ひよりの音楽自己満足

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12.12.15 KBB

2012-12-26 06:52:10 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.12.16 吉祥寺SILVER ELEPHANT
<PROGRESSIVE LIVE 2012>
 2011年秋に<SPECIAL PROVIDENCE>というバンドが来日して<KBB>と対バンするイベントがあったんですよね。私はKBBが観たくて速攻予約しましたが、どういうわけか来日中止になって、KBBのワンマンライブになったんですよね。私にとってはめっちゃ嬉しかったっす。で、今年2012年秋に再び<SPECIAL PROVIDENCE>が来日してKBBと対バンとのことで、KBB観たさに同じく速攻で予約して楽しみにしていました。9月のライブのときにも「ほんとに来るのかな?」って壷井さんおっしゃってましたが、当日近くになっても中止というお知らせはないので、今回はちゃんと来日するようで。なので今年はKBBワンマンにはならないようです。

 さて当日。<SPECIAL PROVIDENCE>凄いライブでした。日本代表KBB、負けちゃいられません。ステージはKBBのメンバーの皆さんも<SPECIAL PROVIDENCE>の楽器の片付けを手伝って大急ぎで人が入り乱れてのセットチェンジです。ドラムとキーボードの時間がかかるのは仕方ないっすね。

 20時10分頃、準備が済んだメンバーの皆さんは一旦楽屋へ。すると高橋さんとDaniさんがステージに。お客さんは拍手しますが最終のサウンドチェックのようで「まだ早い」って高橋さん、爆笑!チェックが済んで再び楽屋に戻って。そして20時12分頃、客席が暗くなってあたらめてメンバーの皆さんがステージに登場して大拍手で迎えられます。

 そして菅野さんのカウントからはじまった1曲目は「Discontinuous Spiral」。ダイナミックなゆったりとしたリフからはじまって、アップテンポのダンサブルなリズムにのってヴァイオリンが伸びやかにリズミカルに奏で、そこからしっとりとしたピアノソロへ。そしてヴァイオリンの躍動感のあるリフからライトが点滅するなか盛り上がって、ヴァイオリンとモーグが伸びやかなメロディをハモって、そのままエモーショナルかつテクニカルなモーグソロへ。ドラムも叩きまくってます。中盤では一旦止まってベースとピアノがしっとりとしたフレーズを奏で、ピアノの綺麗なソロが。そしてヴァイオリンが伸びやかに奏で、ドラムがマレットでパワフルにタムを叩いて。その後一旦静かになるも、ヴァイオリンの躍動感たっぷりのリフからヴァイオリンとベースのユニゾンリフ、そしてスネアロールからダイナミックなリフで盛り上がって。終盤ではダイナミックなリフからダンサブルなリズムで元の爽やかなフレーズがながれて盛り上がって、ラストはユニゾンのリフからダイナミックなリフでFin。

 「Hallo!We are KBB from Japan!こんにちは、KBBです。日本から来ました」「本日は2ヶ国語同時通訳でお送りします」って壷井さん、爆笑!「メンバーを紹介します。On Keyboards,
Toshimitu Takahashi!on bass Dani!on drums Shiro Sugano!」って大拍手!そして高橋さんが「on Violin Akihisa Tuboi!」って大拍手!「SPECIAL PROVIDENCE、かっこよかったですね。我々もなるべく負けないように」って壷井さん。「しゃべりでは負けてない」って爆笑!「今日は時間もないのでサクサク行きましょう。しゃべりながら」って爆笑!

 次の曲は新曲ですが「レコーディングは終わってますが、アルバムがいつ発売かという話はしないよう。禁句です。引きこもります」って爆笑!
 2曲目は前回披露された新曲で「バーティカル・ディバイデッド・アローン・メン」っておっしゃったかな?ヴァイオリンのディレイサウンドが幻想的にゆったりとながれ、オルガンのリズミカルなリフがはいって、ミドルテンポのダイナミックでダークでヘヴィなリフが。ヴァイオリンとキーボードのテクニカルなユニゾンリフからパワフルなリズムをバックにダークなフレーズがゆったりとながれて。グルーヴィなヘヴィロック調でめっちゃかっくいいっす。そしてユニゾンのブレイクリフがスリリングに展開し、ヴァイオリンが伸びやかに奏で、ベースのダークリフからパワフルなオルガンソロ、ヴァイオリンのエモーショナルなソロ、それが繰り返され、ヴァイオリンとオルガンの白熱の掛け合いソロバトルが展開されます。ドラムも反応して叩きまくって。その後元のヘヴィでダークなリフに戻ってテクニカルなユニゾンリフをキメて叩きまくりのドラムソロへ。ラストはダイナミックなユニゾンリフをキメてFin。

