ひよりの音楽自己満足

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Magdalena

2008-01-08 21:38:44 | NOVELA系
 Teru’s Symphoniaのヴォーカリスト<徳久恵美さん>の在籍するバンド<マグダレーナ/Magdalena>。元々は<安楽死>というバンドが元になって1984年に結成されました。が、1987年に解散。そして1989年に再結成され、発表されたのがこのアルバムです。<Magdalena>のメンバーは徳久さんの他、ギター<藤井卓さん>、キーボード<カシマヨウゾウさん>、ベース<ニシグチチョクラさん>、そしてドラムス<イトウノブオさん>の5人で、ゲストにヴォーカル<永井博子さん><アカオカズエさん>、そしてMr,Siriusこと宮武さんが1曲フルートで参加しています。 1曲目は「Leanbaun-Shee」。パワーバラード的な曲ですね。アイルランドの妖精をテーマにした曲だそうで、これぞシンフォ・プログレという感じで、美しいメロディがドラマチックに展開していきます。徳久さんの綺麗なハイトーンのスキャットは鳥肌モノですね。素晴らしい! 2曲目は「Anna-Magdalena」。ゆったりしたピアノの綺麗なフレーズからはじまる綺麗なバラードソング。徳久さんの優しいソプラノヴォーカルにうっとりです。間奏の超早ギターソロは圧巻ですね。 3曲目は「Shadow」。かっこいいギターリフからはじまるスリリングな様式美ハードロック。ヴァースから徳久さんと永井さんのツインヴォーカルです。 4曲目は「Waltz」。序盤はマイナー調のスローテンポでかなり暗いです。ギターとヴォーカルの悲壮感がなんともいえません。中盤からテンポアップしてもりあがります。 5曲目は「Omen」。クラシカルで様々な展開をみせる組曲風の10分を超える大作です。序盤はアコースティックギターをバックに徳久さんが超ハイトーンを駆使して歌い上げます。進行とともにヒートアップしていき演奏もパワフルに、そして終盤には合唱もはいり爆発音とともに盛大なフィナーレを迎えます。 6曲目は「Lagrima」。壮大なオーケストラサウンドからはじまり、ヴァースはアコースティックギターをバックに徳久さんが朗々と艶っぽく歌い、サビでは再びオーケストラサウンドが加わり盛り上がります。哀愁フレーズのギターも味わい深く、優雅なフレーズのハッピーエンド的なバラードですね。 7曲目は「Left-Alone」。壮幻な弦楽奏をバックに徳久さんが優雅に歌う短いバラードです。
めっちゃクラシカルなシンフォニックプログレを存分に堪能できます。そしてなんといっても徳久さんの潜在能力を限界まで引き出したかのような繊細かつ強力なヴォーカルをめいっぱい楽しめますね。<Magdalena>は現在でも不定期ながらメンバーは異なるもののライブ活動を続けているようです。いつか生で徳久さんのヴォーカルを聴いてみたいものです。

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