ひよりの音楽自己満足

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壷井彰久さん  一人天下

2021-09-05 21:58:28 | ジャズ
多方面から引っ張りだこのスーパーヴァイオリニスト<壷井彰久さん>。ご自身のプログレバンド<KBB>他、様々なユニットに参加され、数多くのアルバムも発表されていますが、意外なことにこれまでにソロアルバムは発表されていなかったんですね。それが、2020年からコロナでライブ活動が制限され、時間に余裕ができなこともあるのでしょうか、2021年ついにファン待望の1stソロアルバム「一人天下」が発表されました。タイトル通りに壷井さんお一人での多重録音アルバムです。とっても可愛らしいイラストのジャケット、最高っす!
アルバム1曲目は「笑いながら必死で逃げる」。アップテンポのパワフルなリズミカルリフから、躍動感たっぷりに明るく楽しく爽やかに。オープニングにぴったりのかっくいい曲ですね。リフのあとはもちろんテクニカルな弾きまくリがたっぷりと。
2曲目は「そこはかとない幸せ」。ミドルテンポのリズミカルリフから、瑞々しく美しく爽やかにはじまって、ゆったりとのびやかに、さらにテクニカルに。中盤では静かになって、神秘的な感じになり、ミステリアスなソロも。
 3曲目は「風と土のカノン」。ゆったりとしっとりとクラシカルな感じで、弦楽四重奏のように多重モードで、さらに輪唱もあって幽玄な感じに。その後、力強くリズミカルに。
 4曲目は「水をください」。静かに幻想的にしっとりとはじまって、ミドルテンポで瑞々しく。その後のびやかに力強くドラマティックに盛り上がって。
 5曲目は「君の名字は?」。ミドルテンポのリズミカルリフからダンサブルな感じではじまって、そしてエモーショナルに、さらにテクニカルに弾きまくって。
 6曲目は「南国IT」。ゆったりとしたリズムで気だるい感じではじまってのびやかに奏でて。そしてエモーショナルにテクニカルに、さらにアヴァンギャルドに弾きまくって。
 7曲目は「秋の眠り、冬の目覚め」。ゆったりと寂しげに哀愁たっぷりにはじまって、そして徐々に力強くドラマティックに。
 8曲目は「7拍子でお茶をにごす」。ラテンパーカッション風のアップテンポのリズムにのってノリノリで、のびやかにリズミカルに、しかも妖しく。その後一旦止まってから妖しい感じのエモーショナルなソロが。そしてリズミカルリフがはいって明るくさわやかに、テクニカルに弾きまくり、終盤ではだんだんテンポアップしていってスリリングに。
 9曲目は「探検家からの手紙」。フィンガーピッキングでゆったりと神秘的にはじまって、そしてしっとりと寂しげに。その後ゆったりとほのぼのほっこりした感じに。
 10曲目は「Ground after the Scotch Humore」。ワルツリズムで力強くリズミカルに爽やかに、そしてテクニカルに弾きまくって。
 多方面で活躍されている壷井さん、ソロアルバムはバラエティに富んだ内容で、様々な音楽性がちりばめられ、明るく楽しい曲や、ゆったりとしっとりとした曲や、民族音楽的な曲など、アルバム通して楽しめる素晴らしいアルバムですね。全てお一人でって凄すぎ!そうそう!Youtubeには楽しい動画も公開され、各地で制限有りながらもレコ発ライブが行われたようで。早くコロナが収まって、再び安心してライブが楽しめるようなるといいな。

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