<プログレな一夜> 2009.11.28 沼袋サンクチュアリ
80年代の日本プログレシーンを代表するバンド<NOVELA>と<Pageant>。その2つのバンドのメンバーが率いる3バンドが一堂に会するイベント「プログレな一夜」が先日、沼袋のライブハウスで行われました。両バンドともに自分がジャパンプログレにハマるきっかけとなったバンドなのでめっちゃ楽しみです。もっともこのイベントは2月にも行われたんですけど、そのときは都合が悪くて行けなかったもので今回とっても楽しみにしてました。それに3バンドで3500-.という資金難の自分にも大変ありがたい金額だったしね。
出演バンドは、NOVELAのヴォーカリスト<五十嵐“Angie”久勝さん>率いる<Elastic Tone>、元Pageantのギタリスト<中嶋一晃さん>率いる<Go To HongKong>、そしてNOVELAのキーボーティスト<永川敏郎さん>率いる<GERARD>です。
<Go To HongKong>
伝説のプログレバンド<Pageant>。1986年に発表された名盤「螺鈿幻想」1枚のみでバンドを去ってしまった中心人物であるギタリスト<中嶋一晃さん>。その後中嶋さんは90年代には林克彦さんらと<夜来香>を結成。そして21世紀にはいると<浪漫座 本館・別館>を率いて。<Pageant>を知ってからいつか中嶋さん率いるバンドのライブを生で観たい、中嶋さんのギターを生で聴きたいと思っていました。それが実現したのが2009年9月に沼袋のライブハウスで行われた<浪漫座別館>のワンマンライブでした。素晴らしい演奏あり、めっちゃおもろい漫才あり、さらにはスペシャルゲストコーナーでアンジーさん登場と盛りだくさんの存分に楽しめたライブでした。その後<浪漫座別館>はヴォーカルひなさんが産休にはいったため活動休止。そして中嶋さんが立ち上げたあらたなプロジェクトがPageantのカヴァーバンド<Go To HongKong>です。当初は一時的なプロジェクトかと思いきや、<浪漫座別館>が無期限の活動休止になり、こちらがメインとなったようで。
メンバーは中嶋さんの他、ベース<森田タカシさん>、ドラムス<村中暁生さん>、キーボード<松井博樹さん>、そしてあの女性スーパーヴォーカリスト永井(大木)さんの声を再現できうる男性ヴォーカリスト<森川健司さん>の5人です。バンドの演奏もさることながら、森川さんのヴォーカルもすっごい楽しみです。
バンド名の<Go To HongKong>とはイギリスの古いスラングで“地獄へ落ちろ”という意味だそうですが、香港が大好きな中嶋さんにとっては“天国へ上れ”だそうで。前置きが長くなりました。
前バンドの演奏が終わって、ステージはセットチェンジで大忙し。そして15分後の20時ちょっと前にフロアーの照明が暗くなってステージの幕が開いてメンバー登場です。左からキーボード・ベース・ヴォーカル・ギター、そして後方高台にドラムスです。森田さんはブルーボディの6弦ベースを、中嶋さんはレッドサンバーストのレスポールタイプのギターを抱き、赤シャツにチェックのベスト、そして黒い帽子を被って。森川さんはゼブラシャツにシルバーラメとピンクのロングスカーフ(?)を首に巻いて。
1曲目は「夜笑う」。美しいシンセ&ピアノのフレーズからゆったりと情緒たっぷりにはじまり、そこにギターのメロウなフレーズが加わって。そして森川さんのしっとりとしたヴォーカルがはいって、それが徐々にパワフルに盛り上がって歌い上げて。序盤はドラマティックで美しいパワーバラードです。そしてアップテンポの明るくノリのいいリズムになって森川さんのヴォーカルが伸びやかにながれて。間奏はギターリフのあとテンポダウンして美しいピアノリフから哀しげなギターフレーズが切なく響いて。いい音してますねぇ。終盤は美しい泣きのギターフレーズと森川さんのハイトーンシャウトが。そして再びアップテンポになってリフをバックに森川さんがハイトーンのスキャットを。
