ひよりの音楽自己満足

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四人囃子&クリエイション

2008-04-21 22:11:03 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2008/4/19 東京ドームシティ・meets port JCBホール

<JAPANESE ROCK LEGEND 1>
 70年代に日本のロックを支えた大物バンドが今年数多く復活する気配です。今回は<四人囃子>と<クリエイション>。
 自分は、<四人囃子>ってバンド名は知ってたんですけど、それまで曲を聴いたことがなかったんですよね。2年前に偶然会社近くのCD店でアルバム「ゴールデン・ピクニックス」を見つけ、ジャケ買いして聴いてみたら、あまりの良さにぶっ飛んでそれからハマってしまいました。CDを買い揃え、そして森園さんと岡井さんが参加されてる<Public Saxophone>というバンドのライブを観に行ったり。で、いつかまた<四人囃子>が復活してくれたら嬉しいなぁ~なんて期待していたのよね。
 そして<クリエイション>も数年前まで全く知りませんでした。但し“ある曲”は小学生の頃から知ってたんですけど、それが<クリエイション>の曲とは知らなかったのよね。で、数年前にネットで友人に<クリエイション>の良さ、<竹田和夫さん>のかっこよさ・ギタープレイの凄さを教えてもらって聴くようになり、そこであのザ・ファンクスのテーマ「スピニング・トゥ・ホールド」が<クリエイション>の曲って知ったわけで。で、いつか竹田さんのギターも生で聴いてみたいなって。
そんなときに昨年暮れに<四人囃子>のHPを見たら、<四人囃子>と<クリエイション>の復活ジョイントライブのお知らせがあったもんで超ビックリ!すぐにチケットの申し込みをして当日を楽しみにしてました。

 さて、当日。会場は東京ドームシティ内にあるJCBホール。開演が18時なので16時ちょっと前に家を出発して17時40分ころ水道橋駅に到着し、そのまま会場へ。受付を済ませてグッズ売り場へ。CDや74年ワンステップ・フェスのDVD等も売ってましたね。そして<四人囃子>のグッズを発見。写真のTシャツと手ぬぐい(?)です。手ぬぐいってのもなんか“粋”ですねぇ。他には特製ペンダントの見本や来月発売されるBOXSETの見本も飾られてました。
 そして場内へ。アリーナ席なのでエスカレーター3回乗り換えてフロアーへ。席は前から4列目で、ステージ右側。かろうじてPAの前はかわしていたので結構いい席かも。最初のバンドは<四人囃子>のようです。正面にはでっかい木製オルガン&キーボードがデンと構えてます。ステージ左からギター・ドラム・ベース・キーボードです。ドラムはちょっと引っ込んで配置されてますね。そうそう、今回のメンバーはギター<森園勝敏さん>、ドラムス<岡井大二さん>、ベース<佐久間正英さん>、キーボード<坂下秀実さん>の4人です。客席を見渡すと、9割くらい埋まってるように見えましたね。年齢層はめっちゃ高いっす。40-60台が中心なのでは。そしてやはり男性のほうが多かったですね。

<四人囃子>
 18時5分ころ、客席の照明が暗くなって、ステージがSEとともに幻想的な雰囲気に包まれて。バックスクリーンには<四人囃子>のロゴマークが映し出されて。そしてメンバー登場!大拍手大歓声で迎えられます。SEに続いてギターリフから始まった1曲目は「なすのちゃわんやき」です。パワフルなドラム、そして佐久間さんのエレキ・リコーダーも。キーボードもいい音ですねぇ。ギターソロもかっくいいっす。バランス的にギターがやや大きめかな。ギターソロのときにはギターがでっかくスクリーンに映しだされてました。森園さん・岡井さん・坂下さんは黒のTシャツ姿で、佐久間さんはGジャンを羽織って。かっくいいっす。森園さんはライトブルーのストラトとブルーのストラトを、佐久間さんは赤のプレシジョンみたいのと、もう1本はJAZZベーかな?

