先日のこと、いつものように中古CDも扱っている某CD店へ。そしていつものようにプログレのコーナーをチェックすると、このオレンジのジャケットが目についたものでふと手にとって。そしておもむろに値段をみたら、あらビックリ!5桁じゃん!安月給の自分には到底手が出ない金額。しかも全然知らないバンド名だし。で、家に帰ってから早速ネットでググってみたんですけど、全然わかんない。一度はあきらめたんですけど、某通販サイトを見たらなんとあったんです。しかも定価だし。そして説明をみるとなかなか興味深いもので即購入。
<TOO MUCH>は、京都出身のヘヴィ・ブルーズ・ロックバンドだそうで、1971年にこのアルバム「TOO MUCH」を発表しただけのようです。バンドの詳しいことは全くわかりません。このアルバムにクレジットされているメンバーは、ヴォーカル<Joko Lashuさん>、ギター<オガワ・ツトムさん>、ドラムス<小林秀弥さん>、そしてベースはのちに<外道>に参加される<青木正行さん>の4名です。このアルバムのクレジットにはありませんが、ブルーズギタリストの<堀内良二さん>、そして<伊福規さん>という方も<TOO MUCH>に参加されていたようですね。
アフロっぽいヘアーの方の顔半分のアップという強烈なインパクトのあるオレンジ色のジャケット。遠くを見つめているかのような目が印象深いっす。アルバム全7曲で最後には12分の大作が収録されています。さて、いったいどんなサウンドなのか・・・
1曲目は「Grease It Out」。いきなりヘヴィなリフからめっちゃダイナミックにはじまり、そしてZEPのWhole Lotta Loveにクリソツの雰囲気に。間奏ではエモーショナルなギターソロが。どことなくオリエンタルな香りもするメロですね。ヴォーカルはやはりガイジンさんなのかな。ハスキーでパワフルでめちゃかっくいいっす。
2曲目は「Love That Binds Me」。メロウなギターからはじまるスローテンポのブルーズ。ヴォーカルとギターが交互にブルージーなフレーズを。力強いヴォーカル、ナチュラルトーンのギター、いいですねぇ。間奏では綺麗な音色の力強いタッチのピアノソロ、そして泣きのギターソロが。ラストはドラマティックに盛り上がってFin。
3曲目は「Love Is You」。パワフルなリフからミドルテンポではじまります。ヴァースはリフ・ヴォーカル・ユニゾンで、サビはテンポアップしてかっこよく。そしてボレロリズムのパワフルなリフのあと、軽快なリズムでエモーショナルなギターソロが。ギター2本のメロディアスなハモりもすっごいかっくいいっす。
4曲目は「Reminiscence」。いきなりダイナミックなリフが。まるでCreamのWhite Roomのように。そしてスローテンポで哀愁ただようメロディがながれ、ブルージーなヴォーカルが。バックのオルガンがいい味だしてますね。間奏では情感たっぷりの泣きのギターソロが。ラストのギターソロではギター2本で。ひょっとしてもう一人ギタリストがいらしたのかな?クレジットではオガワさんだけだったけど。
5曲目は「I Shall Be Release」。ゆったりとしたほのぼのするようなバラードソング。肩の力を抜いた感じのヴォーカル、そしてバックのアコースティックギターとピアノの音色、いい感じですねぇ。間奏ではおだやかで心地よい音色のギターソロが。ラストにピアノソロがちょこっと。ステキな曲です。
6曲目は「Gonna Take You」。ヘヴィなギターリフからはじまって、ミドルテンポのパワフルなドラムとヴォーカルがはいって。シャッフルビートの力強いブルーズロックです。間奏ではエモーショナルなギターソロが。ダークさもあって初期Black Sabbathのような雰囲気を感じますね。
7曲目は「Song For My Lady (Now I Found)」。アコースティックギターの哀愁を感じる美しい音色からゆったりとはじまり、そしてフルートの素朴で哀しげな音色が響いて、そしてうつむき加減のヴォーカルがはいって。そしてサビでもりあがって、バラード調に展開していきます。間奏まずはストリングスとピアノのドラマティックなフレーズが、そしてメロディアスなギターソロも。2ヴァースのあと、静かになってアコースティックギターの美しいサウンドのリフレインが響き、そしてそこにストリングが加わって盛り上げていきます。さらにピアノとフルートも加わってよりドラマティックに劇的に展開していきます。フルートのアグレッシブなソロも。それが徐々にフェードアウトしていき、一旦消えるもふたたびフェードインしてきてパワフルなドラムとともによりダイナミックに。ドラム叩きまくりでフェードアウトしていってFin。12分強のプログレ大作です。
この時代のアルバムのなかではものすごいクォリティの高いアルバムですね。ピアノ・フルート・オーケストラも用いたハイレベルな作品です。ヴォーカルもパワフルでかっくいいし、力強いドラムもいい音してるし。アルバムが1枚しかないのはほんと残念です。
このアルバム、某CD店では超プレミアだったのに、何故某通販で定価がったのかというと・・・自分の買ったアルバムは2000年にドイツのレーベルから再発されたCDだったんです。日本の70年代のアルバムが他国で再発されるケースはたまにありますね。権利関係ってどうなってるのかな?でもでも自分のようなあまりお金をかけられない音楽ファンにとってはほんと助かります。
