それまでの“アイドル”の地位を捨て、Janis Joplinさんの影響を受けてハードロックシンガーに転身した<カルメン・マキさん>。71年に発表された<Blues Criation>とのコラボアルバムではハードロックシンガーとしての実力をたっぷりと魅せてくれました。その翌年72年には当時まだ18歳だったギタリスト<春日博文さん>らとともに自身のバンド<カルメン・マキ&OZ>を結成されます。当初のメンバーはマキさん・春日さんの他、ベース<鳴瀬喜博さん>、ドラムス<樋口晶之さん>という凄いメンバーでしたが、事務所からドサ廻りを強要されて辛い下積み活動を余儀なくされたそうで。また、大半の曲の作詞を手がけた<加治木剛さん(ダディ竹千代さん)>によると、当時マキさんは英語の詩にこだわっておられたそうです。でもそれを長い時間をかけて加治木さんが説得して日本語の歌詞でいくことになったとか。
下積みの苦労が実を結んで、74年にシングル「午前一時のスケッチ」が発表され、翌75年1月にこのデビューアルバム「カルメン・マキ&OZ」が発表されます。このときにはメンバーはドラムスが<古田宣司さん>、ベースが<千代谷晃さん>に替わり、キーボードに<石川清澄さん>が参加されています。アルバムのレコーディングには<深町純さん>もキーボードやストリングスアレンジで参加されています。
アルバム1曲目は「六月の詩」。一歩一歩踏みしめるような力強いピアノリフからミドルテンポではじまって、しっとりとしみじみと聴かせるヴォーカルが響きわたります。それが徐々に盛り上がっていってヘヴィなギターリフ&バンドがはいって歌い上げます。2ヴァースの盛り上がりでは爆発もはいって。間奏まずはパワフルなドラムフィル、そしてエモーショナルなギターソロ&ドラマティックなコーラスが。そして再びギターソロ。まずはナチュラルトーンでメロウに。それが徐々にヘヴィなトーンになってエモーショナルに盛り上がります。終盤ヴァースに戻ってそして力強く歌い上げダイナミックに盛り上がって劇的なFinへ。
2曲目は「朝の風景」。パワフルなリフから爽やかで軽快なギターリフに。そして軽やかで綺麗なヴォーカルがはいって。アップテンポのポップ調のちょっぴりほのぼのとするような曲ですね。間奏はリズミカルなオルガンソロが。ラストはパワフルな歌声も。とっても心地よい素敵な曲ですね。
3曲目は「Image song」。11分の大作です。ミドルテンポのリズミカルなピアノリフからロマンティックにはじまって、しっとりとした艶っぽいヴォーカルが。サビではヴィヴラートを聴かせて力強く歌い上げます。ストリングもとっても印象的なドラマティックなバラードソングですね。中盤ではハイトーンでさらにメロディアスに歌い上げて。間奏まずはアコースティックギターの素朴なアルペジオからはじまって、メロウなギターソロがはいって。それがドラマティックに盛り上がっていきます。終盤再びヴァースに戻って歌い上げて。ラストはストリングスがメロディアスなリフをクラシカルに奏でてFin。
4曲目は「午前一時のスケッチ」。真夜中、道路を車が通り過ぎる音からはじまって、そしてミドルテンポのパワフルでヘヴィなリフと力強いヴォーカルがはいって。どっしりとした迫力ある曲ですね。ユニゾンのヘヴィリフ、かっちょいいっす。間奏はエモーショナルなギターソロが。ヴォーカルもめっちゃ迫力あります。終盤ではテンポアップしてパワフルに突っ走ってFin。
5曲目は「きのう酒場で見た女」。セッション音からホンキートンク調のアップテンポのピアノリフがはじまって、ポップでちょっぴりコミカルなヴォーカルが。“箸休め”的なポップな短い曲です。
6曲目は「私は風」。12分弱の大作です。いきなりパワフルでダイナミックでハードなリフからかっこよくはじまります。それが突然止まって哀しげなピアノリフがはいって、しっとりとした艶っぽいヴォーカルが。抒情的に歌い上げます。そしてサビ前にパワフルなリフがはいって力強いパンチの効いたド迫力のヴォーカルのサビが。絶叫シャウトのあとテンポアップしてテクニカルなギターソロ、続いてパワフルなオルガンソロが。さらにアグレッシブなギターソロも。再びド迫力のサビ、そしてエモーショナルなギターソロが。その後ダイナミックなリフのあと、一転スローテンポになってエモーショナルなベースラインをバックに幻想的な雰囲気になり、美しいファルセットの歌声が響いて。終盤ファズの聴いた軽快なギターリフが。それにのって爽やかで壮大な雰囲気に。ラストは再び元のダイナミックなリフで盛り上がってFin。めっちゃドラマティックな凄い曲です。