大拍手に応えて森川さんが「どうもありがとう!」って。そして「こんばんは<Go To Hongkong>です」「今日はたくさん集まっていただいてほんとにありがとうございます」「憧れの諸先輩方と一緒にやらせていただけて光栄です」って謙虚に挨拶を。そして中嶋さんが「私ら初めて観るひとほとんどやと思うんですけど・・・」ってバンド名の説明をされますが「グーグルで調べて」って。爆笑です。さらに森川さんが「詳しくはDVDを見ていただいて」ってさりげなく物販のDVDの宣伝を。
皆さんは大阪から飛行機で東京にこられたそうですが「ハイジャックして“Go To HongKong”香港へ行け!って言いたかった」って中嶋さんアブない発言。森川さんが「ライブどうするんですか?」って突っ込み。すると「それよりももっと重大なことが」「パスポート持ってくるの忘れた」って中嶋さん。「なので断念して今日ライブやってます」って。爆笑です。そして「すんませんね。オヤジのギャクに付き合ってくださいね」って前列を占める若い女性ファンにお願いを。
2曲目はパワフルでミステリアスなギターリフ&キーボードリフからアップテンポではじまって、そしてリズミカルでパワフルなヴォーカルがはいって。変拍子のかっくいいハードロックですね。サビはマーチングスネアをバックにミドルテンポでゆったりと。間奏はダークな雰囲気ただようゆったりとした感じになって、そしてアップテンポになってドラマティックな展開に。
曲が終わると中嶋さん「若い女の子まえに・・・もう緊張しますわ」って爆笑です。「こんなん初めて」「GERARDはありがたいもんやね。おっちゃんらもうしばらくやりますからちょっと辛抱してね」って女性ファンに照れてる中嶋さんです。
ここで中嶋さん今年を振り返って世間話を。最初は芸能界薬害の話でしたがなぜか女性UWメーカーの話題に。「おっちゃんが知ってるメーカーと言ったらワ○―ル、トリ○プ・・・ピンクジ○ン」ってすると客席から「ピ○チジョン!」って突っ込みが。「ごめんなさい!おっちゃんの頭ん中がピンクなんで」って。爆笑です。「ピ○チジョンを愛用してるもんで」ってをいをい。「いや、ピ○チジョンを愛用している女性を愛用」ん?「愛用している女性の写真を愛用」って、なんか引き気味かも。客席に「ピ○チジョンを愛用している人!」って。でも誰も手を上げず。「前のお客さんはピ○チジョンやな。後ろのお客さんは・・・グ○ゼやな」って。爆笑のなかに女性からの「えぇ~!」ってブーイングも。すると「いつものお付き合いすんませんね。いつもの方、宜しくお願いします」って気遣って。「いつもはおっさんおばはん向けのギャクを考えとって」「若いおねーちゃん来てるからねぇ・・・アカンわ。今日、夢見るわ」って。爆笑です。
ここで再び場内整理「入り口がすっごい混雑してますので半歩左に寄ってください」って。ほんと超満員です。
