ひよりの音楽自己満足

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ジュリエット

2009-05-06 09:03:07 | 70's J-Rock
 昨年(2008年)暮れに森園さんと岡井さんが参加されているバンド<Public Saxophone>のライブを観にいったとき、スペシャルゲストとして<ジュリエット>というバンドのヴォーカリストの<大和田順一さん>という方が2曲ほどジミヘンさんの曲をかっこよく歌われたんですよね。
 で、そのジュリエットというバンドは横須賀を中心に活動されてたそうで、しかも70年代に発表されたアルバムには森園さんも参加されていたとか。地元横須賀の自分はジュリエットというバンドのこと全然知りませんでした。お恥ずかしいかぎりです。で、さっそく調べてみて某オクでアルバムも手にいれてみました。
 <ジュリエット>は、1960年代後半に横須賀で結成されたそうです。メンバーは<柴山和彦さん(ギター)>、<秋元良一さん(ベース)>、<相良宗男さん(ドラムス)>(ヴォーカルは兼任)。結成当時はまだ高校生でR&Bやジミヘンさんの曲を演奏されていたそうです。そして大和田さんが参加され、Free等の曲も演奏し、71年に柴山さんの兄である<柴山好正さん(ギター)>が参加され、オールマン・ブラザーズ等の曲を主体として演奏活動を行い、ベース(米軍横須賀基地)等でも好評だったそうです。が、その後ヴォーカルの大和田さんが、そして好正さんが脱退してしまいます。
 そして残ったオリジナルメンバーで<GARO>のバックを務めたりしたそうですが、1976年にバンド唯一のアルバム「YOKOSUKA BAY」が発表されます。美しい夕日(?)のジャケット、めっちゃかっくいいっす。このアルバムにはゲストで森園さん、好正さん、そしてキーボードの<ジョン山崎さん>が参加されています。
 アルバム1曲目は「パラダイス」。ミドルテンポのパワフルなドラムからはじまって、爽やかで軽やかなギターソロが。そしてのどかな感じのヴォーカルが入って。サビは♪最高の気分さ!ってパワフルに。間奏ではエモーショナルなギターソロが。
 2曲目は「五柳先生」。けだるい感じのスライドギターからはじまる、スローテンポのブルージーな曲。サビはめっちゃパワフル!間奏では心地よいスライドギターソロが。
 3曲目は「酒場の女」。ゆったりとした艶っぽい音色からはじまるムードたっぷりの曲。思わず身体がくねってしまいます。70年代中期の独特のサウンドですね。
 4曲目は「ハイジ」。ミドルテンポのリズムのドラムからはじまり、とっても爽やかでメロディアスなギターフレーズが。素敵なインストナッバーです。レゲエっぽい雰囲気ですね。中盤のハードなギターソロも、チョッパーベースもソロもかっくいいっす。
 5曲目は「街に向けて」。ミドルテンポで、のどかでほんわかした雰囲気ではじまるあの頃のサウンドですね。でもサビはパワフルです。トロピカルなギターサウンドも心地いいですね。
 6曲目は「あの娘に会いたい」。ミドルテンポでダイナミックなイントロからはじまりますが、ヴァースはブルージーでゆったりと。間奏もゆったりとのどかでメロディアスで。
 7曲目は「三崎埠頭」。パワフルなブルーズですね。スライドギターと力強いリズム隊のリフからはじまります。ヴォーカルも力強くてかっくいいし、間奏のギターソロの競演も凄いっす。めっちゃ聴き応えあります。
 8曲目は「ヨコスカ」。アコースティックギターのフォーク調の弾き語りからゆったりしっとりはじまります。そしてめっちゃパワフルなドラムがはいってパワーバラード風に。間奏ではエモーショナルでメロディアスなギターソロがたっぷりと。とってもドラマティックな曲です。ラストはカモメの鳴き声と波の音がながれてフェードアウト。
 曲・サウンドはまさに70年代中期のあのころの音ですが、まずはドラム!タイトでメリハリがあっていい音してますね。そしてベースもパワフルでテクニカルで要所を押さえていて。そしてギターサウンドがこれまたかっくいいっすね。緩急織り交ぜてハードにメロウに、しかも綺麗なサウンドで。
 現在、和彦さんは沢田研二さんのバンドのギタリストですが、大和田さんと好正さんが復帰した<ジュリエット>でも不定期ながら活動を続けているようです。

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