2008年4月、<四人囃子>の復活ライブを観に行きましたが、ステージにはこの方はいらっしゃいませんでした。いや、ひょっとするといらしたのかもしれません。
キーボード奏者<茂木由多加さん>は、70年ころから音楽活動を始めて、のちに<四人囃子>に加入する<佐久間正英さん>とバンド活動をされてたそうです。茂木さんは75年2月から同年11月までの短い期間でしたが<四人囃子>に在籍し、シングル「空とぶ円盤に弟が乗ったよ」にも参加されたそうです。脱退後も多く関わっていたそうですね。77年ころからセッション活動や作曲・編曲等も手がけ、佐久間さんが四人囃子のあとに組んだテクノバンド<プラスティックス>や<ジューシーフルーツ>に協力したり、<早見優さん>の83年から85年にかけてのヒットシングルも手がけておられたそうです。
今回紹介させていただくアルバムは78年に発表された茂木さんの1stソロアルバム「デジタル・ミステリー・ツアー」です。The Beatlesのアルバムにひっかけたこのアルバム。78年といえば、<YMO>が1stアルバムを発表した年で、シンセサイザー・ミュージックがポピュラー化する直前だったようですね。茂木さんは様々なキーボードを用いて、佐久間さんが数曲参加している以外は全部お一人で多重録音によって制作されたそうです。シンセサイザーで新たな音世界を探求された、とか。
このアルバムはレコードでいうところのA面はThe beatlesの曲を、B面では映画音楽等スタンダードな曲を、独特のアヴァンギャルドなタッチでカヴァーされています。 A面1曲目は「Magical Mystery Tour」。この電子音のシーケンスは懐かしいですねぇ。きらびやかなシンセサウンドでえがかれているこの曲、目の前に眩しいくらいに光り輝く世界が広がっているかのようです。 2曲目は「Flying」。透明感があって、ふわふわと浮いているかのような感覚のゆったりとした音世界。いいですねぇ。 3曲目は「Your Mother Should Know」。物を落としたような音から始まる、なんともコミカルな曲。チャッ○リンの無声映画をみているような感覚かも。後半には盛大な拍手音も。 4曲目は「Blue Jay Way」。小鳥のさえずり音や赤ちゃんの鳴き声からはじまって、独特のパーカッション的な電子音が響いて。ゆったりとしたやや暗い幻想的な感覚でしょうか。 5曲目は「Fool on The Hill」。ピアノによる神秘的なサウンドからはじまる、ゆったりとした美しいメロディの叙情的な曲。
そしてB面1曲目は「星に願いを」。軽快なビートにのってのこのメロディもいいですねぇ。とってもスペーシーでロマンティックでもありますね。 2曲目は「スケーターズ・ワツツ~美しき青きドナウ~」。ストリートオルガンのようなほのぼのとしたサウンド、いいですねぇ。 3曲目は「2人でお茶を」。オシャレでコミカルでポップな感じですね。 4曲目は「Star Dust~Moonlight Serenade」。ゆったりとした幻想的で心やすらぐ感じですね。 5曲目は「“白鳥の湖”より、白鳥の踊り」。 世に知れ渡った名曲をカヴァーする場合、アレンジしすぎるのも、オリジナルに忠実すぎるのも評価されにくいでしょうけど、茂木さんはあえて大胆に“自分らしさ”を出したようです。通常カヴァーする場合は“メロディ”を主体としてアレンジするそうなのですが、茂木さんはあえて“リズム”に主観をおいてアレンジされたそうで。茂木さん独自の解釈、奥が深いです。
茂木さんは80年にもソロアルバムを発表され、その後も活躍されますが・・・2003年に天国へ旅立ってしまったそうです。謹んでご冥福をお祈りいたします。
キーボード奏者<茂木由多加さん>は、70年ころから音楽活動を始めて、のちに<四人囃子>に加入する<佐久間正英さん>とバンド活動をされてたそうです。茂木さんは75年2月から同年11月までの短い期間でしたが<四人囃子>に在籍し、シングル「空とぶ円盤に弟が乗ったよ」にも参加されたそうです。脱退後も多く関わっていたそうですね。77年ころからセッション活動や作曲・編曲等も手がけ、佐久間さんが四人囃子のあとに組んだテクノバンド<プラスティックス>や<ジューシーフルーツ>に協力したり、<早見優さん>の83年から85年にかけてのヒットシングルも手がけておられたそうです。