3曲目は「エピローグ~螺鈿幻想」。ゆったりとした美しいピアノリフ、そしてギターのアルペジオリフがながれ、そしてバンドがはいって哀しみのギターフレーズがしみじみと響きわたって。その後バラード調のエピローグのサビがドラマティックに。そこから一転ダイナミックなリフがはいって♪ガシャーン!ってガラスの割れる音が鳴り響いて。そこからゆったりとした抒情的なギターのアルペジオリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがながれ、サビでは情感たっぷりに歌い上げて。間奏ではパワフルなドラムからダイナミックなリフへ。そしてエモーショナルなキーボードソロからドラマティックな展開に。一旦止まって静寂が訪れ、そしてベースリフから再びしっとりとしたヴォーカルがはいって盛り上がっていってド迫力の叫びが。ラストは劇的にFin。
続く4曲目は「人形地獄」。ミドルテンポのパワフルなリフからはじまって、力強いヴォーカル&ハイトーンヒステリックシャウトが。間奏ではエモーショナルなオルガンソロ、そしてメロディアスなギターフレーズがながれて。パワフルなハードロックです。
拍手に応えて森川さんと中嶋さんが「どうもありがとう!」って。ここで中嶋さんがPageantの説明を。「海外でもそこそこ有名だったんですよ」「30年前、君らのお父さんお母さんが付き合うてへん頃や」って。「前3列目くらい(お客さん)ですけどね」ってあわてて訂正。爆笑です。前列を占める若い女性客の視線に中嶋さん、「緊張するわ、もうほんま!」「ボクらの娘と同じくらいの歳の子やからね」って。そして「うちの娘、聴いてくれへんのですわ」って。爆笑!「“お父さんらの曲、歌がなかなか出てけえへん”って」って。そして「こんなん“プログレッシブロック”いうんですけど、知ってます?」って。すると森川さんが「知らなかったら今日来てないでしょ?」って突っ込み。そして中嶋さんをみて「ほんと嬉しそうですね」って。さらに「“Go To Numabukuro”ですね」って。森川さん、うまい!座布団3枚!大拍手です。
5曲目はパワフルなギターリフからはじまって、アップテンポのリズミカルで楽しい曲調になり、パワフルなヴォーカルがはいって。中盤ではテンポダウンしてしっとりとメロディアスに。そしてシャウトと共に再び盛り上がって、美しいピアノのリフレインをバックにエモーショナルなギターソロ、さらにユニゾンでリフレインも。ヴァースのあとはメロウなギターソロ、そしてテンポアップしてギターとキーボードのアツい掛け合いバトルが。
この曲は初期Pageantの永井(大木)さんがヴォーカルになる前の男性ヴォーカルの頃の曲だそうで。めっちゃレアですねぇ。
「どうも今日はありがとうございました。あと2曲で終わりなんですけど」って中嶋さん。「明日は“コルテオ”を観に行くんで、そのついでに今日ライブやりにきたんです」ってをいをい。「でも今日来てよかったわ。また来てくださいね」って。大拍手です。「いつも来てくれてる皆さんすいませんね、今日はメロメロで」って。すかさず森川さんが「舞い上がってます」って。
ここでメンバー紹介&インフォメ-ションを。まずは松井さん。あのBlindmanのライブが今度あるとのことで「おぉ!」って客席からどよめきが。次は森田さん。ちょっと聴き取れなかったです。次は村中さん。あちこちのバンドで叩いているという村中さん。「彼にお世話になってないバンドはない」って中嶋さんが紹介。次は「彼のハイトーンのおかげでこのバンドが出来るようになりました」って森川さんを紹介。そして森川さんが中嶋さんを紹介。「“笑うセールスマン”とも言われています」って中嶋さんが。ほんとそっくりかも。爆笑です。
ここでハイトーンからボーイソプラノの話に。「思春期になったときに声変わりする前に大事なところを取っ払う」って中嶋さん。すかさず森川さん「違いますよボクは!」って。爆笑です。「アンジーさんもモリケンも声高いからなぁ」って中嶋さん。そして「健全な男性のバンドです」って。さらに爆笑!
