ひよりの音楽自己満足

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カルメンマキ&OZ 2

2009-08-22 08:58:53 | 70's J-Rock
 それまでの苦労が実を結び、75年に発表されたデビューアルバム「カルメン・マキ&OZ」が大ヒット!その年の5月には<Grand Funk Railroad>の来日公演で競演するなどハードロックバンドとして確固たる地位を築いた<カルメン・マキ&OZ>。マスコミからの取材も殺到したそうですが、マキさんは絶対にピンでの取材は受けず、必ずメンバー全員でという条件を出されたそうで。
 翌76年にはロサンゼルスのスタジオで4ケ月かけてレコーディングされたセカンドアルバム「閉ざされた町」が発表されます。メンバーはガラリと替わって、マキさん・春日さんの他、ベースが<川上茂幸さん>、ドラムスが<久藤賀一さん>、キーボードが<川崎雅文さん>という強力な布陣です。ビンのような容器から水のような液体が噴出すジャケット、なんとも意味深ですね。
 アルバム1曲目は「Introduction」。ギターリフから静かにはじまってそこに透明感のあるクリスタルサウンドが響いて。とっても幻想的でしかも爽やかな雰囲気の曲ですね。まるで徐々に朝日が昇ってくるかのような感じで、高揚感が増してきますね。これからの展開が楽しみになってきます。
 2曲目は「崩壊の前日」。めっちゃパワフルでダイナミックに劇的にはじまり、アップテンポの明るく楽しい曲調に。リズミカルでパンチの効いたヴォーカル、かっくいいっす。そしてバックではベースがうねりまくってブ厚いサウンドに。キーボードもいい味だしてますね。間奏ではギターとキーボードのユニゾンも。ノリノリのめっちゃかっくいい曲です。ラストはゆったりとドラマティックにFin。
 3曲目は「振り子のない時計」。ゆったりとした幻想的なリフからしっとりとはじまって、ほのぼのとするような美しいヴォーカルがたおやかにながれて。心癒される、どこか懐かしさを感じる叙情的な美しい曲ですね。
 4曲目は「火の鳥」。オルガンリフからゆったりと荘厳にはじまって、パワフルなリフがはいって。そしてエモーショナルなギターソロがながれ、しっとりとしたヴォーカルがはいって、サビで歌い上げます。ドラマティックなパワーバラードですね。ピアノとベースがすっごいいい味だしてます。間奏では泣きのメロディアスなギターソロが。終盤劇的に盛り上がったあと再び泣きのギターソロがたっぷりと。
 5曲目は「Lost Love」。ゆったりとした力強いリフからはじまって、スローテンポでブルージーな感じに。サビではパワフルに盛り上がってドラマティックに歌い上げます。聴き応えたっぷりのバラード曲です。中盤にはヘヴィなギターリフをバックに迫力ある力強いヴォーカルが。そしてアグレッシブなギターソロも。その後一旦落ち着いて幻想的な雰囲気になるも再びアグレッシブなギターソロが。ラストも力強く歌い上げて劇的にFin。
 6曲目は「閉ざされた町」。めっちゃダークでヘヴィなリフからダイナミックにはじまり、迫力ある力強いヴォーカルがはいって。ぶっというねりまくりのベース、凄すぎです。間奏まずはヘヴィでアグレッシブなギターソロが、そしてパワフルなリフを挟んでピアノリフをバックにメロディアスなベースソロ。終盤、ヴァースのあと劇的に盛り上がり力強く歌い上げます。ラストは唐突にFin。ド迫力のスーパーヘヴィでスリリングな曲です。
 7曲目は「Epilogue」。ゆったりとした幻想的な雰囲気のなか、抒情的に哀しげなメロディがながれて静かにFin。 
前作以上に起伏に富んだ構成で、しかもブ厚いサウンドで、聴き手をどんどん曲の世界に引き込んでいくようなスリリングで劇的でドラマティックなサウンドに思いっきり圧倒されちゃいます。素晴らしい作品ですね。

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