ひよりの音楽自己満足

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11.8.26 KANSAS

2011-08-30 00:05:42 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2011.8.26 川崎Club Citta
 アメリカン・プログレハードの雄<KANSAS>。自分がヴァイオリンロックにハマるきっかけにもなった大好きなバンドでして。もっとも70年代後半の全盛期はリアルタイムではないんですね。当時はBOSTONは知ってましたけど、KANSASは全く知らなくて。で、そのずっとあとに当時の会社の先輩にKANSASを薦められてそこからハマっていったんですね。そして1999年だったかな?初めてライブを観てもうめっちゃ感動して。そのあと2001年にも来日してくれたんですね。その後すっかりご無沙汰になってしまいましたが、2009年にはオーケストラや旧メンバーも加えたライブのDVDも発表されて。バンドが精力的に活動されえいるのはほんと嬉しいっす。そしてついに2011年8月に10年ぶりに来日するとの情報が。チケット発売日に購入して当日を楽しみにしてました。
 現メンバーはオリジナルの3人、ドラムス<Phil Ehartさん>、ギター<Richard Williamsさん>、ヴォーカル&キーボード<Steve Walshさん>。そしてベース<Billy Greerさん>、ヴァイオリン&ギターの<David Ragsdaleさん>です。長いおヒゲのRobbyさんが脱退されたのは残念ですけどまあ仕方ないっすね。

 さて当日。あいにくの雨ですが仕事を終えたあとすぐ川崎へ。ところによっては大雨で交通機関がヤバいところもあるみたいで。幸い自分は19時すぎに川崎駅に着いて会場へ。入場待ちの列が出来ていてビックリ。そういえば600席のチケットがSoldoutになって、そのあと立ち見券も追加されたとか。KANSAS人気根強いっすね。単独公演は川崎だけってのが他地方の方々には申し訳ないっすね。
 受付を済ませてドリンクを受け取って、そして写真のTシャツを買ってフロアーへ。ほんと満員です。自分の席は後ろの方ですけどステージが高いから見やすいっす。年齢層はやはり40-50代中心ですね。ステージは向かって左後方に2段のキーボードセット、右後方に2タム2バス左右フロアタムのドラムセット。右前方にはマーシャルとアコギ、そして左にベースで、中央がヴァイオリンです。Davidさんのブラックのレスポールもドラムセットの前に置かれてます。

 てっきり10分くらい押すのかなと思いきや、開演予定の19時半ちょうどに客席の照明が暗くなってビックリ!ステージがブルーライトに包まれ、そしてメンバーの皆さんが登場して大拍手大歓声で迎えられます。まずはDavidさんがKANSASの名曲のフレーズやリフをあれこれちょこっと弾いて、ドラムがフィルを叩いて。様々な音が空間を飛び交うような感じに。そしてそれがまとまって1曲目は「Howling at the moon」。ダイナミックなリフが響き渡り「おぉ~!」って歓声が湧いて。ヴァイオリンの伸びやかなソロ、ギターのエモーショナルなソロから静かになってSteveさんのしっとりとしたヴォーカルがゆったりとながれて。Steveさん、白いおヒゲを伸ばしていて古代の哲学者のような風貌で。どなたかがネットで“Leftovertureのジャケットみたい”って。その後はお約束の雄たけび「Awooh~!」って。

 続いて2曲目はインストの「Musicatto」。アップテンポのリズミカルで明るく楽しいリフが。DavidさんはSteveさんのところへいってキーボードとヴァイオリンのユニゾンが。そしてキーボードのリズミカルなリフからヴァイオリンとギターのユニゾンリフ、そのままアグレッシブなギターソロへ。続いてヴァイオリンのテクニカルなソロからヴァイオリン・ギター・キーボードのトリプルユニゾンリフが。終盤ではベースリフからテーマリフに戻ってドラムも叩きまくりで盛り上がって。
 さらに続いて3曲目は「Bekexes」。Billyさんがお客さんに手拍子を促して。シャッフルリズムのパワフルでノリノリの曲。オルガンのリズミカルなリフからキーボードとヴァイオリンのユニゾン、そしてRichさんとDavidさんが向き合ってギターとヴァイオリンの伸びやかなユニゾンも。Davidさんはグレーのノースリーブのロングテールコート(?)を羽織ってかっこよくキメてます。その後Steveさんがマイクを持ってステージ前でパワフルなヴォーカルを。中盤ではエモーショナルなギターソロが。DavidさんはBillyさんとところへ。そしてギターとヴァイオリンのスリリングなユニゾンも。終盤ではアグレッシブなギターソロやテクニカルなヴァイオリンソロが。そしてサビの「Oh~!Oh~!」って大合唱!ラストはキーボード・ギター・ヴァイオリンのテクニカルなユニゾンから♪ジャーン!でFin。

