晴耕雨読 in 神鍋高原

~ものづくり・工場改善の本の紹介を中心に~

「ドラッガーの時間管理術」 吉松隆 / 経営の本棚

2022年02月20日 | 経営の本棚


ご近所の家の庭から道にはみ出している木の実。

******************************************
 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」 
   第451回(2022年2月21日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
 「ドラッガーの時間管理術」 吉松隆 / 経営の本棚
******************************************

先日、表題の本を読んでいて、時間どろぼう対策に関連して、CIAの前身の組織が作成した、相手組織に送り込まれたスパイがその組織を崩壊させるためのマニュアルが書いてあり、大変面白いなと見ていました。127p。そしてその翌日の新聞でも「秘密文書が教えるダメ会議」というタイトルで同じ内容のことが載っていました。もの凄い偶然ですので、ぜひ皆さんにも知ってもらいたいと思い、その「サボタージュ・マニュアル」の一部を記載します。

書いてある内容とは逆のことをしたら、またはこれらのことをしなければ、生産性が必ず上がるということになります。思い当たる点があれば直ぐに改善しましょう。

・何事をするにも「決められた手順」を踏んでいなければならないと主張せよ。迅速な決断をするための簡略した手続きを認めるな。
・重要な仕事をするときには会議を開け。
・可能なところでは「さらなる調査と検討」のためにすべての事柄を委員会委ねろ。委員会はできるだけ大人数とせよ(けっして5人以下にしてはならない)。
・もっともらしい方法で、ペーパーワークを増大せよ。ファイルを複製することから着手せよ。
・以前の会議で決議されたことを再び持ち出し、その妥当性をめぐる議論を再開せよ。
・あらゆる決断に対する妥当性について懸念を示せ。計画された行動はそのグループの権限内にあるのか、それが上層部の方針と矛盾していないか懸念を投げかけろ。
・指示、小切手などの発行に必要な手続きと認可を増やせ。一人でも十分なことに、3人が認可をしなければならないように取計らえ。
『サボタージュ・マニュアル』

井上 直久


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「あと一歩だけ前に進もう」... | トップ | 京都府井手町 / 田中鉄筋... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

経営の本棚」カテゴリの最新記事