ひよりの音楽自己満足

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是巨人with壷井彰久さん DOLDRUMS

2012-03-15 06:20:56 | 鬼怒無月さん
 超絶ドラマー<吉田達也さん>率いる超激ユニット<是巨人>。是巨人は吉田さんが参加された1995年に行われた“磨崖仏・変人フェス”でのライブが元になっていて、その3年後の98年に吉田さん、ギター<鬼怒無月さん>、ベース<ナスノミツルさん>という超絶ミュージシャントリオが揃って現在にいたるようです。アルバムも何枚も発表され、そのエネルギッシュで激しく、パワフルで圧倒的なブッといサウンドでファンを魅了しています。
 そして2010年2月には超絶ヴァイオリニスト<壷井彰久さん>がゲスト参加されたライブが行われ、そのときのライブ音源が2011年に「是巨人with壷井彰久/DOLDRUMS」というタイトルでアルバムとして発表されました。ライブを観にいけなかったので、こうしてCD発売されたのはめっちゃ嬉しいっす。今回のアルバムには8曲が収録されていますが、そのうちの6曲がこのときのライブ音源で、他2曲は以前のトリオ編成でのライブ音源に壷井さんがオーバーダブされたようです。さらには某CD店ではおまけに2月のライブ音源1曲が収録されたCD-Rが付いていたもので、もちろんそれを購入しちゃいました。
 アルバム1曲目は「LEBANON」。アップテンポのダイナミックなユニゾンリフからはじまって、パワフルなリズムとヘヴィなギターリフをバックにヴァイオリンが伸びやかな音色を響かせ、テクニカルなユニゾンリフからアグレッシブなヴァイオリンソロへ。中盤ではミドルテンポになってヴァイオリンのムーディな音色がギターとともにゆったりとながれ、そしてエモーショナルなギターソロ&ベースソロと続いて徐々に盛り上がっていき、ギターのムーディなリフにヴァイオリンがフィルを入れて。終盤ではアップテンポのパワフルなリズムにのってユニゾンリフで、ドラムも叩きまくりでダイナミックに盛り上がって、ヴァイオリンソロからパワフルなユニゾンをキメてFin。
 2曲目は「DOLDRUMS」。パワフルでダイナミックなリフからアップテンポの変拍子ユニゾンリフと超絶叩きまくりドラムで激しく。それが一転ゆったりとなり、ギターとヴァイオリンがユノゾンでほのぼのした感じのフレーズを奏で、そしてベースがメロウなフレーズを、ヴァイオリンが幻想的なサウンドをゆったりと奏でて。中盤ではヴァイオリンがゆったりと幽玄な音色を奏で、そしてユニゾンリフからヴァイオリンがパワフルなリフを、ギターが伸びやかな音色を響かせて。ラストは叩きまくりドラムからダイナミックなユニゾンリフが。
 3曲目は「FREESTONE」。ユニゾンでの爽やかな感じのリフからはじまって、アップテンポのリフがテクニカルなベースラインをバックにながれて。中盤ではギターのテクニカルなソロが。そこにヴァイオリンも加わって、掛け合いからアツく弾きまくって。終盤ではミドルテンポのズンズン響く躍動感のあるリズムがはいって元気よく楽しく。
 4曲目は「NERVE CELL」。ギターのアルペジオリフからゆったりとはじまって、そこにヴァイオリンが加わってユニゾンで。そしてパワフルでダイナミックなリフが。その後ヴァイオリンとギターがユニゾンで明るく爽やかな感じのフレーズを奏でて。中盤ではベースの躍動感たっぷりのリフからダイナミックなユニゾンリフが。その後ギターとヴァイオリンがユニゾンでエモーショナルなフレーズを奏で、そして叩きまくりドラムからダイナミックなユニゾンリフが。ラストはアップテンポでめっちゃパワフルに盛り上がって。
 5曲目は「JACKSON」。アップテンポのダイナミックなリフからギターの軽快なカッティングリフ、ヴァイオリンがちょっぴりコミカルで楽しいほんわかした感じのリフを弾き、ギターもそのリフにのってユニゾンで。中盤ではベースのパワフルなリフと叩きまくりドラムからヘヴィリフがはいって硬派な感じでぶっとく。そしてギターとヴァイオリンがアグレッシブなソロを。その後、パワフルなワウリフから静かな感じになるも再びユニゾンリフと叩きまくりドラムで盛り上がって。終盤では元のギターのカッティングリフとヴァイオリンの爽やかなリフから盛り上がって。