「今日はどうもほんまにありがとうございました。次GERARD控えております。どうもありがとう!」って中嶋さん。6曲目は「木霊」。ヘヴィでミステリアスなリフからダイナミックにはじまって、アップテンポで力強いヴォーカルがはいって。ややダーティ気味のシャウト、かっくいいっす。サビはマーチングスネアをバックに躍動感たっぷりに。間奏まずはエモーショナルなギターソロ、そしてボレロリズムのダイナミックなリフが。ヴァースのあとはキーボードのパワフルなソロも。ラストはダイナミックにFin。
続くオーラス7曲目は「奈落の舞踏会」。ハードなギターリフからパワフルにはじまって、そして目の前に雄大な景色が広がるような壮大でドラマティックな展開が。その後アップテンポのファンキーなリズムで明るく楽しい曲調に。中盤ではマーチングスネアのリズムで躍動感のある展開に。その後一旦リズムがとまって、そしてキーボードリフがはいってワルツリズムでロマンティックに優雅に。終盤ではミドルテンポで明るく華やかなギターフレーズがながれ、そして盛り上がっていって劇的にFin。
曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとう!」って森川さん。そして最後に中嶋さんが物販のDVDとCDの宣伝をして「今日はどうもありがとうございました!」って。メンバーの皆さんは手を振りながら楽屋へ。時計を見ると21時ちょっと前。約1時間のとっても素晴らしい演奏とめっちゃおもろいMCが楽しめたライブでした。
この後はGERARDの登場なのですが・・・家が遠い自分は残念ながらここで退席することに。GERARDを観ないで帰るのはほんともったいないんですけど・・・でも1月10日のチケットを買ったので年明けすぐのライブを楽しみにしてます。
あの永井(大木)さんのすんごいヴォーカルを男性ヴォーカリストが再現するとあってめちゃ興味あったんですけど・・・ほんと凄かった!男性でよくあの声が出るなって。感動しました。風貌はどことなく故キヨシローさんに雰囲気が似てたような。中嶋さんのメロディアスで太いギターサウンド、すんごくよかったっす。そしてドラムがまためっちゃかっこよかった!華麗なスティックさばきでタイトなサウンドで見とれちゃいました。キーボードもベースもいい音してましたね。もちろんなによりもおいてあのPageantの曲が生で聴けて最高でした。このバンドでのオリジナルアルバムも期待したところです。
写真は物販で購入したDVDとCDRとおまけ。
80年代の日本プログレシーンを代表するバンド<NOVELA>と<Pageant>。その2つのバンドのメンバーが率いる3バンドが一堂に会するイベント「プログレな一夜」が先日、沼袋のライブハウスで行われました。両バンドともに自分がジャパンプログレにハマるきっかけとなったバンドなのでめっちゃ楽しみです。もっともこのイベントは2月にも行われたんですけど、そのときは都合が悪くて行けなかったもので今回とっても楽しみにしてました。それに3バンドで3500-.という資金難の自分にも大変ありがたい金額だったしね。
出演バンドは、NOVELAのヴォーカリスト<五十嵐“Angie”久勝さん>率いる<Elastic Tone>、元Pageantのギタリスト<中嶋一晃さん>率いる<Go To HongKong>、そしてNOVELAのキーボーティスト<永川敏郎さん>率いる<GERARD>です。
<Go To HongKong>