 アルバムのレコーディングは終わっているそうですが「いまほんと忙しいんです」って壷井さん。「いつか発売される。来年には出ますよね」って。
次の曲は「いまのボクの全部の曲のなかで一番好き」「地味に大好き」って壷井さん。「皆さん、いったい何だと思いますか?」って「Johnny B Good」って爆笑!「お前の曲じゃないやろ」って高橋さん、ツッコミを。
3曲目は「WEIGH ANCHOR!」。ヴァイオリンとベースがしっとりとほのぼのした感じのメロディをゆったりと奏で、そこにピアノがはいって、ハイハットのリズムが静かにはいっておだやかで爽やかな感じに。そして4/4リズムやアップテンポ変拍子でヴァイオリンとピアノがユニゾンで奏で、伸びやかに広大に。その後、ベースの躍動感溢れるリズムにのって盛り上がって。
 「ありがとうございます。いい曲だなぁ」って壷井さん、爆笑&大拍手!

「実はハンガリー語、得意なんです」って壷井さん。「今日午前中に留学してました」って爆笑!「皆さんにお教えしたい」ってここで壷井さんのハンガリー語レッスンがはじまります。壷井さんはカンペを見ながら挨拶や御礼や、はては「警察を呼びます」なんて言葉も。壷井さんが読んだあと、後ろで観ている<SPECIAL PROVIDENCE>のメンバーの方が正しい発音でレッスンを。

 4曲目は。ベースとヴァイオリンがしっとりと奏で、キーボードも加わって。そこにシンバルのリズムがはいって、パワフルなベースリフにのってキーボードがリズミカルなリフ、ヴァイオリンがパワフルなリフを弾き、レッドライトのなかダイナミックに盛り上がって、さらにテクニカルなユニゾンも。その後、ベースのリズミカルなリフにのってテクニカルなキーボードソロが。中盤ではダイナミックなリフから静かになってヴァイオリンソロへ。エモーショナルにはじまって、テクニカルにアグレッシブに。ドラムはマレットでフロアタムを力強く叩いて盛り上げて。終盤ではベースのテクニカルなリフからダイナミックなユニゾンが。ラストはドラムも叩きまくって、ユニゾンリフをキメて。

 「Thank you very much!」って壷井さん。「2カ国語でやるんだった」「2カ国語だとMCも2倍」って。「ボクが日本語でやるから、高橋さんはハンガリー語で」って壷井さん。「オレ留学してないから難しいな」って高橋さん。

 次の曲は「ボクの中で一番好き」って壷井さん。「どこかで聞いたような」って高橋さん、爆笑!
5曲目は「Age of pain」。ピアノのしっとりとしたリフからはじまって、ヴァイオリンがフィンガーピックでお琴のような音色を発して、瑞々しく美しいフレーズをゆったりとたおやかに響かせて。そしてミドルテンポのリズムがはいってベースが味わい深いラインを奏で、ドラマティックに盛り上がっていって。中盤ではベースのハーモニクス音とハイポジションのエモーショナルなソロが。そしてヴァイオリンのリズミカルなリフから盛り上がったあと、しっとりとしたピアノソロへ。それが徐々に盛り上がってテクニカルに。終盤ではヴァイオリンが美しく伸びやかなフレーズを雄大に奏でてドラムが叩きまくって。ラストはヴァイオリンとピアノがゆったりとほのぼのした感じのフレーズをしっとりと。

 続いて6曲目は「Inner Flames」。まずはパワフルな叩きまくりドラムソロが。そしてミドルテンポでヘヴィなバンドリフがダイナミックにはいって、グルーヴィなリズムにのってオルガンのパワフルなリフが。その後一旦止まってヴァイオリンの伸びやかな音色がゆったりとながれ、キーボードのクリスタルサウンドのエモーショナルなソロが。そしてアップテンポになってパワフルでダイナミックなリフからオルガンが吠えて、ヴァイオリンとオルガンがリズミカルなリフを。その後ヴァイオリンとベースがゆったりと伸びやかなフレーズを雄大に奏でて。中盤ではベースのテクニカルなソロ、ヴァイオリンのワウを効かせたエモーショナルかつテクニカルなソロと続き、ミドルテンポでヴァイオリンの伸びやかで雄大なフレーズがながれて。終盤ではミドルテンポのヘヴィなリフからモーグとヴァイオリンのユニゾンやハモり、そしてアグレッシブなヴァイオリンソロ、弾きまくりキーボードソロと続き、ヴァイオリンとキーボードの掛け合いのソロバトルが展開され、向き合って反応しながら早弾きやロングトーンを、さらにヴァイオリンが指板を上から下から押さえ、キーボードも逆手で弾いたり。ラストはパワフルでダイナミックなリフから♪ジャーン!で弾きまくり叩きまくりでFin。