<TOO MUCH>は、京都出身のヘヴィ・ブルーズ・ロックバンドだそうで、1971年にこのアルバム「TOO MUCH」を発表しただけのようです。バンドの詳しいことは全くわかりません。このアルバムにクレジットされているメンバーは、ヴォーカル<Joko Lashuさん>、ギター<オガワ・ツトムさん>、ドラムス<小林秀弥さん>、そしてベースはのちに<外道>に参加される<青木正行さん>の4名です。このアルバムのクレジットにはありませんが、ブルーズギタリストの<堀内良二さん>、そして<伊福規さん>という方も<TOO MUCH>に参加されていたようですね。
アフロっぽいヘアーの方の顔半分のアップという強烈なインパクトのあるオレンジ色のジャケット。遠くを見つめているかのような目が印象深いっす。アルバム全7曲で最後には12分の大作が収録されています。さて、いったいどんなサウンドなのか・・・
1曲目は「Grease It Out」。いきなりヘヴィなリフからめっちゃダイナミックにはじまり、そしてZEPのWhole Lotta Loveにクリソツの雰囲気に。間奏ではエモーショナルなギターソロが。どことなくオリエンタルな香りもするメロですね。ヴォーカルはやはりガイジンさんなのかな。ハスキーでパワフルでめちゃかっくいいっす。
2曲目は「Love That Binds Me」。メロウなギターからはじまるスローテンポのブルーズ。ヴォーカルとギターが交互にブルージーなフレーズを。力強いヴォーカル、ナチュラルトーンのギター、いいですねぇ。間奏では綺麗な音色の力強いタッチのピアノソロ、そして泣きのギターソロが。ラストはドラマティックに盛り上がってFin。
3曲目は「Love Is You」。パワフルなリフからミドルテンポではじまります。ヴァースはリフ・ヴォーカル・ユニゾンで、サビはテンポアップしてかっこよく。そしてボレロリズムのパワフルなリフのあと、軽快なリズムでエモーショナルなギターソロが。ギター2本のメロディアスなハモりもすっごいかっくいいっす。
4曲目は「Reminiscence」。いきなりダイナミックなリフが。まるでCreamのWhite Roomのように。そしてスローテンポで哀愁ただようメロディがながれ、ブルージーなヴォーカルが。バックのオルガンがいい味だしてますね。間奏では情感たっぷりの泣きのギターソロが。ラストのギターソロではギター2本で。ひょっとしてもう一人ギタリストがいらしたのかな?クレジットではオガワさんだけだったけど。
5曲目は「I Shall Be Release」。ゆったりとしたほのぼのするようなバラードソング。肩の力を抜いた感じのヴォーカル、そしてバックのアコースティックギターとピアノの音色、いい感じですねぇ。間奏ではおだやかで心地よい音色のギターソロが。ラストにピアノソロがちょこっと。ステキな曲です。
6曲目は「Gonna Take You」。ヘヴィなギターリフからはじまって、ミドルテンポのパワフルなドラムとヴォーカルがはいって。シャッフルビートの力強いブルーズロックです。間奏ではエモーショナルなギターソロが。ダークさもあって初期Black Sabbathのような雰囲気を感じますね。
7曲目は「Song For My Lady (Now I Found)」。アコースティックギターの哀愁を感じる美しい音色からゆったりとはじまり、そしてフルートの素朴で哀しげな音色が響いて、そしてうつむき加減のヴォーカルがはいって。そしてサビでもりあがって、バラード調に展開していきます。間奏まずはストリングスとピアノのドラマティックなフレーズが、そしてメロディアスなギターソロも。2ヴァースのあと、静かになってアコースティックギターの美しいサウンドのリフレインが響き、そしてそこにストリングが加わって盛り上げていきます。さらにピアノとフルートも加わってよりドラマティックに劇的に展開していきます。フルートのアグレッシブなソロも。それが徐々にフェードアウトしていき、一旦消えるもふたたびフェードインしてきてパワフルなドラムとともによりダイナミックに。ドラム叩きまくりでフェードアウトしていってFin。12分強のプログレ大作です。
この時代のアルバムのなかではものすごいクォリティの高いアルバムですね。ピアノ・フルート・オーケストラも用いたハイレベルな作品です。ヴォーカルもパワフルでかっくいいし、力強いドラムもいい音してるし。アルバムが1枚しかないのはほんと残念です。
このアルバム、某CD店では超プレミアだったのに、何故某通販で定価がったのかというと・・・自分の買ったアルバムは2000年にドイツのレーベルから再発されたCDだったんです。日本の70年代のアルバムが他国で再発されるケースはたまにありますね。権利関係ってどうなってるのかな?でもでも自分のようなあまりお金をかけられない音楽ファンにとってはほんと助かります。
昔のロックを探していてたどり着きました。
懐かしい! TOO MUCH は生演奏を何度か見ました。百貨店の屋上で演奏してたりしたんですよね。
モップス、フライングバード、ファーラウトとか、日本のハードロック聡明期でした。そのアルバムは、確か持ってきた記憶があります。
コメントを書いてくださってありがとうございます。すっごい嬉しいっす!