伝説のプログレバンド<Pageant>。1986年に発表された名盤「螺鈿幻想」1枚のみでバンドを去ってしまった中心人物であるギタリスト<中嶋一晃さん>。その後中嶋さんは90年代には林克彦さんらと<夜来香>を結成。そして21世紀にはいると<浪漫座 本館・別館>を率いて。<Pageant>を知ってからいつか中嶋さん率いるバンドのライブを生で観たい、中嶋さんのギターを生で聴きたいと思っていました。それが実現したのが2009年9月に沼袋のライブハウスで行われた<浪漫座別館>のワンマンライブでした。素晴らしい演奏あり、めっちゃおもろい漫才あり、さらにはスペシャルゲストコーナーでアンジーさん登場と盛りだくさんの存分に楽しめたライブでした。その後<浪漫座別館>はヴォーカルひなさんが産休にはいったため活動休止。そして中嶋さんが立ち上げたあらたなプロジェクトがPageantのカヴァーバンド<Go To HongKong>です。当初は一時的なプロジェクトかと思いきや、<浪漫座別館>が無期限の活動休止になり、こちらがメインとなったようで。
メンバーは中嶋さんの他、ベース<森田タカシさん>、ドラムス<村中暁生さん>、キーボード<松井博樹さん>、そしてあの女性スーパーヴォーカリスト永井(大木)さんの声を再現できうる男性ヴォーカリスト<森川健司さん>の5人です。バンドの演奏もさることながら、森川さんのヴォーカルもすっごい楽しみです。
バンド名の<Go To HongKong>とはイギリスの古いスラングで“地獄へ落ちろ”という意味だそうですが、香港が大好きな中嶋さんにとっては“天国へ上れ”だそうで。前置きが長くなりました。
前バンドの演奏が終わって、ステージはセットチェンジで大忙し。そして15分後の20時ちょっと前にフロアーの照明が暗くなってステージの幕が開いてメンバー登場です。左からキーボード・ベース・ヴォーカル・ギター、そして後方高台にドラムスです。森田さんはブルーボディの6弦ベースを、中嶋さんはレッドサンバーストのレスポールタイプのギターを抱き、赤シャツにチェックのベスト、そして黒い帽子を被って。森川さんはゼブラシャツにシルバーラメとピンクのロングスカーフ(?)を首に巻いて。
1曲目は「夜笑う」。美しいシンセ&ピアノのフレーズからゆったりと情緒たっぷりにはじまり、そこにギターのメロウなフレーズが加わって。そして森川さんのしっとりとしたヴォーカルがはいって、それが徐々にパワフルに盛り上がって歌い上げて。序盤はドラマティックで美しいパワーバラードです。そしてアップテンポの明るくノリのいいリズムになって森川さんのヴォーカルが伸びやかにながれて。間奏はギターリフのあとテンポダウンして美しいピアノリフから哀しげなギターフレーズが切なく響いて。いい音してますねぇ。終盤は美しい泣きのギターフレーズと森川さんのハイトーンシャウトが。そして再びアップテンポになってリフをバックに森川さんがハイトーンのスキャットを。
大拍手に応えて森川さんが「どうもありがとう!」って。そして「こんばんは<Go To Hongkong>です」「今日はたくさん集まっていただいてほんとにありがとうございます」「憧れの諸先輩方と一緒にやらせていただけて光栄です」って謙虚に挨拶を。そして中嶋さんが「私ら初めて観るひとほとんどやと思うんですけど・・・」ってバンド名の説明をされますが「グーグルで調べて」って。爆笑です。さらに森川さんが「詳しくはDVDを見ていただいて」ってさりげなく物販のDVDの宣伝を。
皆さんは大阪から飛行機で東京にこられたそうですが「ハイジャックして“Go To HongKong”香港へ行け!って言いたかった」って中嶋さんアブない発言。森川さんが「ライブどうするんですか?」って突っ込み。すると「それよりももっと重大なことが」「パスポート持ってくるの忘れた」って中嶋さん。「なので断念して今日ライブやってます」って。爆笑です。そして「すんませんね。オヤジのギャクに付き合ってくださいね」って前列を占める若い女性ファンにお願いを。
2曲目はパワフルでミステリアスなギターリフ&キーボードリフからアップテンポではじまって、そしてリズミカルでパワフルなヴォーカルがはいって。変拍子のかっくいいハードロックですね。サビはマーチングスネアをバックにミドルテンポでゆったりと。間奏はダークな雰囲気ただようゆったりとした感じになって、そしてアップテンポになってドラマティックな展開に。