 曲が終わると大拍手!「ドモ」って森園さんひとこと。続いて2曲目は「空と雲と」。静かにはじまってだんだん盛り上がっていきます。スクリーンにはもちろん青い空と白い雲が。そうそう、サビのコーラスなんですけど、佐久間さんのバックコーラスがほとんど聴こえなかったですねぇ。ちょっと残念。キーボードソロのあの70年代の懐かしい音色、たまりません。そしてギターソロへ。森園さん、昨年みたときよりもシェイプされているような? 
 続いて3曲目は「おまつり」。シンバルからはじまってメロウなギターフレーズが、そしてキーボードとユニゾンに。森園さん、高い声もキツそうですけど結構出てますね。迫力あります。オルガンソロのあとヘヴィな展開に。ギターソロかっくいいっす! そうそう、今回スクリーンに演奏中の映像が映し出されている通り、ステージ下にはTVカメラマンさんがあっちいったりこっちいったり。他にもカメラマンさんが2人ステージ下から撮影しまくってましたけど、ちょっとウザかったかも。もしもお客さんが立ってたらさほど感じなかったのかもしれませんが、ずっと着席状態だったので動き回るカメラマンさんが常に視界にはいるもんで、ちょっと気になるのよね。ま、のちのちDVD発売とかしてくれるならいいんですけどね。

 曲が終わると森園さんのMCです。「本日はお足元の悪いなかようこそ・・・」って。で、「何か質問は?」って。をいをい・・・場内爆笑です。「じゃあここでメンバー紹介を・・・ドラムはとばして・・・」って。また爆笑!「キーボード、坂下秀実!」「オン・ベース、佐久間正英!」「ベースだけでなく他の楽器も。マルチプレーヤーぶりをあとで見てもらいます」って。で、「いちおう紹介しておきます、岡井くん!」って。岡井さん笑いながら歓声に応えて立ち上がって手を振って。そのあと佐久間さんが森園さんを紹介したかな?忘れちゃった。

 「次の曲は坂下くんの作った新曲です。」って、曲名は分からないです。最初のギターリフがWild Thingに似てたような?ミドルテンポでメロディアスな曲でしたね。たしかサビが♪夜空にきらめく星、かがやく星・・・って歌ってたような。いい曲ですねぇ。 続いて5曲目は岡井さんがタム&スネアをパワフルに叩きまくって、森園さんがテクニカルなギターリフを弾いて、始まったのは「空とぶ円盤に弟が乗ったよ」です。スクリーンには輪っかがいっぱい。アップテンポのとっても楽しい曲です。ギターとキーボードのユニゾンもかっこよかったなぁ。
 続いて6曲目は一転してゆったりおだやかに。名曲「レディ・ヴァイオレッタ」です。メロディアスな美しいギターのトーンに酔いしれてしまいます。キーボードソロもとっても綺麗でしたねぇ。曲が終わると森園さんが「キーボード、坂下秀実!」って。大拍手です。

 続いて再びパワフルなドラムからスタート。7曲目は「カーニバルがやってくるぞ」です。アップテンポの華やかでとっても楽しい曲。じっと座って聴いているのがもどかしいです。まあこれだけ年齢層が高いとだれも立ち上がらないだろうなぁ。楽しいフレーズがいっぱいとびだしてきてワクワクしちゃいます。キーボードソロも、ヘヴィなギターソロもかっくいいっす。曲が終わると森園さんが「オン・ドラムス、岡井大二!」って。もちろん大拍手!岡井さん、笑ってます。
 続いて8曲目は大曲「泳ぐなネッシー」です。静かなピアノのような音色のキーボードソロからはじまり、続いて佐久間さんがエレキ・リコーダーで尺八のような音色で和風のフレーズを。そして岡井さんがマレットでタムをパワフルに叩いて、森園さんがメロディアスなギターを聴かせてくれます。スクリーンには水泡のような映像が映し出されて。幻想的なキーボードソロから一転してヘヴィでアグレッシブなギターソロが。続いて短いながらドラムソロ・ギターソロ・ベースソロと披露してくれ、オールユニゾンでの演奏もあって凄かったっす。途中には幼稚園のお遊戯に使えそうなかわいらしいフレーズもとびだしたり。最後はテープの逆回転みたいな効果音でFin。

 「次は佐久間くんの作った新曲で<佐久間ナンバーワン>。まだ曲名ないんで仮タイトルです。」って。ここで佐久間さんはベースを置いてレスポールモデルのギターを抱えて。この曲だけツインギターでベースレスですね。ベースはサンプリングかな。ミドルテンポのヘヴィな曲です。ヴォーカルは森園さん。間奏では森園さんと佐久間さんの掛けあいのギターバトルがあったんですけど、残念ながら佐久間さんのギターの音がほとんど聴こえなかったのよね。
 続いて本編最後の曲はギターのフィードバックみたいな音からはじまる「一触即発」です。スクリーンには爆発の映像が。序盤ほんと凄い迫力のハードロック!そしてそれが落ち着くとゆったりとした歌メロに。サビでは森園さん熱唱です。しっかり声出ていて迫力ありました。そして再びハードなソロバトルが。オルガンソロからギターソロ、凄かったっす!これもほんと座って聴いているのがほんともどかしい。凄い演奏でした。