今回紹介させていただくアルバムは78年に発表された茂木さんの1stソロアルバム「デジタル・ミステリー・ツアー」です。The Beatlesのアルバムにひっかけたこのアルバム。78年といえば、<YMO>が1stアルバムを発表した年で、シンセサイザー・ミュージックがポピュラー化する直前だったようですね。茂木さんは様々なキーボードを用いて、佐久間さんが数曲参加している以外は全部お一人で多重録音によって制作されたそうです。シンセサイザーで新たな音世界を探求された、とか。
このアルバムはレコードでいうところのA面はThe beatlesの曲を、B面では映画音楽等スタンダードな曲を、独特のアヴァンギャルドなタッチでカヴァーされています。 A面1曲目は「Magical Mystery Tour」。この電子音のシーケンスは懐かしいですねぇ。きらびやかなシンセサウンドでえがかれているこの曲、目の前に眩しいくらいに光り輝く世界が広がっているかのようです。 2曲目は「Flying」。透明感があって、ふわふわと浮いているかのような感覚のゆったりとした音世界。いいですねぇ。 3曲目は「Your Mother Should Know」。物を落としたような音から始まる、なんともコミカルな曲。チャッ○リンの無声映画をみているような感覚かも。後半には盛大な拍手音も。 4曲目は「Blue Jay Way」。小鳥のさえずり音や赤ちゃんの鳴き声からはじまって、独特のパーカッション的な電子音が響いて。ゆったりとしたやや暗い幻想的な感覚でしょうか。 5曲目は「Fool on The Hill」。ピアノによる神秘的なサウンドからはじまる、ゆったりとした美しいメロディの叙情的な曲。
そしてB面1曲目は「星に願いを」。軽快なビートにのってのこのメロディもいいですねぇ。とってもスペーシーでロマンティックでもありますね。 2曲目は「スケーターズ・ワツツ~美しき青きドナウ~」。ストリートオルガンのようなほのぼのとしたサウンド、いいですねぇ。 3曲目は「2人でお茶を」。オシャレでコミカルでポップな感じですね。 4曲目は「Star Dust~Moonlight Serenade」。ゆったりとした幻想的で心やすらぐ感じですね。 5曲目は「“白鳥の湖”より、白鳥の踊り」。 世に知れ渡った名曲をカヴァーする場合、アレンジしすぎるのも、オリジナルに忠実すぎるのも評価されにくいでしょうけど、茂木さんはあえて大胆に“自分らしさ”を出したようです。通常カヴァーする場合は“メロディ”を主体としてアレンジするそうなのですが、茂木さんはあえて“リズム”に主観をおいてアレンジされたそうで。茂木さん独自の解釈、奥が深いです。
茂木さんは80年にもソロアルバムを発表され、その後も活躍されますが・・・2003年に天国へ旅立ってしまったそうです。謹んでご冥福をお祈りいたします。
2003年に旅立たれたのですか・・・。
でも、こうやって楽曲は生き続ける。
素晴らしい事です。
私事で恐縮ですが、やっと1曲生まれました。
しかし、次の曲が「本当のスタート」なので、
これだけ聞いても意味不明だと思います(笑)
次なる曲の構想は出来上がっています。
自分の一番得意の分野を全部吐き出します。
楽曲は10分前後を予定してます。
♩=180~200以上と可変するハイスピードです。
7月に「出産予定」です(笑)
出来上がりましたら自分のブログ内で報告、ならびに
こちらへもお邪魔いたしますので宜しくお願い致します。
こちらにもカキコしてくださってめっちゃ嬉しいっす!ありがとうございます。
そうそう、本人がこの世を去っても作った曲は地球が滅ぶまではずっと残るんですもんね。人々の記憶に残るとういうことでは永遠ですね。素晴らしいことだと思います。
neo'SETさまの新曲、すっごい楽しみにしておりますよ~!
公開できる段階になりましたらぜひぜひメールでお知らせくださいませ。きちんと紹介させていただきたいですにゃん♪
おぉ!次はハイスピード疾走系なんですね!ドラマーが酸欠しちゃいそうな。あはっ!
