ひよりの音楽自己満足

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シンデレラ・サーチ 2

2008-02-19 06:59:14 | ジャパン・プログレ
その後、広告でメンバーを募集してバンドメンバーを揃え、また自己のレーベル<Fuefuki Records>立ち上げの準備もはじめ、バンド活動を再開したそうです。98年よりセカンドアルバムのレコーディングをはじめますが、またメンバーが脱退してしまって二転三転するも、2001年にようやく2ndアルバム「Stories of LUMINOUS GARDEN」を発表。 1曲目は「Led noa departure」。2曲目は「Two drifters」。仲村さんが書き下ろしたSF小説のテーマソングだそうです。序盤はまさにSF映画の冒頭の宇宙空間のBGMみたいな感じ。そして心地よいビートと共に爽やかなシンセが響きキャッチーなポップロックに。コーラスを多用したヴォーカルが宇宙の広大さを表わしているみたいな。中盤ではドラムとキーボードのバトルも。エレキヴァイオリンのソロもかっちょいいし、後半のコーラスはQueenを彷彿させますね。 間髪入れずにスタートする3曲目は「Knights of Desert」。イントロはテクニカルフュージョンみたいな感じかな。透明感のあるおしゃれな曲ですね。艶っぽいヴァイオリンの音色にうっとり。 4曲目は「Life’s like a roulette game」。ダイナミックのスネアの連打からはじまるアップテンポの爽やかで軽快なビートのロック。ヴォーカルの掛け合い、かっこいいっすね。後半はなんかちょっとジャニーズ系っぽい曲調かな? 5曲目は「Snowfall」。アコースティックギターからスタートするゆったりとしたコーラスの綺麗なバラードソング。 6曲目は組曲の「When the wind blows on lavender hill」。序盤はアコースティックギターをバックにソフトに歌うカントリーっぽい素朴な感じの曲調ですね。中盤からテンポアップして軽快なビートにのった爽やかな曲調に。広大な草原が目に浮かぶようです。 7曲目は「Mon ami pierrot」。マイナー調のアカペラからはじまるちょっぴりミステリアスなアップテンポの曲。スパニッシュ風のアコースティックギターのソロもいいですねぇ。 8曲目は「Snowfall(reprise)」。弦楽奏の荘厳で重厚なサウンドの曲です。思わず背筋を伸ばしてしまいました。 9曲目は「Silent fairy dance」。盛大にはじまるリズミカルで軽快なビートの爽やかなポップロック。中盤にはテンポダウンし、美しいアコースティックギターやヴァイオリンをバックにヴォーカルを聴かせる場面も。ドラマティックな構成ですね。 ラスト10曲目は「88」。あえて生ドラムは使わずに電子音の打ち込みのリズムにしたという、スローテンポの幻想的な雰囲気の優しく美しいバラードソングです。 アルバム全体を通してアップテンポで明るく爽やかな曲が多く、これはぜひドライブしながらでも聴きたくなりますね。
アルバム発売後、東京と大阪でレコ発ライブを行ったそうです。翌2002年には1stアルバムの「Cinderella Search」をリミックスし、未発表曲を加えた形で再発売。と、ここでなんとヴァイオリンの美ノ辺さんとギタリストが脱退してしまいます。バンドはあらたなヴァイオリニストは迎えずに、原点に帰り、新たなサウンドスタイルを模索します。メンバーはヴォーカル仲村さん、ベース加藤さんの他、ドラムス<石森茂さん>、キーボード<穐山義英さん>、ギター<井上竜夫さん>、そしてヴォーカル兼衣装デザイナーの<MITSUMOTO英知さん>の6人編成です。2003年冬に80分にも及ぶ組曲「NEXT WORLD」を作り上げ、プレライブも開催。2004年からはこの組曲のレコーディングにはいっているそうです。ニューアルバムが待ち遠しいです。