 6曲目は「ISOTOPE」。アップテンポのギターのテクニカルなリフからはじまって、ヴァイオリンも加わってユニゾンで。そしてズンズン響くベースリフをバックにテクニカルなリフがユニゾンでスリリングに展開して、ドラムも叩きまくって、そのままアグレッシブなヴァイオリンソロへ。中盤では一転静かになってヴァイオリンの幻想的なサウンドがベースリフをバックにゆったりとながれ、その後ベースのパワフルなリフ、ギターのヘヴィリフがはいって、叩きまくりドラムもはいって盛り上がって、ヴァイオリンのアグレッシブなソロへ。終盤では一旦静かになるも、ダイナミックなユニゾンリフから盛り上がって、テクニカルなユニゾンリフがスリリングに展開し、アップテンポでパワフルに疾走して。
 7曲目は2009年3月のライブ音源で「ARABESQUE」。ミドルテンポのパワフルでダイナミックなリフからはじまって、ミステリアスなリフから叩きまくりドラムがはいって盛り上がって。そしてユニゾンリフからギターのヘヴィリフ、ヴァイオリンの伸びやかな音色が響き、ドラムが叩きまくって。中盤ではヴァイオリンのアグレッシブなソロと叩きまくりドラムで盛り上がるも、一転静かになってヴァイオリンの浮遊感たっぷりの幻想的なサウンドが響いて。その後ベースのテクニカルなリフから徐々に盛り上がって。終盤では再び静かになるも、パワフルに盛り上がってヘヴィリフからユニゾンリフをキメて。
 8曲目は2008年3月のライブ音源で「POET & PEASANT」。ギターのアップテンポのリズミカルなリフからヘヴィでダイナミックなリフがはいって明るく楽しい感じに。そしてギターのヘヴィリフにのってヴァイオリンが伸びやかな音色を響かせるも、パワフルでスリリングなユニゾンリフへ。中盤ではミドルテンポでヴァイオリンソロ。ワウを効かせたアヴァンギャルド風ではじまって、メロウでテクニカルに。その後ゆったりと静かになるも、ギターのアヴァンギャルドな感じのソロが。終盤では静かな感じから徐々に盛り上がっていって、アップテンポのパワフルなリフがスリリングに楽しく展開して。 
 そしておまけのCD-Rは2010年2月のライブ音源で「Enigmatic Ocean」。音が揺らめく神秘的な感じからゆったりとはじまって、ヴァイオリンの力強いリフ、ギターのリズミカルなリフからダイナミックなリフが。そしてミドルテンポでヴァイオリンとギターが哀愁ただようフレーズを奏で、美しいハーモニーも響かせ、ギターの爽やかなリフとヴァイオリンの伸びやかな音色が心地よくながれて。その後パワフルなドラム&ベースのアップテンポのノリノリリズムがはいってギターとヴァイオリンがユニゾンで伸びやかに、そしてダイナミックなリフからテクニカルなユニゾンリフがスリリングに展開して。中盤ではヴァイオリンとギターがアグレッシブなソロを。そして白熱した掛け合いソロバトルが繰り広げられ、バックではベースもめっちゃ弾きまくって。終盤では一転ミドルテンポのレゲエ風リズムになって明るく楽しい感じになり、ギターとヴァイオリンがおのおのエモーショナルなソロを。その後一転アップテンポで疾走して、ギターがリズミカルなリフを、ヴァイオリンが雄大なメロディを奏でて。
 いやぁ~、凄いアルバムですね。怒涛の如く激しい演奏で圧倒していく凄まじい場面もあれば、ゆったりとほのぼのした感じもあり、明るく楽しい面もあってすっごい聴き応えありますね。聴いているだけでも楽しめるんですから、実際のライブはもっと楽しめたことでしょう。ライブを観られた方々が羨ましいっす。このメンバーでは先日、伝説のチェンバープログレバンドのオープニングアクトとしてもライブを演られたんですよね。資金難の自分は観に行けませんでしたが、無理してでも行くべきだったかな。そうそう、是巨人のアルバムが再発されるとか。こちらも楽しみです。

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