゆったりとながれ、艶やかなヴォーカルがしっとりとながれて。そしてミドルテンポでリズミカルなギターとヴァイオリンのリフがはいって、ヴォーカルがゆったりと雄大に。終盤ではオレンジライトに包まれ、明るく爽やかな感じになるも、再びヘヴィなギターリフ、ギターとヴァイオリンのテクニカルなユニゾンリフがはいって盛り上がっていって。
 曲が終わると大拍手大歓声!「ヴァイオリン、勝井祐二さん!」「パーカッション、芳垣安洋さん!」「ベース、佐藤芳明さん!」「ギター、鬼怒無月さん!」ってマキさん紹介して、おのおのに大きな拍手が。しばらく拍手が鳴り止まず、あらためてマキさん「ありがとうございます」って。

 「次が最後の曲です」ってマキさん。次の曲は以前から演奏されていますが「3/11以降違う感じになった」「自分の中で何かが変わった」ってマキさん。来年以降はニューアルバム制作やブログを書籍化したりしたいそうです。

 本編最後となる17曲目は「SOUL」。ギターのアップテンポのアルペリフからほのぼのした感じではじまって、ブラシによる軽快なリズムにのってリズミカルで爽やかなヴォーカルがはいって、サビでは力強く歌い上げて。間奏ではギターのカッティングソロからヴァイオリンの伸びやかなソロが。マキさんはしゃがんでワインをひと口。その後リズミカルで爽やかなサビをパワフルに歌って、ハイトーンスクリーミングをキメ、ラストは爽やかなスキャットからヴァイオリンのリズミカルなソロが。そしてマキさんがあたらめてメンバー紹介を。大拍手大歓声です。
 その後静かになってヴァイオリンのリフ・ギターのアルペリフがリズミカルにながれて。するとリズムにのって第1部の演奏メンバーがステージに登場し、大拍手!「ピアノ、新澤健一郎さん!」「コントラバス、西嶋徹さん!」「アコーディオン、佐藤芳明さん!」「ヴァイオリン、太田恵資さん!」ってマキさんが紹介しておのおのに大きな拍手が。さらにステージ後方のモニュメント部には赤白のダンサーが登場!「舞踏、高橋理通子さん!」「舞踏、青森から来てくださった、福士正一さん!」って紹介して大きな拍手が。「寺山さん、聴いてる?」ってマキさん。そしてパワフルなスクリーミングをキメて。ここからソロバトルです。まずはパワフルなピアノソロ、リズミカルなアコーディオンソロ、ワウを効かせたエモーショナルなギターソロ、勝井さんのアグレッシブなヴァイオリンソロ、そして太田さんのヴァイオリンソロ。太田さんは歯で弾いたり頭の後ろで弾いたりとジミヘンモードで。そしてダンサーお2人の踊りが。大拍手です。その後静かになってベースリフが響き、そしてしっとりとしたヴォーカルがはいって。「時には母のない子のように」です。それがパンチの効いたパワフルな歌い方になって盛り上がって、スクリーミングもキメて♪ジャーン!って盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんは深くお辞儀を。すると何人かのお客さんがマキさんに花束を渡して。そしてマキさん「アンコールはなしよ。いまのがアンコールだから」「もっと聴きたかったら、また来てね!」って。マキさん手を振りながらステージ奥へ・・・メンバーの皆さんも・・・すると客席が明るくなって終演のアナウンスがながれて終了。時計を見ると21時54分。1時間40分の第2部で、合計3時間10分の盛りだくさんの素晴らしいリサイタルでした。
 前半はピアノ・ヴァイオリン・アコーディオン・コントラバス・ドラムという編成でデビュー曲からレア曲をしっとりと、そして演劇も。後半ではギター・ヴァイオリン・ベース・ドラムをバックに演劇からノリのいいロックをたっぷりと。せっかくノリのいいパワフルな曲なのに座って聴いているのがもどかしくて。そしてまさかまさかの「私は風」には超ビックリ!超感激!しばらく震えが止まらなかった。いろいろなひとがカヴァーしてますけど、やはり本物はケタ違い!凄すぎ!しばらく拍手が鳴り止まなかったし。スタンディングオベーションしたかったけど誰も立たなかったのは残念。年齢層高すぎの客には無理か。寺山氏の関連のお客さんも多かったのでしょうね。それと普段のライブでも演奏される「NORD-北へ」や「SOUL」など大好きな曲も聴けて嬉しかったっす。ホール中に響くマキさんの繊細で美しく、しかも力強いパワフルな歌声に超感動!バックの演奏も本当に素晴らしかった!今後もマキさんの活躍、期待しております。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。