マキさんのときに繊細にときに力強く、表現力豊かなヴォーカルが最大限生かされたドラマティックな構成の曲も多く、それだけでなく“箸休め”的なちょっとポップな曲も織り交ぜた聴き応えたっぷりの素晴らしいアルバムですね。
このデビューアルバムは当時の日本ロックでは異例の10万枚を超える大ヒットとなったそうです。特にラストの「私は風」はその後多くのミュージシャンにカヴァーされました。
下積みの苦労が実を結んで、74年にシングル「午前一時のスケッチ」が発表され、翌75年1月にこのデビューアルバム「カルメン・マキ&OZ」が発表されます。このときにはメンバーはドラムスが<古田宣司さん>、ベースが<千代谷晃さん>に替わり、キーボードに<石川清澄さん>が参加されています。アルバムのレコーディングには<深町純さん>もキーボードやストリングスアレンジで参加されています。
アルバム1曲目は「六月の詩」。一歩一歩踏みしめるような力強いピアノリフからミドルテンポではじまって、しっとりとしみじみと聴かせるヴォーカルが響きわたります。それが徐々に盛り上がっていってヘヴィなギターリフ&バンドがはいって歌い上げます。2ヴァースの盛り上がりでは爆発もはいって。間奏まずはパワフルなドラムフィル、そしてエモーショナルなギターソロ&ドラマティックなコーラスが。そして再びギターソロ。まずはナチュラルトーンでメロウに。それが徐々にヘヴィなトーンになってエモーショナルに盛り上がります。終盤ヴァースに戻ってそして力強く歌い上げダイナミックに盛り上がって劇的なFinへ。
2曲目は「朝の風景」。パワフルなリフから爽やかで軽快なギターリフに。そして軽やかで綺麗なヴォーカルがはいって。アップテンポのポップ調のちょっぴりほのぼのとするような曲ですね。間奏はリズミカルなオルガンソロが。ラストはパワフルな歌声も。とっても心地よい素敵な曲ですね。
3曲目は「Image song」。11分の大作です。ミドルテンポのリズミカルなピアノリフからロマンティックにはじまって、しっとりとした艶っぽいヴォーカルが。サビではヴィヴラートを聴かせて力強く歌い上げます。ストリングもとっても印象的なドラマティックなバラードソングですね。中盤ではハイトーンでさらにメロディアスに歌い上げて。間奏まずはアコースティックギターの素朴なアルペジオからはじまって、メロウなギターソロがはいって。それがドラマティックに盛り上がっていきます。終盤再びヴァースに戻って歌い上げて。ラストはストリングスがメロディアスなリフをクラシカルに奏でてFin。
4曲目は「午前一時のスケッチ」。真夜中、道路を車が通り過ぎる音からはじまって、そしてミドルテンポのパワフルでヘヴィなリフと力強いヴォーカルがはいって。どっしりとした迫力ある曲ですね。ユニゾンのヘヴィリフ、かっちょいいっす。間奏はエモーショナルなギターソロが。ヴォーカルもめっちゃ迫力あります。終盤ではテンポアップしてパワフルに突っ走ってFin。
5曲目は「きのう酒場で見た女」。セッション音からホンキートンク調のアップテンポのピアノリフがはじまって、ポップでちょっぴりコミカルなヴォーカルが。“箸休め”的なポップな短い曲です。
6曲目は「私は風」。12分弱の大作です。いきなりパワフルでダイナミックでハードなリフからかっこよくはじまります。それが突然止まって哀しげなピアノリフがはいって、しっとりとした艶っぽいヴォーカルが。抒情的に歌い上げます。そしてサビ前にパワフルなリフがはいって力強いパンチの効いたド迫力のヴォーカルのサビが。絶叫シャウトのあとテンポアップしてテクニカルなギターソロ、続いてパワフルなオルガンソロが。さらにアグレッシブなギターソロも。再びド迫力のサビ、そしてエモーショナルなギターソロが。その後ダイナミックなリフのあと、一転スローテンポになってエモーショナルなベースラインをバックに幻想的な雰囲気になり、美しいファルセットの歌声が響いて。終盤ファズの聴いた軽快なギターリフが。それにのって爽やかで壮大な雰囲気に。ラストは再び元のダイナミックなリフで盛り上がってFin。めっちゃドラマティックな凄い曲です。
マキさんのときに繊細にときに力強く、表現力豊かなヴォーカルが最大限生かされたドラマティックな構成の曲も多く、それだけでなく“箸休め”的なちょっとポップな曲も織り交ぜた聴き応えたっぷりの素晴らしいアルバムですね。
このデビューアルバムは当時の日本ロックでは異例の10万枚を超える大ヒットとなったそうです。特にラストの「私は風」はその後多くのミュージシャンにカヴァーされました。
自分もそのくらいで手に入れた記憶があります。
平山さんの素晴らしい作品、ぜひとも再発してほしいものです。
アマゾンやヤフオクでは
手が出せませんので
気長に探すとします