 「How you doing tonight Tokyo!」「Thank you・・・ Good evening 」「Welcome to Kansas!」ってBillyさん、大拍手です。
 4曲目は「Point of know return」。スティックのカウントからダイナミックなリフが。そしてミドルテンポでリズミカルなSteveさんのヴォーカルがはいって、サビでは「How long!」ってみんなで。そしてギターとヴァイオリンがハーモニーでリズミカルなリフを聴かせ、そしてゆったりと伸びやかなヴァーカルがながれて。DavidさんはRichさんのとこへ。ラストはSteveさん、ロングスクリーミングをキメて。「Thank you!」ってSteveさん。

 続いて5曲目は「Song for America」。ミドルテンポのリズミカルなリフからはじまって、ヴァイオリンの伸びやかな音色が響き、ギターとユニゾンも。そしてオルガンのテクニカルなリフからヴァイオリンが加わってユニゾンで。Richさんはアコギでリフを。その後徐々にテンポダウンしてゆったりと雄大な感じになって。そして再びリズミカルなリフからヴァイオリンの伸びやか音色がひびいて、明るく爽やかな感じになってSteveさんのヴォーカルがはいって、サビではDavidさんとBillyさんも加わってコーラスを。3rdヴァースはBillyさんがヴォーカルでしたね。中盤ではアップテンポのスリリングなリフからオルガンソロが。照明が点滅して盛り上げます。続いてヴァイオリンのテクニカルなソロが。終盤一旦止まったあと、元のテーマリフに戻ってダイナミックに。そしてSteveさんの力強いヴォーカルから徐々にテンポダウンしてドラマティックに展開して。DavidさんはBillyさんと向き合って、そしてゆったりとFin。

 「Thank you!」ってBillyさん。ここでMCです。10yearsとかっておっしゃってたから、10年ぶりのライブってことをおっしゃってたのかな?英語わかる方々は拍手してました。
 6曲目は「On the other side」。ピアノの力強いリフからヴァイオリンとギターの伸びやかな音色とミドルテンポのパワフルなリズムが。そしてギターソロからSteveさんがマイクを持ってステージ前で歌って。Davidさんはギターでアルペリフを奏でて。その後RichさんのギターフィルからSteveさんがしっとりと歌ってそして歌い上げて。中盤ではDavidさん、ギターを置いてヴァイオリンのフィンガーピッキングリフからアグレッシブなソロへ。その後ギターとヴァイオリンのハモりからエモーショナルなギターソロへ。終盤ではしっとりとしたヴォーカルからヴァイオリンが美しい音色を響かせ、そして歌い上げてサビのコーラスも綺麗にキメて、ギターが伸びやかなフレーズを奏でて。「Thank you!」ってSteveさん。

 続いて7曲目は「Hold on」。ミドルテンポの力強いリズムからはじまるも、ヴァースではRichさんのアコギリフをバックにSteveさんがしっとりとしたヴォーカルを聴かせ、サビでは3人コーラスでもりあがって。中盤では伸びやかなギターソロとヴァイオリンソロが。そしてDavidさんがSteveさんのところへ行って、シンセのオーケストラサウンドのリフとヴァイオリンのテクニカルなリフでダイナミックに盛り上がって。終盤では一旦止まったあと、Steveさんのヴォーカルがはいってドラマティックに盛り上がって。