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5 コメント

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THYNK∞をご存じでしょうか? (NOA)
2010-10-01 00:35:36
こんばんは。NOAです。
以下の件は、ひょっとしてご存知なのかもしれませんが仲村さん関連で是非書きたかったので、重複を覚悟で記載させていただきます。

シンデレラサーチは縁がなかったのか、現役時代に見ることは叶いませんでした。
ところが、今年になって仲村アキヒサさんのBANDである「THYNK∞」のライブを見ることができました。
ひよりさんの文面にある2003年の組曲の後身なのかどうかは分かりませんが、意欲的なアルバム「針葉樹の森の物語」をすでに発表しており、その楽曲の全て、といづれ発表となる予定である同作のパート2に用意されている曲が演奏されました。

その内容(特にコンセプト)はヒューマニズムあふれるもの。また楽曲はGENESIS、FLOYD、YES等の良い部分を消化したうえで、いい意味で親しみやすい(POPな)メインの主題がアルバム中に繰り返し現れるというものです。(コンセプトはTHYNK∞のHPにしっかりと書かれてます。)
もしご興味を持たれるようであれば、ご一聴をお勧めします。市場には余り出ていないようなのでFUEFUKIレコードで入手可能かと思います。

そうそうKbdにはMARGE LITCHの竹内まんぞを氏が参加しています。bの戸来氏は90年代に活躍したSYNPHO系HARD ROCK BAND?である「PaeN」に参加されていたようです。

長くなりました。ではまた。
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THYNK∞Fでした。 (NOA)
2010-10-01 00:52:29
NOAです。
すみません。BAND名は「THYNK∞F」が正しく、前回のコメントでは「F」が抜けておりました。訂正いたします。

メンバーのお名前がBAND名になっています。「F」は藤田さん(Gt)なので失礼になるところ(いや投稿した時点で失礼か、、)でした。BAND名順にメンバーの頭文字を並べると、、、
T:竹内 昌弘:Kbd.ch.(まんぞを)
H:戸来 雄一:B.ch.
Y:山下 浩:Dr.
N:仲村アキヒサ:Vo.Kbd.
K:加藤 修:Gt.ch.
F:藤田正俊:Gt.Vo.
となります。
またミツモト英知 氏(ch.)がゲストで参加されてます。あともうお1人 女性コーラスの方が参加されています。
また長くなりました。ではまた。

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ありがとうございます (ひより)
2010-10-01 22:38:14
 わぁ!NOAさん、いらっしゃいませ!
コメントを書いてくださってありがとうございます。すっごい嬉しいっす。
 シンデレラ・サーチに関して、その後の調査は全くしていませんで、<THYNK∞F>のことは全く知りませんでした。教えてくださってありがとうございます。素晴らしいバンドを聴き逃がしてしまうところでした。ちょっと落ち着いたらチェックしてみようと思います。丁寧に細かく説明してくださって、めっちゃ嬉しいっす。<THYNK∞F>自分の好みに合いそうな感じですね。
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コメントありがとうございます。 (NOA)
2010-10-03 12:17:28
NOAです。
THYNK∞Fに興味を持っていただいてありがとうございます。CD収録の各楽曲はよく練るられていて、CDの構成も考え抜かれて作られていると感じます。
またメインのテーマのMELODYは一度聴いたら忘れられず、繰り返し頭の中で何度も口ずさめるような親しみやすさがあります。
でも一番、心を打たれたのはアルバムのテーマか。歌詞と併せ読むと、グッとくるものあり。
ではまた。
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ありがとうございます (ひより)
2010-10-03 16:33:04
 NOAさん、いらっしゃいませ!
今回も詳しく説明してくださってありがとうございます。
とっても参考になります。口ずさめるようなメロディがあるっていいですねぇ。
プログレって複雑な曲が多くて、自分のような凡人には全然覚えられないのが多いもので
そういうのがちょっとでもあると嬉しいっす。
なるべく早めに手にいれるよう努力しますね。
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