満月に聴く音楽

宮本隆の音楽活動(エレクトリックベース、時弦プロダクションなど)及び、新譜批評のサイト

マコさんのMIXは独特!NEW Release『HIDEN』 Magical Power Mako L5BAND

2021-12-26 | 新規投稿

前回zero-gaugeでのライブを音源化。マコさんのMIXは独特!

zero-gaugeでの初のマルチ録音を試みた前回のライブ。アンプ、PAでの楽器はともかくマイク立ててのドラムの録音はどうかなと、出来上がりには半信半疑でした。お店の卓も録音使用になっておらず、普段もバンド形式のセットでは録音をトライした事はありません。従ってマコさんからレコーディングの要望を受けた時も、zero-gauge平野さんと打ち合わせしながらも、結論的にはレコーダー持ち込みがベストであり、お店のレコーダーの不調と相俟って上手くはいかないだろうと思っていた。当日、苦肉の策というか私のローランドのハンディレコーダー(最も小さくシンプルなやつ)を卓につなげて録るという事になった。予想通り録音レベルが上がり過ぎて微調整効かず、録音レベル1か2に合わせ何とか終了。

しかし結果、出来上がったもの聴き、歪みを避ける為に抑えられたギター、ベースの音量不足はあったものの、懸念されたピークオーバーで台無しという感じにはならず、安心。私は自分でMIXを試み、ドラムの突出感もミックスで何とか各楽器の音量バランスも調性できた。小さかったギターとベースをEQで拡大し、ライブ感を再現できたと思う。これは作品化をしたいとさえ思った程で自分でも驚き、今回の録音やって良かったなと思った。

そこへ届いたのがマコさんのMIX.

何と、これが私の仕上げた音源と全く異なるMIXで驚いた。彼は録音された音源のある意味、忠実な再現を試み、ドラムのもはやいびつとさえ思える前面へのせり出し感をそのまま表現したのだ。結果、どこにも無いようなバンドサウンドに仕上がった。このあたりはセンスとしか言いようがなく、実際、これまでもマコさんのMIXに感心した事がままあった。それは言葉では伝えにくいが例えばドラムの音の処理がディレイをかけていると錯覚を覚えるほどデジタルな反復の仕上げになっていたり、常に独自の感覚を表現していた。

マコさんのレーベルであるAndromeda Recordsからいつも通りCDRでの限定発売ですが、今、私はこれまでのマコさんMIXを集め、CD化したい欲求に駆られています。

NEW Release『HIDEN』 Magical Power Mako L5BAND

2021.11.23 in zero-gauge -Recording REMIX Magical Power Mako L5BAND Magical Power Mako [guitar,vocal]

MIYAMOTO Takashi [bass]

MATSUMOTO Ryu [drums]

With

MakikoYY[synthesizer]


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