 ここでPhilさんがドラム台を下りて、Davidさんが一旦ステージ袖へ。そしてRichさんがアコギの準備をし、Billyさんがベースを置いてアコギを持って。Steveさんはマイクを持ってステージ前へ。RichさんとBillyさんが息を合わせてリフを弾きはじめて。8曲目は大ヒット曲「Dust in the wind」。アコギのアルペリフにのってSteveさんが哀愁ただようヴォーカルをゆったりと聴かせて。うっとりと聴きほれてしまいます。サビではBillyさんがコーラスを。美しいハーモニーを聴かせてくれます。中盤ではSteveさんがシンセでストリングスサウンドのリフを弾き、Davidさんがヴァイオリンでフィルを入れて、そして伸びやかな美しい音色を響かせて。終盤ではSteveさんが歌い上げ、そしてヴァイオリンのしっとりとしたソロが。「Thank you!」「・・・Steve Walsh!」ってBillyさん、大拍手大歓声です。

 ここでBillyさんのMCです。内容はわかんないけど。そして「Leftoverture album」ってはじまった9曲目は名曲「The Wall」。スティックのカウントからダイナミックなリフが。ギターとヴァイオリンがエモーショナルなフレーズをゆったりと奏で、美しいハーモニーを響かせて。それが止まってピアノリフがながれ、Steveさんのヴォーカルがしっとりとはじまって、そして力強く歌い上げて。中盤ではシンセのストリングスサウンドのリフからヴァイオリンが伸びやかな音色を響かせ、そしてダイナミックに盛り上がって。ギターリフ、ヴァイオリンとベースのユニゾンも。ここでちょっとギターの音が出ないトラブルもあったものの、すぐにエモーショナルなフレーズをヴァイオリンとともに響かせて。終盤ではSteveさんが力強く歌い上げ、ドラマティックに盛り上がって。「Thank you!」ってSteveさん。

 キーボードのフルートのような音色のフレーズからゆったりとはじまった10曲目は「Cheyenne Anthem」。力強いバンドリフのあと、ミドルテンポのリズムでアコギリフにのってBillyさんのしっとりとしたヴォーカルがはいって、ヴァイオリンの音色がゆったりと響き、ドラムがマレットでシンバルロールを。サビではSteveさんが力強く歌い上げて、オーケストラサウンドのリフがダイナミックに響いて。それが止まって再びBillyさんのしっとりとしたヴォーカルがはいって。中盤ではキーボードとヴァイオリンのおっかけリフからアップテンポの躍動感たっぷりのリズムがはいって明るく楽しい感じに。DavidさんはSteveさんのところへ行ってキーボードとヴァイオリンのユニゾンを。その後パワフルなドラムリズムからダイナミックなリフが。終盤一旦止まったあと、綺麗なピアノリフとアコギリフがゆったりとながれ、Billyさんのしっとりとしたヴォーカルがはいって、そしてドラマティックに盛り上がっていって、ラストはシンバルロールから♪ジャーン!って劇的にFin。「Thank you!」って

 続いて11曲目は「Miracles out of nowhere」。キーボードのしっとりとしたリフ、ヴァイオリンのゆったりとしたリフからはじまって、ミドルテンポのパワフルなドラムがはいって。そしてアコギのリズミカルなリフにのってBillyさんのヴォーカルがはいって、その後Steveさんはいって、サビでは3人でコーラスを綺麗にキメて。中盤では変拍子リフからキーボードとヴァイオリンがユニゾンで、そしてダイナミックなリフが。その後一旦止まったあと、パイプオルガン調の重厚なサウンドが響きわたり、Billyさんのヴォーカルがゆったりと。それが徐々に盛り上がって歌い上げて、ダイナミックなリフからエモーショナルなギターソロが。ラストは弾きまくり叩きまくりで盛り上がって♪ジャーン!でFin。

 続いて12曲目は「Icarus:Borne on wings of steel」。ドラマティックな曲が続きます。キーボードのリフからヴァイオリンの伸びやかなリフがながれ、そしてパワフルでダイナミックなリフが。その後Steveさんの力強いヴォーカルとギターのヘヴィなリフがはいって、サビでは手を上げて「So High!」って。中盤ではキーボードとヴァイオリンのユニゾンからアップテンポのパワフルで楽しい感じになってヴァイオリンのアグレッシブなソロ、ギターのヘヴィサウンドのソロが。その後一旦止まってキーボードリフからSteveさんの力強いヴォーカルが入って、サビではみんな手を上げて盛り上がって。終盤ではギターの軽快なリフからアップテンポで、そのままリズミカルなギターソロへ。そしてヴァイオリンとのユニゾンも。それが徐々にテンポダウンして劇的にFin。