曲が終わると中嶋さん「若い女の子まえに・・・もう緊張しますわ」って爆笑です。「こんなん初めて」「GERARDはありがたいもんやね。おっちゃんらもうしばらくやりますからちょっと辛抱してね」って女性ファンに照れてる中嶋さんです。
ここで中嶋さん今年を振り返って世間話を。最初は芸能界薬害の話でしたがなぜか女性UWメーカーの話題に。「おっちゃんが知ってるメーカーと言ったらワ○―ル、トリ○プ・・・ピンクジ○ン」ってすると客席から「ピ○チジョン!」って突っ込みが。「ごめんなさい!おっちゃんの頭ん中がピンクなんで」って。爆笑です。「ピ○チジョンを愛用してるもんで」ってをいをい。「いや、ピ○チジョンを愛用している女性を愛用」ん?「愛用している女性の写真を愛用」って、なんか引き気味かも。客席に「ピ○チジョンを愛用している人!」って。でも誰も手を上げず。「前のお客さんはピ○チジョンやな。後ろのお客さんは・・・グ○ゼやな」って。爆笑のなかに女性からの「えぇ~!」ってブーイングも。すると「いつものお付き合いすんませんね。いつもの方、宜しくお願いします」って気遣って。「いつもはおっさんおばはん向けのギャクを考えとって」「若いおねーちゃん来てるからねぇ・・・アカンわ。今日、夢見るわ」って。爆笑です。
ここで再び場内整理「入り口がすっごい混雑してますので半歩左に寄ってください」って。ほんと超満員です。
3曲目は「エピローグ~螺鈿幻想」。ゆったりとした美しいピアノリフ、そしてギターのアルペジオリフがながれ、そしてバンドがはいって哀しみのギターフレーズがしみじみと響きわたって。その後バラード調のエピローグのサビがドラマティックに。そこから一転ダイナミックなリフがはいって♪ガシャーン!ってガラスの割れる音が鳴り響いて。そこからゆったりとした抒情的なギターのアルペジオリフをバックにしっとりとしたヴォーカルがながれ、サビでは情感たっぷりに歌い上げて。間奏ではパワフルなドラムからダイナミックなリフへ。そしてエモーショナルなキーボードソロからドラマティックな展開に。一旦止まって静寂が訪れ、そしてベースリフから再びしっとりとしたヴォーカルがはいって盛り上がっていってド迫力の叫びが。ラストは劇的にFin。
続く4曲目は「人形地獄」。ミドルテンポのパワフルなリフからはじまって、力強いヴォーカル&ハイトーンヒステリックシャウトが。間奏ではエモーショナルなオルガンソロ、そしてメロディアスなギターフレーズがながれて。パワフルなハードロックです。
拍手に応えて森川さんと中嶋さんが「どうもありがとう!」って。ここで中嶋さんがPageantの説明を。「海外でもそこそこ有名だったんですよ」「30年前、君らのお父さんお母さんが付き合うてへん頃や」って。「前3列目くらい(お客さん)ですけどね」ってあわてて訂正。爆笑です。前列を占める若い女性客の視線に中嶋さん、「緊張するわ、もうほんま!」「ボクらの娘と同じくらいの歳の子やからね」って。そして「うちの娘、聴いてくれへんのですわ」って。爆笑!「“お父さんらの曲、歌がなかなか出てけえへん”って」って。そして「こんなん“プログレッシブロック”いうんですけど、知ってます?」って。すると森川さんが「知らなかったら今日来てないでしょ?」って突っ込み。そして中嶋さんをみて「ほんと嬉しそうですね」って。さらに「“Go To Numabukuro”ですね」って。森川さん、うまい!座布団3枚!大拍手です。
5曲目はパワフルなギターリフからはじまって、アップテンポのリズミカルで楽しい曲調になり、パワフルなヴォーカルがはいって。中盤ではテンポダウンしてしっとりとメロディアスに。そしてシャウトと共に再び盛り上がって、美しいピアノのリフレインをバックにエモーショナルなギターソロ、さらにユニゾンでリフレインも。ヴァースのあとはメロウなギターソロ、そしてテンポアップしてギターとキーボードのアツい掛け合いバトルが。