 曲が終わると「どうもありがとうございました!」ってメンバーの皆さん観客にお辞儀して大拍手大歓声のなか手を振りながらステージ袖へ・・・アンコールがあるのかどうか疑心暗鬼ながら手拍子を。でも楽器を片付ける様子がなかったからアンコール応えてくれるみたいですね。そのうちにメンバー再び登場!大拍手大歓声で迎えられます。森園さんは投げKissを。そして「そんなに気をつかわなくても・・・」って。場内爆笑です。
 アンコール曲は「Cymbaline」。ブルーズっぽいスローテンポの曲。森園さんはブルーのストラトを。するとスタッフの人があわててそのストラトのアームを持ってきて取り付けてました。メロディアスなキーボードソロ、そしてヴァイオリントーンを駆使したギターソロも。佐久間さんは足元のエフェクターでうねる電子音を出して、ラストは幻想的な雰囲気でFin。
 「どうもありがとうございました!」って、観客にお辞儀をして、大拍手大歓声のなかメンバーは手を振りながらステージ袖へ消えていって・・・ 時計をみると19時44分。1時間40分、素晴らしい演奏を聴かせてくれた素晴らしいライブでした。<四人囃子>ほんと凄かった!生ライブを体験できて感激しました! ちなみに次のライブが決まっていて、今度は7月10日に新宿のライブハウスで対バンで行われるようです。今度はスタンディングなのでぜひ行きたいのですが・・・平日で新宿だと難しいかなぁ・・・


<クリエイション>
 20分の休憩中にステージはセットチェンジ。ステージ向かって左には大きなキーボードの要塞が。そしてギター、ちょっと引っ込んでドラムス、そしてベースです。ドラムスはサウスポーのセッティングですね。<クリエイション>って元はツインギターだったようですが、今回ギターは竹田さんのみ。メンバーはギター&ヴォーカル<竹田和夫さん>、ドラムス<樋口晶之さん>、ベース<ヒロ小川さん>、そしてキーボード<ミック三国さん>、という4人編成です。で・・・レポなんですが、自分は<クリエイション>全然聴きこんでないもので曲名がわからないんです。のちのち曲名が判明したら書き直します。すみません。

 20時04分ころ客席の照明が暗くなって、ステージが青く幻想的に。まずはキーボードの三国さんのみ登場して幻想的なソロを響かせて。そしていよいよメンバー登場です。竹田さんはグレーのジャケットを羽織ってサンバーストのレスポールモデルを抱えて。ダンディでめっちゃかっくいいっす!ちなみにギターはのちに御自身のブログで<ポール・リード・スミスを使った>って語っておられました。
 1曲目はキーボードが早いパッセージでリフを弾きはじめて、樋口さんがカウントしてスタート。ミドルテンポの曲です。竹田さんのギターもさることながら、ヴォーカルもパワフルでめっちゃかっくいいっす。ドラムもすっごい迫力!アクセントが効いてヌケの良い音。凄かった!
 続いて2曲目は哀愁を感じるギターリフからはじまるメロディアスな曲。そうそう、ギターソロのとき、竹田さんは右足をひねりながら弾いてましたね。

 曲が終わると竹田さんのMCです。拍手に応えて「Thank you!こんばんは!」「30余年の時空を超えて皆さんに会えることを嬉しく思います。」って。そして3曲目はメロウなギターリフのミドルテンポのパワフルな曲。中盤からテンポダウンしてギターソロ・キーボードソロ、そしてユニゾンで。
 曲が終わると竹田さんが「イントロ、ボクのせいです。」って。なんかミスったのかな?全然わからなかったけど。4曲目はミドルテンポのパワフルなブルーズっぽい曲でした。続いて5曲目はギターリフからはじまるアップテンポのちょっぴりファンキーな曲。でもさわやかでほのぼのした感じも。ギターとベースの掛け合いもありましたね。竹田さんは額の汗を拭きながらの熱演です。

 続いて6曲目はスローテンポのバラードソング。甘いトーンのギターに酔いしれてしまいます。サビは♪Try me, Tonight~って歌ってたかな?曲が終わると拍手に応えて「どうもありがとう。どういたしました。」って。 7曲目はメランコリックなギターから始まるスローな曲。弾き語りみたいなブルーズかな。ギターソロはなんかクラシックギターのソロみたいな感じでしたね。 8曲目はアップテンポのファンキーな曲。サビで♪Wake up morning~って歌ってたかな。間奏のギターソロもキーボードソロも良かったっす。 「どうもありがとう。Thank you!」って飲み物を。ちょとこぼしてました。