 「ありがとうございます」って壷井さん。次回のKBBのライブは2月で、来日するドイツの超テクプログレバンドのサポートで出演されるそうで。ちなみに前日のサポートは<是巨人>だそうですが、壷井さんは今回はそちらには出演されないそうで。Daniさんは<taika>の次回ライブの告知と、先日発売されたアルバムの宣伝を。「アルバム出せていいなぁ」って壷井さん、爆笑!菅野さんは明日の<Negasphere>の告知を。「曲が難しくて覚えらんない」って菅野さん。「それじゃまるでKBBの曲が簡単みたいじゃないですか」って壷井さん、爆笑!「昨日はDaniくんがtaikaで出て、今日はKBBでDaniくんが出て、菅野さんが出て、明日は菅野さんが出て、3日続けてKBB人脈」「非常に少人数で回している日本プログレ界」って壷井さん、爆笑!「ボクたちを大事にしてください」って大拍手!「今年はアルバムを出すという公約が守れずに終えてしまいますが、まあ政党もマニフェストを守れない」って爆笑!「高い目標に向かって生きていかなきゃいけない」って。

 「今日はどうもありがとうございました」って壷井さん、大拍手!本編最後となる7曲目は「Larks in the air」。ヴァイオリンのリズミカルなリフから明るく楽しく始まって、パワフルなドラムがはいって、明るいステージのなか、ダイナミックなバンドリフからミドルテンポでほのぼのとしたメロディがながれて。ヴァイオリンが綺麗で伸びやかなフレーズを奏で、ピアノが加わって綺麗ハモって奏でられて。その後ピアノのしっとりとしたソロが綺麗にながれ、ヴァイオリンがほのぼのした感じのメロディを奏でてピアノがハモってゆったりと雄大に。中盤ではパワフルなドラムをバックにベースのヘヴィサウンドのテクニカルなソロ、続いてヴァイオリンの力強くエモーショナルなソロで盛り上がって。ラストはヴァイオリンのリズミカルなリフからアップテンポのダンサブルな楽しい感じになって盛り上がってFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました、KBBでした」って壷井さん。メンバーの皆さんは大拍手のなか、お辞儀をして客席を通って楽屋へ。もちろんフロアーはアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。
すると程なくメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。「ありがとうございます」って壷井さん、大拍手!「今日は12月、年の瀬」「寒いなか、ご来場ありがとうございます」って。「クスヌムセーベル!またハンガリーでお逢いできると嬉しいな」って爆笑!

 「最後の曲は久しぶり」「完奏できるかどうか」って。ここで壷井さんは物販の宣伝を。でも「今日はKBBよりも<SPECIAL PROVIDENCE>のCDやTシャツを買っていって」「彼らのツアーの費用それで賄われる」「日本とハンガリーの友好のためにも」って爆笑!
オーラス8曲目は「Order From Chaos」。リズミカルなオルガンリフからヴァイオリンがゆったりと奏で、そしてオレンジライトのなか、ヴァイオリンのテクニカルなソロが。その後ダイナミックなリフがはいって盛り上がって、ヴァイオリンが伸びやかなフレーズを奏で、ドラムが叩きまくって、パワフルなオルガンリフとともにゆったりと雄大にドラマティックに。中盤ではピアノのダークでパワフルなリフからヴァイオリンが伸びやかに奏で、ダンサブルなリズムがはいってヴァイオリンがゆったりと雄大に奏で、ピアノのエレガントなリフが入って盛り上がって、そしてレッドライトのなか、テクニカルなモーグソロが。終盤ではピアノのリズミカルなリフにのってヴァイオリンのテクニカルなソロがドラマティックに展開して、そしてオレンジライトのなか、ゆったりと雄大にダイナミックに。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました」って壷井さん。「ベース、Dani!」「キーボード、高橋利光!」「ドラムス、菅野詩朗!」って壷井さんが紹介して、おのおのに大きな拍手が。そして高橋さんが「ヴァイオリン、壷井彰久!」って大拍手!メンバーの皆さんは大拍手のなか、お辞儀をして客席を通って楽屋へ。これにてライブ終了です。時計を見ると21時44分。約90分のとっても楽しめたライブでした。
 パワフルでテクニカルでしかも繊細で美しくドラマティックで素敵なライブでした。そのうえMCがめっちゃ面白くて大笑いさせていただきました。菅野さんのドラムも一段とパワフルでテクニカルで、そのうえ緩急自在でかっこよかったっす。来年のKBBの活躍も楽しみです。ニューアルバム発売されるといいな。

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