この曲は初期Pageantの永井(大木)さんがヴォーカルになる前の男性ヴォーカルの頃の曲だそうで。めっちゃレアですねぇ。
「どうも今日はありがとうございました。あと2曲で終わりなんですけど」って中嶋さん。「明日は“コルテオ”を観に行くんで、そのついでに今日ライブやりにきたんです」ってをいをい。「でも今日来てよかったわ。また来てくださいね」って。大拍手です。「いつも来てくれてる皆さんすいませんね、今日はメロメロで」って。すかさず森川さんが「舞い上がってます」って。
ここでメンバー紹介&インフォメ-ションを。まずは松井さん。あのBlindmanのライブが今度あるとのことで「おぉ!」って客席からどよめきが。次は森田さん。ちょっと聴き取れなかったです。次は村中さん。あちこちのバンドで叩いているという村中さん。「彼にお世話になってないバンドはない」って中嶋さんが紹介。次は「彼のハイトーンのおかげでこのバンドが出来るようになりました」って森川さんを紹介。そして森川さんが中嶋さんを紹介。「“笑うセールスマン”とも言われています」って中嶋さんが。ほんとそっくりかも。爆笑です。
ここでハイトーンからボーイソプラノの話に。「思春期になったときに声変わりする前に大事なところを取っ払う」って中嶋さん。すかさず森川さん「違いますよボクは!」って。爆笑です。「アンジーさんもモリケンも声高いからなぁ」って中嶋さん。そして「健全な男性のバンドです」って。さらに爆笑!
「今日はどうもほんまにありがとうございました。次GERARD控えております。どうもありがとう!」って中嶋さん。6曲目は「木霊」。ヘヴィでミステリアスなリフからダイナミックにはじまって、アップテンポで力強いヴォーカルがはいって。ややダーティ気味のシャウト、かっくいいっす。サビはマーチングスネアをバックに躍動感たっぷりに。間奏まずはエモーショナルなギターソロ、そしてボレロリズムのダイナミックなリフが。ヴァースのあとはキーボードのパワフルなソロも。ラストはダイナミックにFin。
続くオーラス7曲目は「奈落の舞踏会」。ハードなギターリフからパワフルにはじまって、そして目の前に雄大な景色が広がるような壮大でドラマティックな展開が。その後アップテンポのファンキーなリズムで明るく楽しい曲調に。中盤ではマーチングスネアのリズムで躍動感のある展開に。その後一旦リズムがとまって、そしてキーボードリフがはいってワルツリズムでロマンティックに優雅に。終盤ではミドルテンポで明るく華やかなギターフレーズがながれ、そして盛り上がっていって劇的にFin。
曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとう!」って森川さん。そして最後に中嶋さんが物販のDVDとCDの宣伝をして「今日はどうもありがとうございました!」って。メンバーの皆さんは手を振りながら楽屋へ。時計を見ると21時ちょっと前。約1時間のとっても素晴らしい演奏とめっちゃおもろいMCが楽しめたライブでした。
この後はGERARDの登場なのですが・・・家が遠い自分は残念ながらここで退席することに。GERARDを観ないで帰るのはほんともったいないんですけど・・・でも1月10日のチケットを買ったので年明けすぐのライブを楽しみにしてます。
あの永井(大木)さんのすんごいヴォーカルを男性ヴォーカリストが再現するとあってめちゃ興味あったんですけど・・・ほんと凄かった!男性でよくあの声が出るなって。感動しました。風貌はどことなく故キヨシローさんに雰囲気が似てたような。中嶋さんのメロディアスで太いギターサウンド、すんごくよかったっす。そしてドラムがまためっちゃかっこよかった!華麗なスティックさばきでタイトなサウンドで見とれちゃいました。キーボードもベースもいい音してましたね。もちろんなによりもおいてあのPageantの曲が生で聴けて最高でした。このバンドでのオリジナルアルバムも期待したところです。
写真は物販で購入したDVDとCDRとおまけ。