 9曲目はスローテンポのバラードソング。ほのぼのとした雰囲気ですね。ギターソロはとってもメロディアス。拍手に応えて「ありがとうございます。Thank you!」って。ここで後ろのほうから「ヒグチさぁ~ん!」ってでっかい声が。すると「は~い!」って樋口さんが笑顔で応えて。ここで竹田さんのMCですが、「時がたちまして・・・次の曲いきましょう。」って。場内から笑いが。で、10曲目はサビで♪Newyork city~って歌ってたかな。ミドルテンポのパワフルな曲。この辺からかな?竹田さんが歌うときに右耳を押さえるようなしぐさを。そして間奏のあとのセカンドヴァースではヒロカワさんに耳打ちしたあと、ベースのところのマイクで歌って。モニターかなにか調子悪いのかな?曲が終わると「ベース、ヒロ小川!」って。大拍手です。

 そして11曲目はヒット曲「ロンリー・ハート」です。やっぱいい曲ですねぇ。しかし竹田さんは右耳を押さえながらやりにくそうに歌って。曲が終わると竹田さんが「ちょと“ゲルマン民族大移動”します。」って、マイクスタンドの位置をずらすようです。でもなにかひっかかっているようで「Somebody help me!」ってスタッフを呼んで。マイクスタンド位置を2mくらいベース寄りに。あとで御自身のブログで「あの位置だと低音が客席からまわりこんで、自分のアンプからでるギターの音以外は何も聞こえなかった。」って語っておられました。ちょっと変わった形式の新ホールだけに音響的に難しい部分もあるのかな?「ここまで“いい感じ”できてるので、みんなにも“いい感じ”で聴いてもらいたいから」って。そうそう、この間も「ヒグチさぁ~ん!」って声が何度も。

 12曲目は泣きのギターの曲。サビは♪Mama you don’t cry, Tell me women~って歌ってたかなぁ?よくわかんないけど、いい曲でしたねぇ。 この曲が終わるとスタッフの方が竹田さんとヒロカワさん用にイスを2台セッティングして。13曲目はギターとベースが座って演奏するJAZZ風のインスト曲です。樋口さんはブラシで。メロディアスなギター、そして早弾きベースも。
 続いて14曲目は「ストーミー・マンディ」。ブギー調のような曲だったかな。キメのフレーズでは竹田さんが右手を上げて。めっちゃかっくいいっす! 曲が終わると後ろのほうから「カズオちゃん!」っておっきい声が。すると「はいよっ!」って竹田さんが応えて。爆笑です。次の15曲目は「スペース・タイム」っておっしゃってたかな?違うかな?メロディアスでほのぼのとした感じのバラードっぽい曲。♪Dream of you~って歌ってたかなぁ。いい曲ですねぇ。曲が終わるとスタッフの方がイスを片付けて。

 「どうもありがとう。次はイントロ当てクイズで・・・」って。16曲目はドラムからはじまるミドルテンポのパワフルな曲。♪Tokyo~って歌ってたかな。ブルージーなギターソロで、ベースはワウかけてたかな。 そして本編最後17曲目はパワフルなドラムとヘヴィなギターリフからはじまる「Tabaco Road」です。間奏ではギターとベースのユニゾンも。そしてここからソロタイム。まずは三国さんのキーボードソロ。そしてベースのチョッパーソロ、最後はド迫力のドラムソロ。凄いっす!
 曲が終わると竹田さんがメンバー紹介を。大拍手です。そして「どうもありがとう。おやすみなさい。」って。お辞儀をして大歓声のなか手をふりながらステージ袖へ・・・

 もちろんお客さんはアンコールを求める手拍子を。まだ“あの曲”をやってないもんね。ほどなくメンバーがステージに。大拍手大歓声で迎えられます。竹田さんはステージ向かって左端でかっちょいいギターソロを。そしてはじまった最後の曲はもちろんおまちかねのあの曲「スピニング・トゥ・ホールド」です。この曲を生で聴けるなんて・・・ほんと感激!聴きなれてはいるけどやっぱり本物は凄いっす!
 曲が終わると観客に向かってお辞儀を。大拍手大歓声のなかメンバーはステージ袖に消えていきます。 時計を見ると21時40分。1時間35分の素晴らしいライブでした。
 今度竹田さんの勇姿を見られるのは来月。なんと<クリエイション>の前身の<ブルース・クリエイション>の最初で最後の復活ライブ!こちらも楽しみです。

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