”誕生”を楽しみにしておりますぅ♪
また、茂木さんは当時私が通っていた高校の近くに住んでおられたようで(当時のRockin’Onは、ライター、投稿者の住所がほとんど掲載されていた!)そんなこともあって、余計頭の片隅に茂木さんのお名前が記憶に残っていたのかも知れません。
書き手としては、曲者ライターの多かったRO誌では、穏健な内容の文章だったかと記憶しています。
当時の雑誌は引越しなどで、保管し切れなくて売ってしまったり人にあげてしまったりしたけれど、古書店などに行ってまたRO誌のバックナンバーなど探して、茂木さんの書いた文章や渋茂対談など読みたい気分・・。久しぶりに西新宿のレコード屋などでソロアルバムも探して来ようか・・と思っている私です。
詳しい経歴はしらないままなんとなく目にしていた茂木さんの文章ですが・・切なくてきゅんとしている最近です。。
コメントを書いてくださってありがとうございます。とっても嬉しいっす。
茂木さんは74年から75年、そして78年から79年に在籍されていたようです。アルバムには79年発売の「NEO-N」に参加されたようですね。
Rockin' On誌のライターをされていたことは知りませんでした。教えてくださってありがとうございます。
デビュー当時のチープトリックを絶賛されていたとは・・・新人の実力や将来性を見抜く眼力がおありだったんですね。凄いっす。
茂木さんの他のアルバムももし手に入ったらまた紹介させていただこうかと思っております。
>Rockin' On誌のライターをされていたことは知りませんでした。
そうなんですよ。多分77~79年位のRO誌のバックナンバーを見れば、茂木さんの文章や、渋松対談ならぬ渋茂対談も見つかると思います。マニピュレーターって、茂木さんの文章か発言で初めて聞いた単語だったな。また78年発売のチープトリックの「天国の罠」のライナーも書かれているようですね。
茂木さんが亡くなっていたことを最近になって知ったので、ネットで彼のことをもっと知りたくなり、ちまちまネット検索をしてしまったGWなのでした。
こんな映像もありました。
http://www.youtube.com/watch?v=Mqm3vk7vf0Q
茂木さんのお顔はよく知らないのですが、能面のようにキーボード弾いてるのは茂木さんでしょうか?
シンガーソングライターの佐藤龍一さんもブログの中で、茂木さんのことを無二の親友と懐かしそうに茂木書いておられました。茂木さんが縁で最近佐久間さんとマイミクになられたとか^^。
よかったらRO誌のBナンバー探してみて下さい。
再びコメントを書いてくださってありがとうございます。とっても嬉しいっす!
紹介させていただいたアルバムの内ジャケットに茂木さんの当時の写真が載ってますが、紹介していただいたYoutubeの映像のキーボーディストとおそらく同一人物、つまり茂木さんではないかと思います。
ちなみにこのアルバムのライナーノーツは渋谷さんが書かれていまして、もちろん絶賛されています。
自分はこのアルバムはヤフオクで手に入れたんです。山あり谷ありさんもGETできるといいですね。
佐藤龍一さんのことは全く知りませんでした。教えてくださってありがとうございます。時間があるときに覗いてみたいと思います。
NHKFMで80年中頃までやっていた、「クロスオーバーイレブン」は聴いていましたか?
一時期、茂木さんのソロアルバムの曲が、オープニングかエンディングで毎回流れていたそうで・・最近になって知りました。
当時、サウンドストリートを聞いた後、次の時間帯のクロスオーバーイレブンを引き続き流し聴きしていたので、そうとは知らないで茂木さんの曲をラジオで聞いていたようです(選曲スタッフは渋谷陽一関係の人達)。
クロスオーバー・・は、今でも当時のリスナーが復活を望んでいるみたいですね。
自分の中で、定期的に70年代ものにハマる小ブームが
起こるんですが、茂木さんのせいで^^またアナクロな空気が渦巻いていまして・・困ったもんです。
普段はT・ラングレンが好きなんですが、昔のばっかり聴いていて・・後ろ向きなファンですね。
そうそう、ひよりさんのページから新津章夫さんのページをのぞいていたら、、こんな3人組の記事も載っていたんですね。
http://ameblo.jp/petstep/image-10228989190-10155826713.html
コメントを書いてくださってありがとうございます。めっちゃ嬉しいっす!
クロスオーバーイレブンは聴いてなかったですねぇ。
あの頃はヘヴィメタルに燃えてましたから(今でも?)
なんせ日本のプログレ関係を本格的に聴きはじめたのもここ2-3年なものでして・・・にわかファンですみません。
でもやはり70-80年代のロックが一番活気があって個性があって最高だったと思います。
すごい記事を見せてくださってありがとうございます。いやほんとビックリですね!新津さんと茂木さんと教授のそろい踏みとは・・・驚きました。
↓
http://blog.goo.ne.jp/taka_pops21/e/766639d9f61f5e273b05e760b731e7a9
茂木さんがRO誌に執筆していた頃は、渋谷陽一のラジオやヒットチャート番組なども、かかさず聴いていたし、リアルタイムに音楽を追っかけていて、その楽しさを味わっていた頃でした。T・ラングレンを初めて見に行ってすこしづつ集めだしたのもこの頃だったかな・・だから余計に懐かしくなってしまったのでした。
神保町の古書店にRO誌の70年代のBナンバーが売ってると思うのですが、読みたいけれど、
買いたくなってしまいそうなので^^自制しています。古いものは泣く泣く処分していったので。。。
茂木さんのこと、何かありましたら、また取り上げてください。楽しみにしております。
コメントを書いてくださってありがとうございます。とっても嬉しいっす!
おぉ!あのアニメに使われてたんですか!全然気がつきませんでした。
そもそもあのアニメはほとんど見てなかったもので・・・
教えてくださってありがとうございます。
はい!他の音源が手にはいりましたらまた紹介させていただきます。