おぉ!Oliviaさんは実際にライブをご覧になったことがあるんですか!なんて羨ましいことでしょう。当時はまだライブハウスなんてそうはなかったでしょうから、売れるまではどうしても百貨店の屋上とかでプロモーションライブをするしかなかったのでしょうね。
モップス、ファーラウトは知ってますがフライングバードは知りませんでした。今度調べてみます。
TOO MUCH は、確か西武百貨店の屋上で聴いた記憶が・・・。今にして思うと、ほとんどビアガーデンみたいな感じです。渋谷が新宿と並んで、結構ロックの盛んな街でした。
あと、渋谷公会堂だったか、体育館みたいなところでいくつもバンドが出たライヴに行きました。
チューリップが東京で行ったライヴも見ましたが、昔の山手教会の下にあった「ジャンジャン」でした。「黄色い魔法の靴」がリリースされたばかりで、結構荒削りなチューリップでした。ブルースバンドっぽかったです。
コメントを書いてくださってありかとうございます。めっちゃ嬉しいっす!
ジャンジャンって聞いたことあります。チューリップってニューミュージックのイメージしかなかったのですが、初期はブルーズっぽかったのですか。貴重なお話をありがとうございます。
コメントを書いてくださってありがとうございます。とっても嬉しいっす!
James Gangといえば、後にDEEP PURPLEに参加する天才ギタリスト故Tommy Bolin氏が在籍していたバンドですね。フライングバードがそういう曲を演奏していたとは。とても参考になります。教えてくださってありがとうございました。
10年ぐらい前に、HP上で、ボーカルの方、インタビューが公開されたことがありました。
今も元気でどこかで、歌っておられることを望むばかりです。
ギターの<オガワ・ツトムさん>は、フラワー
…加入前のジョー山中さんと活動してました。
ドラムス<小林秀弥さん>は、このバンドの後、80年代前半は ジョー山中さんと活動してまし、その後、山口富士夫と活動してました。
こちらこそご無沙汰いたしております。
コメントを書いてくださってありがとうございました。
TOO MUCHは情報があまりないもので、こうしていろいろ教えていただけると助かります。
日本のロックバンド「Too Much」に関する検索をしていて、
こちらのサイトにたどり着きました。
実は私、1971年11月に日比谷野音で行われたロックフェスで、
1曲だけなのですが、Too Muchのライブを録音しておりました。
当時15歳でしたが、この曲がとても好きで、その後何回も聞き返したものです。
そのころ手に入れたToo Muchのアルバムには収録されていない曲で、
いったい何というタイトルの曲なのか、45年経った今でも謎のままです。
つい最近「断捨離」を兼ねて押入れを整理していて、何年ぶりかで
この録音テープを発見し、YouTubeにアップさせていただきました。
もしよろしかったら聴いていただけますか?
そしてこの曲に関する情報などご存知でしたら、教えていただけると幸いです。
なお、ステージまん前にかじりついて録音した音源なので、音は割れ気味、
PAから出ているジュニーさんのボーカルも小さめです。(残念)
ご了承ください。
TOO MUCH 日比谷野音 '71年11/3
https://youtu.be/ShFVRiAuCl4
同じ日に出演した、陳信輝グループ
https://youtu.be/A5g-S_cBB6s
コメントを書いてくださってありがとうございます。そして超貴重な音源のことを教えてくださってありがとうございます。
残念ながら私もアルバム以外のことは全くわかりません。ですのでTOO MUCHさんのHPからお問い合わせされてみてはいかがでしょうか。
http://toomuch-music.com
それにしてもリアルタイムでTOO MUCHのライブを体験されたとは、めっちゃうらやましいっす。