ひよりの音楽自己満足

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FREEWILL frac

2009-12-28 16:30:44 | 21th J-プログレ
 某中古通販サイトでとあるCDを注文した際に偶然見つけて一緒に購入したのが今回のこのアルバムです。
 <FREEWILL>は2002年に結成された京都のインストプログレバンドで、メンバーはギター&シンセ<Masahiro Lee>、キーボード<Shunsuke Yagi>、ベース<Hisashi Nakao>、ドラムス<Shingo Uchida>の4人です。2002年8月にこの4曲入り1stアルバム「frac」が発表されました。当時このアルバムの紹介には“Dream Theater・Rushを愛好するプログレメタルバンド”とか“スリリングなフレーズを弾くキーボードとそこに絡む流麗なギター”などなど紹介されていたそうです。これはめっちゃ期待しちゃいますね。ジャケットもシンプルながらもサウンドの奥深さやうねり、華麗な彩を表わしているかのようです。
 アルバム1曲目は「Zenith Of Karma/因果の頂」。テープ逆回転の効果音からはじまり、それがプツンと切れるとアップテンポのモールス信号のような変則リズムのリフが。そしてアップテンポのリズムで華やかなシンセリフがはいって、ワウの効いた明るく楽しいリフ、ミドルテンポの雄大なリフ、そしてゆったりとしたリズムで哀愁ただようメロディがながれて。オーバーチュアのようにめまぐるしく展開していきます。その後ゆったりとしたテンポでシンセソロが優雅に響き、ギターのヘヴィリフをはさんで、シャッフルっぽいリズムで楽しい雰囲気も。中盤ではアップテンポで透明感のある雰囲気のなかエモーショナルなギターソロが響き、さらには哀愁ただようシンセソロも。そしてギターとシンセの掛け合いソロも。終盤は再び変則リズムのリフのあとアップテンポでめまぐるしく展開していってパワフルにFin。様々な趣を見せてくれる、複雑ながらも明るく楽しくしかも清清しい気持ちいい曲ですね。
 2曲目は2部構成の組曲で「Conversion-Creation/転換-創造」。“妄信”に関しての曲だそうです。ゆったりと民族音楽的なリズムのなか、神秘的な雰囲気でナチュラルなトーンのギターソロが朗々とながれて。一旦Finしたあと、ヘヴィなギターリフがはいって壮大でダイナミックな曲展開に。まずはエモーショナルなキーボードソロ、そして壮大なリフのあと再びキーボードソロが。スケールの大きなどっしりとした大地を感じる曲ですね。
 3曲目は「Innerspace/体内宇宙」。スペーシーな雰囲気から静かにゆったりと幻想的にはじまります。そしてオルガンの華々しいリフがはいってダイナミックなリフが鳴り響き、ミドルテンポのパワフルでグルーヴィなリフが。その後ゆったりと幻想的なシンセサウンドが響き、そのなかをギターのメロウな音色が浮遊して。そしてアップテンポになってパワフルなリズムでアグレッシブなギターソロが。中盤には透明感のある綺麗な音色のピアノソロも。中盤ではミドルテンポのグルーヴィなリズムにのってパワフルなキーボードソロ、そして再びゆったりとしたリズムでエモーショナルなギターソロやテクニカルなムーグソロも。終盤はヘヴィでダイナミックなリフが鳴り響いてFin。
 4曲目は4部構成の組曲で「Pagoda/仏塔」。塔を登るという精神的探求の曲だそうです。砂嵐のような音のなかギターの神秘的なサウンドが響き、そしてアグレッシブなパーカッションサウンドのあと、ミドルテンポのパワフルなリズムでテクニカルなキーボードリフが。続いてヘヴィなギターリフや透明感のあるシンセサウンドが響き、アグレッシブなギターソロも。中盤ではゆったりとしたリズムで幻想的なキーボードリフ、そしてザクザクしたギターリフが響き、エモーショナルなギターソロやテクニカルなムーグソロが。その後テンポアップしてパワフルなリズムにのってアグレッシブなギターソロ&キーボードソロも。その後ミドルテンポのダークなピアノリフ、そして壮大なシンセサウンドが響き、それがテンポアップしてキーボードソロへ。一旦Finしたあと、5曲目として静寂のなかゆったりと静かにピアノリフがながれ、そして抒情的なギターのフレーズが響いて。
 全体を通して、凄く複雑でめまぐるしく展開しながらも綺麗で美しいサウンドが心に響きますね。何度も聴きたくなるアルバムです。

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