 ドラムがミドルテンポでリズムを刻み、Billyさんがお客さんに手拍子を促して。お客さん座ったままでもみんな手を上げて手拍子を。そしてはじまった本編最後となる13曲目は「Portrait (He know)」。オルガンリフからギターとヴァイオリンがユニゾン、そしてヴァイオリンとキーボードがユニゾンでリフを。その後Steveさんの力強いヴォーカルがはいって、DavidさんはRichさんのところへ。そして間奏ちょこっとギターソロが。DavidさんはBillyさんのところへ。その後RichさんとDavidさんが向き合ってヴァイオリンとギターのユニゾンリフが。サビではパワフルに盛り上がって。中盤ではベースリフからパワフルなアップテンポでヴァイオリンとギターのスリリングなユニゾンやアグレッシブなソロが。
 ラストは「・・・Tokyo!Fantastic night!」ってBillyさん。そしてメンバーの名前を呼んで最後は「Thank you good night!・・・KANSAS!」って。バンドは弾きまくり叩きまくりで盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!腰の重いお客さんもちらほらと立ち始めて、総立ちで大拍手!メンバーの皆さんも嬉しそうに手を振りながらステージ袖へ。もちろん場内はアンコールを求める手拍子が鳴り響き「KANSAS!」って声も。
 すると程なくメンバーの皆さんがステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。DavidさんはRichさんのほうへ。Billyさんが「Thank you very much!」って。そしてMCを。Philさんがはやくもミドルテンポのリズムを刻んでます。

 そしてお客さん総立ちのままはじまったアンコール最初となる14曲目は「Fight fire with fire」。アップテンポのヘヴィでリズミカルなギターリフからはじまって、Steveさんがメロウで爽やかなヴォーカルを聴かせてくれて、ギターを持ったDavidさんがBillyさんのとこへいってコーラスも綺麗にキメて。サビではお客さんも手を上げて大合唱!間奏まずはオルガンソロ、続いてRichさんのエモーショナルなギターソロが。終盤のサビでは手拍子も。
 続いてSteveさんの「One, Two, Three」ってはじまったオーラス15曲目は「Carry on my wayward son」。最初からお客さん手を上げて大合唱!そしてミドルテンポでギターがヘヴィなリフ、エモーショナルなフレーズを。DavidさんはBillyさんのとこへ行って寄り添って。一旦止まったあと、ピアノリフをバックにSteveさんのヴォーカルがはいって。Richさんはアコギでリフを。そしてサビは大合唱!Billyさんも「Come on!」って促して。中盤ではヘヴィなギターリフとアグレッシブなオルガンソロが。DavidさんとBillyさんは背中合わせで盛り上げ、そして「Carry on!」「Don’t you cry!」ってお客さんに振って、Richさんのギターソロへ。DavidさんとBillyさんは向き合って。終盤ではSteveさんのパワフルなヴォーカルからだんだんとテンポダウンしてそしてダイナミックにドラマティックに盛り上がって弾きまくり叩きまくりで、最後はPhilさんが叩き終わったあとスティックを後方高く放り投げてFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you very much!」ってSteveさん。メンバーの皆さんは笑顔で手を振って、Richさん・Davidさん・Billyさんは前列のお客さんとハイタッチしてたかな?よく見えなかったけど。そして大拍手のなか手を振りながらステージ袖へ。すると客席は明るいままでステージが暗くなってライブ終了。時計を見ると21時ちょうど。90分の素敵なライブでした。
 久々の濃いアメリカンプログレハード、たっぷり楽しませていただきました。特に力強くも美しいヴァイオリンの音色に感動!パワフルでダイナミックでドラマティックな楽曲の数々、ほんと素敵でした。Steveさん、ちょっと衰えを感じたけど、でもいい声でしたね。特に「Dust in the wind」はいまの声のほうが枯れた味わいを感じられましたね。Richさんアコギとエレキと忙しそうでしたけどいい音してました。Philさんのドラムもパワフルでタイトでめっちゃかっこよかったっす。Billyさんのベースもヴォーカルもしっかりとバンドを支えていましたね。MCも担当されたり。そしてなによりもバンドのアンサンブルがほんと素敵でした。
 28日に今度は日比谷野音でプログレフェスライブがありますが、自分は資金難のためあきらめました。他の2バンドに興味ないし。<KANSAS>またいつかきっと来日してくれることを願っております

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